松下竜一著、『松下竜一 その仕事20 記憶の闇』読了。河出書房新社、2000年6月刊。「松下竜一 その仕事」全30巻の内、第二期「本物のノンフィクション」14巻の中の一冊。単行本で読み、本著作集刊行時に読んだので、今回で3回目。いままで、その凄さが理解できていなかった。松下センセはすごい!!
ある特定の日の「「・・・全部を順序良く思い出さなきゃだめなんだよ。・・・刻々に変わる情景を連続的に説明できて、初めてアリバイと言えるんだよ」・・・、いったいそんなことが可能だろうか。・・・それは・・・絶望を意味する・・・」(p.68)。「もうその言葉を幾十度も浴びせられた・・・、アリバイを証明せよ。アリバイを証明せよ。アリバイを・・・」(p.104)。
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