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Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●JANJAN休刊

2010年03月18日 05時18分29秒 | Weblog

少し古い情報になってしまいましたが、asahi.comに出ていた残念な記事。上手く行かないものです。

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【http://www.asahi.com/digital/internet/
                    TKY201003010346.html】
インターネット新聞「JANJAN」、3月末で休刊へ      2010年3月1日

 市民記者によるインターネット新聞「JANJAN」は1日、3月末で休刊すると発表した。広告収入がここ2年余りで3分の1に落ち込み、経営の見通しが立たなくなったという。
 韓国のインターネット新聞「オーマイニュース」に着想を得て、2003年2月に創刊。「生活や仕事の現場から、既存マスコミが取り上げないニュースを送る」とうたい、日本でのネットメディアのさきがけとなった。
 これまでに登録した市民記者は約8千人。閲覧数は08年度に月1千万件だったが、09年度上半期には月2千万件に伸びていたという。
 しかし閲覧そのものは無料なため、経営改善に直結しなかった。ブログやツイッターなど誰にでも簡単に使える個人発信型の技術が広まり、市民メディアとしての存在意義が薄れたことも休刊の理由だという。
 竹内謙社長は「ネットの世界は無料という考えがあり、有料化の検討はしなかった。ひと休みして新たな構想を練り直したい」と話した。
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●泥沼

2010年03月17日 18時31分46秒 | Weblog

 asahi.comで泥沼の経緯が記事に。元男性係長に非常に同情する。運が悪かった、としか言いようがない。

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【http://www.asahi.com/politics/
     update/0316/SEB201003160001.html】

阿久根市の財産差し押さえ決定、給与未払いで 地裁支部
                       2010年3月16日8時0分

 鹿児島県阿久根市竹原信一市長から懲戒免職にされた元男性係長(45)が未払い給与の支払いを求めた訴訟で、元係長の弁護団の申し立てを受けた鹿児島地裁川内支部が、市の債権差し押さえを認める決定を出したことが15日わかった。自治体の財産差し押さえを裁判所が認めるのは異例。決定内容は文書で市に送る手順で、1週間たっても支払いがない場合、市の貯金口座から取り立てることができる。
 決定は12日付。市の貯金がある鹿児島いずみ農協組合にはすでに文書で通知した。
 鹿児島地裁は3日、竹原市長が市庁舎内に張らせた職員給与に関する紙をはがして懲戒免職処分になった元係長に未払い給与を支払うよう、市に命じた。だが市はいまだ支払いに応じていない。元係長の弁護団が、判決で認められた遅延損害金などを含めた未払い給与約222万円の債権差し押さえ命令を出すよう同支部に申し立てていた。
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●悪夢再び?

2010年03月16日 22時12分52秒 | Weblog

asahi.comで嫌な記事を見てしまいました。お願いだから止めてくれ。辞めてくれ。悪い冗談でしょうが。

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【http://www.asahi.com/politics/
    update/0312/TKY201003120497.html】

石原知事4期目に含み?報道陣に「場合によってはやる」
                     2010年3月14日8時33分

 「私がいつ辞めるか、まだ分かりませんぞ」。石原慎太郎・東京都知事は12日の都議会予算特別委員会で、民主党の山口拓都議の質問に対し、こう答えた。現在3期目の知事は、来年春の知事選には立候補しない意向を表明しているが、報道陣にも委員会後、4期目について「場合によってはやるよ、また」と語った。
 山口都議は新銀行東京について、知事が来春引退することを前提に質問した。これを受け、知事は答弁で「まだ分からない」と発言。報道陣に「気持ちの変化があったか」と聞かれると、「世の中はケセラセラ(なるようになる)だね」と答えた。ただ、ある都幹部は「心境に変化があったとは思わない。都議の質問の仕方が悪かったのでは」と話した。
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●伝説の記者・雪丸花子、弁護士・九頭元人

2010年03月15日 23時02分04秒 | Weblog

『チャンネルはそのまま![HHTV北海道★テレビ]』Vol.2、2月に読了。佐々木倫子著。小学館。2010年2月刊。

 「この記者と関わると、ロクなことはない・・・!?」 今回の犠牲者(?)は誰?


