[※ 野党共闘 市民連合と政策合意 (週刊金曜日、2021年9月17日1345号)↑]
こんなことが許されていいのか! ―――――《官邸の忠犬…政権の爪牙…山口敬之氏の逮捕を潰した最重要キーマン》中村格氏が警察庁長官に…。
―――――― 前川喜平さん《中村の警察庁長官就任は、安倍・菅政権の腐敗を象徴する人事だ》。
―――――― 金子勝さん《権力に近ければ、罪を犯しても逮捕されない…公安警察・検察が安倍政権を支配していることに事の本質がある》。
―――――― 青木理さんは《…本来は一定の距離を保つべき政権と警察・検察が近づき過ぎるのは非常に危うい。民主主義国家として極めて不健全な状態と言わざるを得ません》。
(2021年09月23日[木])
野村昌二記者による、AERAの記事【性暴力被害の控訴審で伊藤詩織さん「被害者が司法で守られることを願う」 元TBS記者「あなたのウソと思い込み」】(https://dot.asahi.com/aera/2021092100040.html)。
日刊スポーツの記事【伊藤詩織さん「二次加害の扇動を行い続けた」裁判過程の苦しさ訴え】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202109210000910.html)。
《裁判からの4年間、伊藤さんは裁判を通し訴えたかったことがあったという。まず、自分の身に起きた出来事に対して司法の適切な判決が下されること。そして、自分と同じような性被害と、性被害バッシングという二次被害が決して許されるものではないというメッセージが広がることで、新たな被害者が泣き寝入りしてなくていい社会になることだ》。
《意見陳述で、伊藤さんが「訴えたかったのは、私が経験した性被害、被害者バッシングという二次被害が決して許されないというメッセージが広がることで、被害者が泣き寝入りしなくてよい社会になること」と主張した…。伊藤さんは意見陳述で「事件が起きてから6年、裁判を始めてから約4年。過程は、とても苦しいもの。控訴人側が正当な反論を超えた中傷、二次加害の扇動を行い続けた」と訴えた。…伊藤さんは控訴審後、取材に応じ「誰しも一番目に入れたくない人物を目の前にしたいと思わないと思う。今日、それが私の身に起きました」と涙した。そして「デートドラッグに関しても、私は確証は持てないと、はっきり述べているにもかかわらず、法廷の中で私が決定的だと主張しているとおっしゃった」と山口氏の主張に反論。その上で「このことについて何が出来るか一緒に考えて欲しい。司法がどういった結果を出すのか、皆様に目を向けていただきたい」と訴えた》。
『●山口敬之氏事件…《逮捕寸前までいった事件が、このように
“ブラックボックス”のなかに押し込められてしまった》』
『●伊藤詩織さんによる民事裁判「私たちが勝利しました」、
山口敬之氏の高額「反訴」は棄却…なぜ刑事事件で裁けなかった?』
『●法的措置…《山口氏を“被害者”に仕立て上げて…伊藤さんを
毀損…性被害サバイバーや社会に「沈黙」を強いる恫喝的攻撃》』
「『官邸ポリス』と監視社会・警察国家…暗澹とする。」
《被害者が司法で守られ》ないような社会でいいのか? 《被害者が泣き寝入りして》しまうような社会でいいのか? 中村格警察庁長官殿! 《正当な反論を超えた中傷、二次加害の扇動を行い続け》るような社会でいいのですか?
『●《官邸の忠犬…政権の爪牙…山口敬之氏の逮捕を潰した
最重要キーマン》中村格氏が警察庁ナンバー2に! 次期警察庁長官?』
『●アベ様が《新政権も警察権力も私物化する暗黒時代が始まる》、《官邸の
忠犬…政権の爪牙…山口敬之氏の逮捕を潰した最重要キーマン》が…』
『●山添拓議員の《送検》、八代英輝弁護士の《野党共闘に対する意図的な
攻撃》とそれに群がるお維議員たち、中村格氏の警察庁長官へ昇格…』
『●「そんなバイアスがかかった話じゃない」…《バイアス》? 《山口
敬之氏の逮捕を潰した最重要キーマン》警察庁長官に言われてもねぇ?』
《官邸の忠犬…政権の爪牙…山口敬之氏の逮捕を潰した最重要キーマン》中村格氏が、いまや警察の頂点、警察庁長官です。(前川喜平さん)《中村の警察庁長官就任は、安倍・菅政権の腐敗を象徴する人事だ》。山添拓さんには国会の場で、山口敬之氏の準強姦事件を握り潰した件について、中村警察庁長官の答弁を求めてほしいもの。だって、《当時、警視庁刑事部長だった中村氏が逮捕を取りやめるよう指示したことについて、「週刊新潮」の取材に対し、「私が決裁した」と本人が認めていた》訳ですから。それに、伊藤さんの問いかけに、なぜに走って逃げるのですか?? 《伊藤さんの著書『Black Box』(文藝春秋)には、伊藤さんが直接、中村氏への取材を二度試みたくだりが出てくるのだが、それによれば、中村氏は一切の説明をせずに逃げたのだという》。
アベ様が《新政権も警察権力も私物化する暗黒時代が始まる》、《官邸の忠犬…政権の爪牙…山口敬之氏の逮捕を潰した最重要キーマン》が警察庁長官に就任するような《社会》でいいのでしょうか?
