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●大川原化工機事件、《相嶋静夫さんは9月に不調を訴え10月に進行性癌と診断されたにもかかわらず、8回も保釈請求が却下されて2月に亡くなった》

2024年11月24日 00時00分52秒 | Weblog

[↑ 大川原化工機の訴訟 検察・警察の捜査「違法」東京地裁 都と国に賠償命令 (朝日新聞、2023年12月28日(木))]


 (2024年11月07日[木])
公安警察による完全な大川原化工機でっち上げ事件、その国賠訴訟の一つで酷い判決。
 福島みずほさん《相嶋静夫さんは9月に不調を訴え10月に進行性癌と診断されたにもかかわらず、8回も保釈請求が却下されて2月に亡くなった。この却下判断は妥当であるか。誰が考えても不相当だ。…保釈請求却下にかかわった裁判官は23人ともいう。なぜ進行性癌と診断されて8回の保釈却下なのか》。どう考えても、東京拘置所医師にも大きな責任があるはずでしょ?
 米田優人記者による、アサヒコムの記事【勾留中にがん判明し死亡、二審も拘置所の責任認めず 大川原化工機】(https://www.asahi.com/articles/ASSC614F1SC6UTIL02FM.html?ref=tw_asahi)。《起訴を取り消された「大川原化工機」(横浜市)への捜査で逮捕・起訴された同社顧問の相嶋静夫さん(当時72)が死亡したのは東京拘置所の医師が対処を怠ったからだとして、遺族らが国に賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(木納敏和裁判長)は6日、訴えを退けた一審・東京地裁判決を支持し、遺族側の控訴を棄却した》。
 加藤益丈記者による、東京新聞の記事【勾留中のがんで死亡、大川原化工機の元顧問遺族「拘置所で健康が犠牲、裁判所も認めた」 国賠訴訟、控訴は棄却】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/365165)によると、《判決後、相嶋さんの長男(51)は報道各社の取材に応じ「判決は残念。拘置所に入ると健康が犠牲になると、裁判所も認めたこういう国に生きているんだと理解した」と憤った》。

   『●《警察と検察が事件を捏造して、無辜の人たちを犯罪者に仕立て上げる。
     …大川原化工機の例は、この国がすでに“新しい戦前化”している…》
   『●大川原化工機捏造事件国賠…《女性検事は淡々と、「起訴当時の判断を
     間違っているとは思っていない。謝罪する気持ちなどない」と答えた》
   『●大川原化工機でっち上げ事件の国賠…《13年前の「正義の検事」が“冤罪”
       事件で謝罪拒む》、実は郵便不正事件当時も《問題検事》だった模様
   『●大川原化工機でっち上げ事件国賠訴訟…当然の勝訴判決ではあるが、《勾留
      後に亡くなった1人》の命は戻らないし、あまりに《大きな不利益》…
   『●大川原化工機捏造事件国賠、謝罪や責任を問うこともなく《国と東京都
     が控訴》…大川原正明社長「あきれた」「やっぱりか」「まだやるのか」
   『●大川原化工機でっち上げ事件:青木理さん《見込み捜査と強い政治性を特徴
     とする警備公安警察のゆがみが如実にあらわれた例として、大きな批判…》
   『●大川原化工機捏造事件国賠、国と都が控訴…《今回の事件は、日本の警
     察、検察、裁判所がいかなるものかを浮き彫りにしている》(長周新聞)
   『●冤罪で死刑執行、飯塚事件…『正義の行方』木寺一孝監督《が描いたのは、
     死刑執行後だからこそ、より鮮明に浮かび上がる「人が人を裁く重み」》
    《◆デスクメモ …恣意的な捜査がえん罪を引き起こした最近の
     大川原化工機事件を頭に浮かべつつ、そう強く思う》。

   『●東京地裁・男沢聡子裁判長殿、一体どういうことですか? 大川原化工機冤
     罪事件「起訴取り消しによる名誉回復すら見届けられず亡くなった」のに…
   『●ニッポンの《刑事司法はおそろしいほどに後進的…代用監獄…人質司法》
      …《法曹三者が「冤罪を学び、冤罪から学ぶ」こと》が重要だが…
    《◆無罪主張するほど保釈されない「人質司法」問題
   『●人質司法…《保釈請求…東京地裁も却下。否認を貫く相嶋さんに妻が「うそを
     ついて自白して、拘置所から出よう」と頼んだが、首を縦に振らなかった》
   『●大川原化工機でっち上げ事件《勾留後に亡くなった1人》…《無罪主張
       するほど保釈されない「人質司法」》の問題点が最悪の形で顕在化
    (福島みずほさん)《相嶋静夫さんは9月に不調を訴え10月に
     進行性癌と診断されたにもかかわらず、8回も保釈請求が却下
     されて2月に亡くなった。この却下判断は妥当であるか。
     誰が考えても不相当だ。…保釈請求却下にかかわった
     裁判官は23人ともいう。なぜ進行性癌と診断されて
     8回の保釈却下なのか。》