弁護士のくず⑩』、3月に読了。井浦秀夫
。小学館。2010年2月刊。

 
『弁護士のくず』裁判、一審完全勝訴。帯に、「裁判経緯」。
 「case80-82 虚像不審①-③」では、冤罪・DNA鑑定。「case83-85 人の裁き①-③」では、ホームレス・裁判員制度。 「case86-88 世の声①-③」では、芸能界や学内の薬物汚染。
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●『冤罪File(2009年12月号)』読了(1/2)

2010年03月14日 10時17分12秒 | Weblog

冤罪File(2009年12月号、No.8)』、2月に読了。

 徳島ラジオ商殺人事件(p.24、今井恭平さん)。免田事件財田川事件松山事件島田事件、4大死刑冤罪事件(p.35)。

 「憲法違反裁判官たち」として、高橋祥子氏(p.39)は御殿場事件で一審担当、陶山博生氏(p.43)は飯塚事件で一審担当。久間三千年さんの「死刑執行命令を下したのは、麻生内閣の森英介法務大臣(当時)である。大臣任命後1か月後に、死刑判決からたった2年足らずの死刑囚に執行命令を下すのは極めて異例である。・・・再申請求の準備・・・なぜ久間氏の死刑が先に執行されたのか、全く理解に苦しむ」。

 野間林太郎氏「北海道庁爆破事件 「思想を裁いた」判決 死刑確定15年を経て、新証拠に揺らぐ警察鑑定」(pp.44-55)。東アジア反日武装戦線大道寺将司さん。

 柳原三佳さん「「鈴村事件」 ずさんな警察捜査、でたらめな検察の対応・・・ このまま真実は闇に葬られてしまうのか」(pp.56-63)。

 「〝えせ測定器〟に狙われたら助からない!?」。寺澤有さんも、結局、有罪に。「オービスのストロボを浴びたが最後、もう助からない」(p.69)。

 今井恭平さん、「本当に「誤認」逮捕だったのか? 国賠訴訟が初めて暴く、富山強姦冤罪事件の真相」(pp.89-99)。富山(氷見)強姦冤罪事件。柳原浩さんの冤罪逮捕、服役後に真犯人が現れる。鎌田慧さん足利事件菅家利和さん、志布志事件の中山信一さん。
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●『冤罪File(2009年12月号)』読了(2/2)

2010年03月14日 10時15分39秒 | Weblog

冤罪File(2009年12月号、No.8)』
 里見繁氏「現役テレビプロデューサーの「取材現場発!」 ―足利事件飯塚事件― 「DNA鑑定の呪縛」」(pp。104-111)。地獄から何とか復活できた足利事件と、さっさと死刑を執行されてしまった飯塚事件。「「疑わしきは被告人の利益に」という言葉は捨て去られ、ここでも「難しい科学鑑定は検察の利益に」という悪魔のルールが適用された」。91年と92年頃のデタラメなDNA鑑定は、裁判所の怠慢。「足利事件を暴くことは同時に飯塚事件の真相を暴くことになる。国家が無実の人を殺してしまった可能性がある。これは法務省だけの責任では終わらない。デタラメな鑑定を証拠として主張し続けた検察、それを擁護し冤罪を正すことから逃げ続けた裁判所、もはや法治国家の名に値しない。/異常なスピードで行われた釈放、そして再審開始決定。日本の司法全体が飯塚事件の真相を必死で隠そうとしている」。

 池添徳明氏「横浜事件再審で免訴 葛飾ビラ配布に無罪 大島隆明裁判長ってどんな人?」(pp.112-119)。良識派の珍しい、貴重な裁判官という評価。「「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の基本原則を、忠実に実践しているように見える」数少ない裁判官。
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●司法改革の暴走の流れを変えられるか?

2010年03月13日 15時22分13秒 | Weblog

asahi.comに素晴らしい記事が出ていました。宇都宮健児さんが日本弁護士連合会(日弁連)の会長に選ばれました。かなり画期的ではないでしょうか。記事は、「最高裁との「協調」を重視してきた執行部の姿勢に批判が集まった形」だと結論づけています。裁判員制度などの司法改革の暴走、タウンミーティングでの最高裁とマスコミの癒着など、この流れをなんとか食い止めて欲しい。

=======================================【http://www.asahi.com/national/
     update/0310/TKY201003100347.html】
日弁連会長に宇都宮氏 再投票、改革訴え主流派破る
                    (
2010年3月10日22時56分