日刊スポーツの記事【伊藤詩織さん「被害者泣き寝入りしない社会に」山口氏「ありもしない被害」】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202109210000360.html)によると、《民事訴訟の控訴審(中山孝雄裁判長)の口頭弁論が21日、東京高裁で開かれた。この日は、伊藤さんと山口氏が出廷し、意見陳述を行った。この日で結審し、判決は22年1月25日に言い渡される。伊藤さんは意見陳述で「私が経験したような性被害及び被害者バッシングという2次被害が、決して許されないものだというメッセージが広がることで、新たに被害者が泣き寝入りしなくてよい社会になることです」と涙ながらに語った。その上で「事件直後、被害届を出そうとした私に対し、捜査員が『君の人生が水の泡になってしまうからやめなさい』と言いました。どんな事件でも『被害者側に沈黙させる方が、被害者のために良いのだ』とされてしまう社会の仕組みの元では、これからも誰かを長期間、苦しめてしまうでしょう。被害者が司法できちんと守られること、そしてこれ以上『心の被害者』という勝手なステレオタイプによって、誰かをおとしめるような出来事が起きないことを願っています」と訴えた》。
中村格警察庁長官殿、《捜査員が『君の人生が水の泡になってしまうからやめなさい』…どんな事件でも『被害者側に沈黙させる方が、被害者のために良いのだ』とされてしまう社会》でいいのですか?
東京新聞の記事【「裁判の内外で反論を超えた中傷をされた」伊藤詩織さんが山口敬之氏に損害賠償求めた訴訟の控訴審 判決は来年1月】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/132213)によると、《訴訟の控訴審は21日、伊藤さんと山口氏本人がそれぞれ法廷で意見陳述を行い、審理を終えた。判決は2022年1月25日に言い渡される。(望月衣塑子) …意見陳述で伊藤さんは「警察に届けた段階で、刑事司法の裁きを望んだが、逮捕は直前で取り消されかなわなかった。刑事司法の不透明な対応に左右され性被害が、なかったことにされるのに危機感を抱き、顔と名前を出して発信を決断した」と心境を明かした。その上で「裁判はとても苦しかった。被害と向き合い続けたこと、ネットの2次加害だけでなく、裁判の内外で山口氏側が反論を超えた中傷、2次加害の扇動を続け、身の回りを詮索・邪推され事実でないことを発信され続けた」と批判した。最後に「被害届を出そうとした私に捜査員が『人生が水の泡になるからやめなさい』と言った。どんな事件でも『被害者側に沈黙させる方が、被害者のために良いのだ』とされる社会の元では、今後も誰かを長期間苦しめる。被害者が司法で守られ、勝手なステレオタイプで誰かをおとしめるような事がおきないことを願う」と、時折涙で声を詰まらせながら訴えた》。
中村格警察庁長官殿、《刑事司法の不透明な対応に左右され性被害が、なかったことにされる》ような社会でいいのですか?