   『●《恣意的な捜査がえん罪を引き起こした》大川原化工機でっち上げ事件…
     《取調官は「知ったこっちゃないですよ。組織の方針に従うだけですよ」》
   『●大川原化工機でっち上げ事件の国家賠償訴訟・東京高裁控訴審…《原告側
      は事件そのものを「捏造」》《社長らは「真相を明らかにする」》と
   『●大川原化工機でっち上げ事件…《完全なる虚偽報告…都側は「捜査員が
     同僚に雑談として見せるだけのつもりで書いた」と反論》(東京新聞)
   『●大川原化工機でっち上げ事件…《「うそをつかれたり、脅されたり。悪意に
     満ちてましたよ」…島田順司さん…警視庁公安部の取り調べに対する憤り…》
   『●袴田冤罪事件、何の反省もない検察の《控訴断念》を受け、漸くの謝罪記事
      …マスコミの罪も非常に重い…検察が控訴したら、どうしたのだろうか?
    「最近でも、公安警察は大川原化工機でっち上げ事件を起こした
     ではないか、検察はその片棒を担いだではないか ―――
     (元木昌彦さん)《女性検事は淡々と、「起訴当時の判断を
     間違っているとは思っていない謝罪する気持ちなどない
     と答えた》 ――――。この「女性検事」は塚部貴子検事で、
     村木厚子さん冤罪・証拠捏造事件(郵便不正事件)の際には、
     《この主任検事の証拠改ざんを「告発」した》真っ当な検事だった
     のです…でも、いまや、大川原化工機でっち上げ事件では
     コノ有様。現畝本直美検事総長を彷彿とさせる」

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https://www.asahi.com/articles/ASSC614F1SC6UTIL02FM.html?ref=tw_asahi

勾留中にがん判明し死亡、二審も拘置所の責任認めず 大川原化工機
米田優人 2024年11月6日 13時45分(2024年11月6日 17時16分更新)

     (東京高裁での判決後に取材に応じる相嶋静夫さんの
      長男(右)と代理人弁護士=2024年11月6日午後、
      東京・霞が関、米田優人撮影)

 起訴を取り消された「大川原化工機」(横浜市)への捜査で逮捕・起訴された同社顧問の相嶋静夫さん(当時72)が死亡したのは東京拘置所の医師が対処を怠ったからだとして、遺族らが国に賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(木納敏和裁判長)は6日、訴えを退けた一審・東京地裁判決を支持し、遺族側の控訴を棄却した。

 相嶋さんは2020年、軍事転用可能な機器を無許可で輸出したとして外国為替及び外国貿易法違反容疑で逮捕された。勾留中に胃がんと判明し、21年に亡くなった

 高裁判決は一審と同様、血液検査で貧血の数値が出た際に経過観察とした拘置所の対応について、他の検査で異常がなかったため「不適切とはいえない」などと判断。ただ、がんが判明した後の転院について、拘置所が相嶋さんに具体的な説明をしなかったのは丁寧さを欠いたと指摘した。

 判決後、相嶋さんの長男は「率直に残念だ」としつつ、「一審に比べて私たちの心情に配慮してくれたのかなと思う。拘置所には同じような犠牲者が出ないように改善をしてほしい」と話した。(米田優人
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/365165

勾留中のがんで死亡、大川原化工機の元顧問遺族「拘置所で健康が犠牲、裁判所も認めた」 国賠訴訟、控訴は棄却
2024年11月6日 17時13分

 外為法違反罪に問われた社長らの起訴が取り消された「大川原化工機」(横浜市)元顧問の相嶋静夫さん=当時(72)=が、拘置所の対応が不適切だったためにがんで死亡したとして、遺族が国に1000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は6日、請求を認めなかった一審東京地裁判決を支持し、遺族側の控訴を棄却した。

     (東京高裁が入る裁判所合同庁舎(資料写真))


◆裁判長「医学的に不適切とは言えない」

 相嶋さんは2020年3月、大川原正明社長らとともに警視庁に逮捕された。東京拘置所に勾留中の10月に胃がんと判明。拘留停止を経て11月に横浜市内の病院に入院したが、21年2月に亡くなった。

 木納敏和裁判長は判決理由で、相嶋さんが胃痛を訴えた後、拘置所の医師がすぐに内視鏡検査などをしなかったことについて「医学的に不適切とは言えない」と指摘。外部の病院に入院させなかったことも「緊急性は認められない」とし、いずれも医師に義務違反をはなかったと判断した。

 ただ、相嶋さんが外部の病院で専門医による胃がんの治療を受けられると理解していなかったことがうかがれる」と指摘。「今後このような事態を防ぐ対応を検討することが望まれる」と国に注文を付けた。

 判決後、相嶋さんの長男(51)は報道各社の取材に応じ「判決は残念。拘置所に入ると健康が犠牲になると、裁判所も認めたこういう国に生きているんだと理解した」と憤った。(加藤益丈


 大川原化工機を巡る事件 警視庁公安部が2020年3月、軍事転用可能な機器を無許可で輸出したとする外為法違反容疑で大川原正明社長ら3人を逮捕し、東京地検が起訴したが、21年7月に取り消した1年近く身柄拘束された社長らが国と東京都に賠償を求めて提訴。東京地裁での証人尋問で、公安部捜査員が事件を捏造(ねつぞう)」と証言した。地裁判決は捜査の違法性を認め、1億6000万円の賠償を命じたが、双方が控訴。高裁での審理で、別の捜査員が事件について決定権を持つ人の欲だと思う問題があったと述べた。12月25日に結審予定。


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