 
2月の投票で当選者が決まらず、史上初の再投票となった日本弁護士連合会(会員約2万8千人)の会長選の投開票が10日、改めて実施された。多重債務問題への取り組みで知られ、08年末の「年越し派遣村」で名誉村長を務めた宇都宮健児氏(63)=東京弁護士会=が当選を決めた。任期は4月からの2年間。
 ほかに立候補していたのは、会員が多い東京・大阪の弁護士会の主流派閥が推し、現執行部の路線継承を訴えた元日弁連副会長山本剛嗣(たけじ)氏(66)=同。宇都宮氏は無派閥で立候補したが、全国52の弁護士会のうち46会で得票数が1位となり、当選に必要な条件である「3分の1以上の会(18会以上)での勝利」を確保。前回は2位だった大阪弁護士会で逆転したほか、山本氏が2度とも1位となった東京の三つの弁護士会でも票差を縮め、総得票数で山本氏を上回った。
 前回の投票では、総得票数で山本氏が宇都宮氏を上回ったものの、山本氏は「18会以上の勝利」を得られず、再投票となっていた。
 選挙戦を通じて宇都宮氏は、司法試験合格者を年間3千人とする政府計画に反対して「1500人程度に減らす」と明言し、弁護士の増加で就職や仕事探しに苦労する地方の会員や若手会員に浸透した。
 今回の当選は法務省最高裁との「協調」を重視してきた執行部の姿勢に批判が集まった形で、今後の改革論議にも影響を与えるのは必至だ。
 宇都宮氏は今後、貧困格差拡大を「最大の人権問題」と位置づけ、日弁連をあげて取り組むとしている。執行部の事務をとりまとめる事務総長には海渡(かいど)雄一氏=第二東京弁護士会=を充てる方針。海渡氏は社民党党首の福島瑞穂・消費者担当相の夫。(延与光貞)
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●9・11陰謀論と藤田議員

2010年03月12日 04時59分37秒 | Weblog

分解『911ボーイングを捜せ』」のペ-ジ(http://www.nbbk.sakura.ne.jp/911/index2.html)で知りました。以下の記事は、asahi.comから。9・11陰謀論を吹聴する藤田議員は「酷評」されて当然でしょう。国内でも酷評されてることに、いい加減に気づくべき。氏を持ち上げているきくちゆみ氏らも本当に罪深いな。そんな与太話を「一議員としての考えを話」されては困るし、「社説は私の肩書を含めて間違った記述も」あったからといって何なのでしょう、9・11陰謀論は完全に間違っていることに気づけない時点でアウトです。「信じることが目的」となってしまった悲しい議員。

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【http://www.asahi.com/politics/
     update/0309/TKY201003090110.html】
Wポスト紙、民主・藤田議員を酷評 同時多発テロ発言で (2010391255分)

 【ワシントン=伊藤宏】米紙ワシントン・ポストは8日付の社説で、民主党の藤田幸久国際局長(参院議員)が同紙に対し、2001年9月11日の米同時多発テロの犯人像に疑問を挟む発言などをしたとして「突拍子もなく、いい加減で、偽りがあり、まじめな議論に値しない」と酷評した。鳩山由紀夫首相が容認すれば、日米関係に影響するとも警告した。
 同紙は、藤田氏が最近の同紙による取材に対し、▽テロリストの犯行かどうかに疑問を挟んだ▽世界貿易センタービルの倒壊が(飛行機の衝突による)火災ではなく、起爆装置で起きた可能性があると示唆した、と紹介。そのうえで、こうした「幻想」は鳩山政権の「反米傾向」を反映していると指摘した。
 さらに「藤田氏のような無謀で事実に反した考え方を鳩山氏が容認するなら、日米関係が厳しく問われることになるだろう」と断じた。
 藤田氏は、野党時代の08年4月の参院外交防衛委員会で、国際テロ組織アルカイダのオサマ・ビンラディン容疑者の関与に疑問を挟む内容の質問をした。今年1月発売の週刊朝日でも、米国は犯人を特定しておらず、ビル倒壊の原因も再調査すべきだとの持論を展開。こうした発言はこれまでも米国の対日専門家らに批判されており、日米間の新たな問題に発展する可能性もある。

 藤田氏は9日、朝日新聞の取材に「インタビュー後の懇談で、一議員としての考えを話したもので、社説は私の肩書を含めて間違った記述もある」と、党や鳩山政権の考えではないことを強調した。
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●白々しかった歴代首相・関係者(1/2)