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【https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202109210000360.html】
伊藤詩織さん「被害者泣き寝入りしない社会に」山口氏「ありもしない被害」
[2021年9月21日14時51分]
(控訴審終了後、取材に応じ、涙ながらに思いを語る
伊藤詩織さん(撮影・村上幸将))
ジャーナリストの伊藤詩織さん(32)が、15年4月に元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(55)から性的暴行を受けたとして、1100万円の損害賠償を求めて起こした民事訴訟の控訴審(中山孝雄裁判長)の口頭弁論が21日、東京高裁で開かれた。
この日は、伊藤さんと山口氏が出廷し、意見陳述を行った。この日で結審し、判決は22年1月25日に言い渡される。
伊藤さんは意見陳述で「私が経験したような性被害及び被害者バッシングという2次被害が、決して許されないものだというメッセージが広がることで、新たに被害者が泣き寝入りしなくてよい社会になることです」と涙ながらに語った。その上で「事件直後、被害届を出そうとした私に対し、捜査員が『君の人生が水の泡になってしまうからやめなさい』と言いました。どんな事件でも『被害者側に沈黙させる方が、被害者のために良いのだ』とされてしまう社会の仕組みの元では、これからも誰かを長期間、苦しめてしまうでしょう。被害者が司法できちんと守られること、そしてこれ以上『心の被害者』という勝手なステレオタイプによって、誰かをおとしめるような出来事が起きないことを願っています」と訴えた。
一方、山口氏は、証言台に立つと「伊藤詩織さん」と大きな声で呼びかけて意見陳述を始めた。その上で「自ら酔って、悪酔いし、記憶を飛ばすことは、人間としてはあることだが、強い薬、デートレイプドラッグを盛られたと世界中に喧伝(けんでん)し、世界中から私は卑劣な人間と思われている」と主張。「ありもしないレイプ被害、あなたのウソで、私が社会的に殺された」とも主張した。
伊藤さんは米国の大学に在籍した13年12月に、アルバイト先のバーで山口氏と知り合った。正社員としての就職先を求めるメールを送信したことをきっかけに、帰国した15年4月3日に山口氏と会食した際、意識を失い、ホテルで暴行を受けたと主張。準強姦(ごうかん)容疑で警視庁に被害届を提出した。同6月には山口氏の逮捕状が発行されたが、逮捕直前に取り消されたという。一方、山口氏は合意に基づく性行為だと反論し、東京地検は16年7月、嫌疑不十分で不起訴とした。伊藤さんは、翌17年5月に不起訴不当を訴えたが、東京第6検察審査会も同9月、不起訴を覆すだけの理由がないとして不起訴相当と議決した。
それを受けて、伊藤さんは同年9月に山口氏を相手に民事裁判を起こした。19年12月18日の判決で、東京地裁は「虚偽の申告をする動機がない」と主張を認め、著書の出版も、自らの体験を公表し社会で議論されることで性犯罪被害者を取り巻く法的、社会的状況の改善につながる公益目的だと評価した。一方、山口氏の行為について地裁は「酩酊(めいてい)状態で意識がなくなった伊藤さんに意思に反して性交渉を行った」と認定。著書で名誉を傷つけられたと1億3000万円の損害賠償を求めた反訴も棄却し、伊藤さんが勝訴した。山口氏は20年1月6日に、判決を不服として東京高裁に控訴した。
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【https://dot.asahi.com/aera/2021092100040.html】
性暴力被害の控訴審で伊藤詩織さん「被害者が司法で守られることを願う」 元TBS記者「あなたのウソと思い込み」
2021/09/21 18:44
野村昌二
(控訴審終了後、取材に応じる伊藤詩織さん。時折、目に涙を
浮かべ言葉を詰まらせた(撮影/編集部・野村昌二))
「事件が起きてから6年が過ぎました」
21日、午前11時過ぎ。東京高裁101号法廷。ジャーナリストの伊藤詩織さん(32)は、意見陳述を始めた。
2015年4月、伊藤さんは就職相談のため元TBS記者の山口敬之氏(55)と都内で食事をした。その際、意識を失い望まない性行為を強要されたとした。17年9月、「望まない性行為で精神的苦痛を受けた」として、1100万円の慰謝料など損害賠償を求め民事訴訟に踏み切った。それと前後して、レイプ被害を実名で告発した。
裁判からの4年間、伊藤さんは裁判を通し訴えたかったことがあったという。まず、自分の身に起きた出来事に対して司法の適切な判決が下されること。そして、自分と同じような性被害と、性被害バッシングという二次被害が決して許されるものではないというメッセージが広がることで、新たな被害者が泣き寝入りしてなくていい社会になることだ。