2010年03月11日 04時15分08秒 | Weblog

9・11陰謀論トンデモ議員さんについて紹介しようと思いましたが、その前に。gendai.netに、以下のまっとうな批判記事が出ていたので。テレビや新聞で、白々しい言い訳の数々を垂れ流すのはどういう料簡なのでしょうか。理解に苦しみます。西山太吉元毎日新聞記者の大スクープを見殺しにしたマスコミには償いをするつもりはないのでしょうか。

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【http://gendai.net/news.php?m
       =view&g=syakai&c=020&no=44955】
                          
20100310 掲載
「日米密約」公表で分かった歴代自民党政権の対米追随と国民だまし
麻生安倍はここに至っても「知らぬ存ぜぬ」だと

 やはり「密約」はあった――。9日、外務省の有識者委員会が日米間の4つの「密約」に関する報告書を提出した。歴代の自民党政権がことごとく「否定」してきた密約の存在を外務省が認めるに至ったのは、紛れもなく「政権交代」の成果だ。ウソつき自民党が政権に居座り続けていたら、日本国民は今も騙されたままだったのだ。
つづく
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●白々しかった歴代首相・関係者(2/2)

2010年03月11日 04時10分08秒 | Weblog
つづき
検証すらしなかった無能・無責任
 報告書では、「72年の沖縄返還時の核再配備に関する密約」こそ認めなかったものの、「60年安保条約改定時の核持ち込みに関する密約」と「沖縄返還時の原状回復補償費の肩代わりに関する密約」を広義の密約と認め、「朝鮮半島有事の在日米軍基地自由使用に関する密約」を狭義の密約と認定した。
 密約の有無を認めたことに加え、今回の意義は、あの閉鎖的な外務省が「重要文書」の内容を明らかにしたことだ。有識者委員会のメンバーのひとりで、名古屋大学大学院教授の春名幹男氏がこう言う。
「4423冊ものファイルから、外務省が関係する文書を見つけ、全部、表に出してきました。外交文書について米国では情報公開が進んでも、日本はこれまで一切出さなかった。これを契機に日本も出すようになれば、今回の報告書の意義は大きい」
 岡田克也外相は、早速、自らを本部長とする「外交記録公開・文書管理対策本部」を設置。外交文書の公開基準の見直しに着手した。
 報告書を受けて、広島市の秋葉忠利市長は、「事前協議がない以上、核の持ち込みはないと政府が主張してきたことは国民を欺く行為」と怒りをあらわにした。被爆地として当然だ。許せないのは歴代の自民党首相たちが、9日、密約の事実を突き付けられても、「知らぬ存ぜぬ」を繰り返したことだ。
 麻生太郎前首相は、「『密約』は自分は承知していない。当時の国会、国民への説明ぶりは、わが国の安全保障を確保する観点に立った賢明な対応だった」とコメントを出し、安倍晋三元首相は、「核密約についての申し渡しは前任者(小泉純一郎元首相)からなかった」と強調した。
 密約の存在を検証しようとすらしなかったのに、ただ「知らない」を繰り返すのは、無能責任放棄としか言いようがない。少なくともこの数年間に米国が文書を公開し、事実が暴露された後は、ヤル気さえあれば、できたはずだ。
「それはないものねだりですよ。自民党は米国の安保政策に万々歳で賛成していたわけではなく、ただ単に、米国に追随しただけ。日米関係さえうまくいけばよく、日本国の安保のことなんて頭になかったのですから」(九大名誉教授・斎藤文男氏=憲法)
 自民党時代にたまった膿が、ドンドン白日の下にさらされていく。これこそ、政権交代の効果だ。
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●白々しい歴代首相・関係者

2010年03月10日 04時39分58秒 | Weblog

asahi.com以下の記事。今更ながら、白々しい答弁や言い訳。これまでの偽りの答弁の数々。西山太吉元毎日新聞記者がどれほど人生を無茶苦茶にされたのか? どう償うつもりか??

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【http://www.asahi.com/politics/
     update/0309/TKY201003090277.html】
「核持ち込み黙認」歴代首相に説明 外務省密約調査公表
                      
(2010年3月9日15時55分)

 岡田克也外相は9日、日米の密約に関する外務省調査結果と有識者委員会の検証報告書を公表した。外務省は関連文書約330件を合わせて公開し、この中から、政府は68年以降、核兵器を積んだ米艦船の寄港・通過を黙認し、歴代首相らにこうした立場を説明していたことが判明。政府が寄港の実態を知りつつ、「事前協議がないので核搭載艦船の寄港はない」と虚偽の説明を繰り返してきたことが明らかになった。一方、見つからなかった重要文書も多く、有識者委は破棄の可能性など経緯調査の必要を指摘した。
 調査対象となったのは、四つの密約。核持ち込み密約は、核搭載艦船の寄港・通過は核「持ち込み」の際に必要な事前協議の対象外とするもので、米側が主張したが、日本政府は国会答弁などで存在を否定。こうした艦船の寄港・通過はない、との説明も繰り返してきた。
 ところが、今回公表された68年1月27日付の東郷文彦北米局長(当時)による極秘メモは、前日にジョンソン駐日米大使から持ち込みをめぐる米側の受け止めを伝えられた際のやりとりを詳述。双方に「政治的、軍事的に動きのつかない問題」と位置づけ、「現在の立場を続けるのほかなし」として、日米がそれぞれの解釈で対処し、核搭載艦船の寄港などを黙認する方針が示されていた。
 この文書は歴代首相や外相への説明に用いられており、余白には当時の佐藤栄作首相が読んだことや、田中角栄中曽根康弘竹下登氏らが首相在任時に説明を受けたことを示す記載がある。また、添付された別のメモには、89年に首相就任直後の海部俊樹氏に口頭で説明したと記されており、20年以上にわたり政府がこうした方針を維持していたことが浮き彫りになった。
 調査では、核持ち込みをめぐり、密約の根拠と指摘され、政府が存在を否定していた安保条約改定交渉の「討議記録」の写しも見つかった。有識者委はこの文書だけでは「密約の証拠とは言えない」とする一方で、問題を意図的に回避してきたことに「暗黙の合意による広義の密約があった」とした。
 朝鮮半島有事の際に、在日米軍が事前協議なしに出撃できるという60年の安保改定時の密約についても、根拠とされてきた非公開の議事録の写しが見つかり、有識者委は「密約」と位置づけた。
 沖縄返還後の核再持ち込み密約では、昨年末、佐藤元首相の遺族宅から署名入り合意議事録が見つかった。だが、有識者委は公開された合意を大きく超える秘密の合意はなかったなどとして、「密約とはいえない」とした。政府内で引き継ぎがなく、佐藤内閣後の拘束力もないとした。
 沖縄返還時の原状回復費の肩代わり密約では、有識者は肩代わりはあったと認定。根拠とされた吉野文六アメリカ局長が米側と交わした文書は見つからなかったが、広義の密約にあたるとした。
 今回の調査では大量の文書が見つかった半面、署名入りの「討議記録」やあるはずの会談記録などが見つからなかった。有識者は核持ち込みについても「解明できないところが残った」と指摘、文書の「不自然な欠落が見られるのは遺憾」などとした。
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●続・オリンピック招致費用、「都税75億円」+「都税25億円」!

2010年03月09日 04時42分06秒 | Weblog

小皇帝知事の標記の件についての続報。またしても画策しているらしい。何でもアリやね、全く。

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【http://gendai.net/news.php?m=view&g
               =syakai&c=020&no=44910】

東京五輪招致「スポーツ局」新設でウヤムヤ画策

返すあてのない6.9億円の借金
別のイベント委託で補填?

 大失敗に終わった2016年東京五輪の招致活動は、招致委員会の6.9億円の赤字を大手広告代理店「電通」からの借金でとりあえず穴埋めした。税金投入が避けられたことで、石原都知事は一息ついているようだが、この借金、現実には返すあてがない。そこで、石原都政は、「トンデモナイ奇策を練っている」(都政関係者)というから、看過できない。
 「庁内の複数の局に分散しているスポーツ関連事業を1カ所にまとめ、新組織として『スポーツ局』の設置を検討しています。スポーツ局には、五輪招致関連だけでなく、国体・障害者スポーツ大会推進部、東京マラソン事業担当、スポーツ振興部などが入る。東京では2013年の国体開催が決まっているので、表向きは『国体実施に向けての組織強化』などとする。しかし本当の目的は、スポーツ局が事業予算を一手に抱えて、借金のある電通にPR事業を委託する算段なのです」(前出の都政関係者)
 電通から借金したものの、「返せるあてはなく、2、3年後に招致委員会は自己破産で借金を踏み倒すことになる」(都政記者)というのが大方の見方。そこで、貸した金が不良債権になってしまう電通に対し、別の方法で補填しようというのが、「スポーツ局」設立の狙いだ。
 東京都の五輪招致費には特命随意契約が9割近くあり、そのうちの91%が電通だった。監査報告では「公正性、競争性および経済性の観点から、事業者選定の検討が求められる」と指摘されている。
 自分たちの失敗を隠すためならどんなことだってやる――石原悪政の象徴のようなヒドい話だ。
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●見損ねた