売名、被害者ビジネス、ハニートラップ……。実名でレイプ被害を告発する伊藤さんは、様々な誹謗中傷が浴びさせられ、「セカンドレイプ」の被害にもあった。それによるフラッシュバックやうつ状態などのPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされ、何度も死を考えた。今も自分でネットを閲覧するのが難しい状態だという。
伊藤さんは声を震わせ言った。
「被害者が司法できちんと守られること、そしてこれ以上『心の被害者』という勝手なステレオタイプによって、誰かをおとしめるような出来事が起きないことを願っています」
裁判には山口氏も出廷した。
グレーのスーツにネクタイを締め、眼鏡をかけ黒のマスク。山口氏は証言台に立つと、ありもしないレイプ被害を作り出され、取り返しのつかない苦しみを味わっていると訴え、
「あなたのウソと思い込みで、私は社会的に殺されました」「私がレイプドラックをもったという証拠を出してください」
などと主張した。
控訴審終了後、取材に応じた伊藤さんは、山口氏の主張に、「ショックが大きすぎるので、どう感じていいのかわからない」
と話し、涙ながらにこう言った。
「この場に立ってお話をするのができるかわからなかった。数分間深呼吸してこの場に立っています」
伊藤さんの代理人弁護士によれば、今日の控訴審では新たな証拠は特になく、争点は一審と同様、性行為の同意があったかどうかなどの事実関係になるという。
最後に伊藤さんはこう言った。
「裁判でどのような結果が出るのか、今後の司法のあり方をどう見るのかというところに、みなさんには目を向けていただきたいと思っています」
19年12月18日の一審判決は、山口氏について「伊藤氏が電車で帰る意思を示したのに近くの駅に寄らず、タクシー運転手に指示してホテルに向かった」と指摘。「性行為に合意はなく、伊藤氏が意識を回復して拒絶した後も体を押さえつけて続けた」と不法行為を認めた。山口氏は判決を不服として控訴していた。
控訴審判決は、来年1月25日に言い渡される。(編集部・野村昌二)
※AERAオンライン限定記事
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【動画】伊藤詩織さんの訴え再び認める 「性行為の合意なかった」 山口敬之氏に330万円支払い命じる 東京高裁 伊藤さんにも55万円支払い命令
2022年1月25日 15時24分
ジャーナリスト伊藤詩織さん(32)が、元TBS記者山口敬之氏(55)から性暴力を受けたとして、1100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(中山孝雄裁判長)は25日、性暴力があったと認め、山口氏に慰謝料など約330万円の支払いを命じた。一方、伊藤さんが著書などで山口氏の名誉を毀損きそんしたとして、伊藤さんに55万円の支払いを命じた。(望月衣塑子)
【関連記事】伊藤詩織さん、二審勝訴で会見「不同意性交が法で裁かれる世がくるのを信じている」
一審の東京地裁は2019年12月、「酩酊めいてい状態の伊藤さんに対し、合意がないまま性行為に及んだ」と認定し、山口氏に330万円の支払いを命令。山口氏が判決を不服として控訴していた。
控訴審判決で中山裁判長は、伊藤さんが受けた性暴力について「事件後から一貫して、山口氏から性被害を受けたと具体的に供述し、虚偽申告する動機は認められない」と指摘。2人は性行為を行う親密な関係ではなく、伊藤さんが意識を失っている間に性行為があったと判断した。
ただ、伊藤さんが著書で「山口氏にデートレイプドラッグを盛られた」などとした表現に真実性は認められないとして、この表現を名誉毀損だとした山口氏の主張を認めた。
21年9月の控訴審の口頭弁論で、伊藤さんは「警察に届けた段階で、刑事司法の裁きを望んだが、逮捕は直前で取り消され、かなわなかった。刑事司法の不透明な対応に左右され、性被害がなかったことにされるのに危機感を抱き、顔と名前を出して発信を決断した」と心境を明かした。
その上で「どんな事件でも『被害者側に沈黙させる方が、被害者のためによい』とされる社会なら、今後も誰かが長期間苦しむ。被害者が司法で守られ、おとしめられるような事がないことを願う」と、涙ながらに訴えていた。
一方、山口氏も意見陳述し「伊藤さんは、すし屋に行って翌朝まで記憶がないと言う。自ら飲みすぎて悪酔いし、記憶をなくした酔っぱらいなのに、『デートレイプドラッグを盛られた』とされ、(山口氏が)怪しげな薬を盛る卑劣な人間にされた。人生1度もそんなことをしたことはない。薬を盛ったなら証拠を示してほしい」と主張。さらに「ありもしない事実を振りまき、私はあなたのうそに社会的に殺された。高裁では、真実に目を向けて頂きたい」と訴えていた。
伊藤さんは、準強姦ごうかん(当時)容疑の被害届を警視庁に提出したが、16年7月に東京地検が山口氏を不起訴処分としている。
【関連記事】「真実にふたはできない」声を上げた伊藤詩織さんの覚悟