2010年03月08日 05時00分17秒 | Weblog

CMLに、山崎様による以下の記事が出ているのに今頃気づく。残念。

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【http://list.jca.apc.org/public/cml/
               2010-March/003141.html】

[CML 003195]
NHKクローズアップ現代 
        33日午後7時半「終わらぬ
イラク高遠菜穂子さんの6年~」

言いたいことはいろいろなNHKの番組紹介文ですが、とりあえず見ましょう。

-----------------------
転送元のメール-----------------------
3月3日(水)放送予定
終わらぬイラク 
高遠菜穂子さんの6年~

2004年、自己責任論争を巻き起こしたイラクでの高遠菜穂子さんらの人質事件。あれからおよそ6年、日本人の中からイラク問題が忘れられていく中で、高遠さんは、ひっそりと、しかし絶えることなくイラクへの支援を続けてきた。アメリカ軍も撤退に向けて動き出す中で、イラクの治安はいまだ回復していない。 ブッシュの戦争への支持を真っ先に打ち出した日本。事件後の自らへの報道を思い出すといまだにトラウマで激しい不安に襲われるという高遠さん。しかし今、「日本人と向き合いたい」と考え、初めてカメラの前で自らの心のうちを明かした。 イラクの隣国ヨルダンを拠点に続けている彼女たち民間レベルの支援の現場を取材、また高遠さんへのロングインタビューで、人質事件、その後の6年、そしてなぜいまなお支援を続けるのか、その思いを聞く。

スタジオゲスト : 江川紹子さん
(ジャーナリスト)
http://www.nhk.or.jp/gendai/
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●『どこへ行っても三歩で忘れる 鳥頭紀行 ジャングル編』読了

2010年03月07日 19時27分44秒 | Weblog

『どこへ行っても三歩で忘れる 鳥頭紀行 ジャングル編』、2月に読了。西原理恵子・勝谷誠彦著。角川文庫。2002年7月刊(2009年6月、五版)(1998年1月スターツ出版)。

 シリーズ第1段。共著者が嫌いで購入をためらっていたが、結局購入。鳥頭紀行の「ジャングル編」、「ベトナム編」、「台湾編」。あとの2編はほとんど付け足し。シリーズ第1段からして凄かったことが判明。これだけ不仲で、よくジャングルの奥地まで行けるもんだ。

 解説は鴨志田穣さん。「・・・顔つきと瞳しか見ていなかった僕は、彼女の目の早さに不意をつかれ、うろたえた。時間にしてものの五秒である・・・」(p.153)。「ああいった子」への視線。「後にサイバラの家に上がり込み、『ぼくんち』を手にした時に「痛みを描いている人なんだと気づいた。/とある先輩作家にこう言われたことがある。/「サイバラと一緒になるとは、カモシダ君、君は実に迂闊だね」と」(p.157)。
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●もう無茶苦茶だ

2010年03月04日 22時54分18秒 | Weblog

nikkansports.comの記事。やることが支離滅裂、無茶苦茶だ。都知事と同じで、見てて恥ずかしくなる。

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【http://www.nikkansports.com/general/
   
news/f-gn-tp3-20100304-602465.html】
阿久根市長「マスコミがいる」本会議欠席』

 
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は4日、市議会本会議の開会時間になっても出席を拒み、議会が中断。議長の出席要求に対し「傍聴席にマスコミがいることを理由に応じなかった。
 市議会事務局によると、本会議は午前10時に開会し、2010年度当初予算案などの総括質疑を行う予定だった。市長をはじめ執行部が隣の控室に残ったまま議場に現れなかったため、「審議に必要な説明のため議長から出席を求められたときは、議場に出席しなければならない」とした地方自治法121条に基づき、浜之上大成議長が口頭と文書で竹原市長に出席を求めたが、拒否した。
 竹原市長は今年1月4日の仕事始め式で、取材を放送数社に限定、新聞社や通信社には認めなかった。同月末には「取材における庁舎内での撮影を原則禁止する」と報道各社に通告していた。
 竹原市長は4日、共同通信の取材に応じ「1月の通告を無視して(庁舎内で)勝手に撮影した社に議会を撮影させないよう議長に求めた。認められない限り出席しない」と話した。(共同)                                 [2010341318分]
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