Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●原発再開、過ちを繰り返そうとしている

2012年04月15日 00時00分42秒 | Weblog


東京新聞の社説(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012040802000171.html)とasahi.comの社説(http://www.asahi.com/paper/editorial20120414.html)。最後にCMLの記事(http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-April/016223.html)。

 ムダ政権はついに政治決断してしまった。アホである。特にムダノ経産相。を知るべき。地元は、こんな恥ずべき決断を受け入れてはいけない。ムダノ経産相も言う、我々「地元民」も断固反対したい。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012040802000171.html

週のはじめに考える 花拾うがごとく丁寧に
2012年4月8日

 水俣の桜は満開でした。桜の下で、ふと思う。人はなぜ、過ちを繰り返すのか。私たちは花を愛(め)でるだけでなく、散る花に学ばなければなりません。
 天草の島々が、遠く不知火海にかすんでいます。
 熊本県水俣市の水俣湾。かつてこの海に垂れ流された高度経済成長の副産物、猛毒のメチル水銀が、最悪の公害といわれる水俣病の原因でした。
 その“公式確認”から半世紀以上の時を経て、水俣市が「環境首都」の名を戴(いただ)くほどの再生に成功した今も、水俣病は、全国に散らばった患者と家族の心身を深くさいなみ続けています。

水俣湾のドラム缶群
 厚さ四メートルにも及んだ海底のヘドロの層は、十三年の歳月と五百億円近い費用をかけて浚渫(しゅんせつ)され、土砂で封印されました。東京ドーム約十四個分という広大なその埋め立て地は「エコパーク水俣」と名付けられ、アラカシ、タブノキ、ヤマモモなどの「実生の森」や親水護岸が整備されました。
 水俣湾には、水銀濃度が高い魚を封じ込めるため、仕切り網が設置されたことがありました。
 仕切り網の内側で捕れた「汚染魚」はドラム缶に詰め込まれ、ヘドロとともに、埋め立てられました。その数二千五百本。春風にざわめく実生の森は、経済成長の犠牲にされた無数の小さな生き物たちの墓標なのかもしれません。
 親水護岸のわきの遊歩道には、「魂石」と呼ばれる小さな石仏が約五十体、海に向かって並んでいます。作家の石牟礼道子さんや水俣病患者で漁師の緒方正人さんらでつくる「本願の会」が彫ったもの。何を祈り、何を伝えたいのでしょうか。
 「忘れてはならない」「繰り返してはならない」。水俣の祈りです。切ない願いが何度裏切られようと、水俣は祈り続けています。

命が軽視されている
 埋め立て地を見下ろす岬の上の水俣病資料館で昨年六月から半年間、「福島原発事故風評被害-水俣の経験を伝えたい」と題する緊急企画展が開催されました。
 パネル展示は、水俣と福島との類似点を訴えました。

 <人命が軽視されたこと。科学万能主義に陥っていたこと。どちらも国策であったこと。明治四十一年創業の水俣チッソは工業による富国政策の柱であった。原発は国のエネルギー政策を支える根幹の一つであった。経済と効率を優先させたこと。反対意見を言えなくなったこと…>

 そして水俣の経験から予測される今後についても、列挙しました。

 <補償につながる健康被害調査は不十分になる恐れがある。解決には長期間を要すること。環境復元には膨大な費用がかかる。環境復元は完全にはできない。水俣では、企業(チッソ)を擁護する人と被害者の立場に立つ人に別れて地域社会が真っ二つになり対立した。福島でも、原発推進と反対で、地域社会や人心が割れる恐れがある>

 水俣にとって福島は、本当に人ごとではありません。「なぜ忘れられてしまうのか」「なぜ繰り返されてしまうのか」。水俣は、自分自身に問いかけます。
 企画展仕掛け人の一人、「地元学ネットワーク」主宰の吉本哲郎さん(63)は「失敗を認めないと反省が生まれない。反省がなければ教訓は芽生えない。教訓が空(むな)しくなるのは失敗が認められないからだ」と考えます。
 震災から一年が過ぎ、桜も咲いて、さあひと区切りとばかり、原発再稼働の動きが急を告げています。反省はおろか、事故原因の究明も待てずに人は、どこへ急ぐというのでしょうか
 歴史はなぜ繰り返されるのか。その答えなら明らかです。歴史自身には、繰り返しなどありません。水俣湾に封印された時間は二度と戻りません。葬られた命も二度と戻りません。埋め立て地にも四季が移ろうように、自然も摂理に従って変化します。

過ちを繰り返さぬため
 だが、人は繰り返す。過ちを繰り返すのは人だからでしょう。だから失敗を認め、反省し、教訓を生かさなければなりません。
 石牟礼さんは、歴史と暮らしの語り部です。そこに流れたすべての時間、そこに生き、そこで死んだすべての人に“花を奉る”がごとく、一文字一文字敬意を込めて、水俣と水俣病のすべてを書きつづってきた人です。
 今、水俣が、東北が、福島が、威儀を正して日本に問うています。私たちは、いつ、どこで、何を、どう間違えたのか。私たちは、散り敷いた花びらを拾い集めるように丁寧に、その問いに向き合わなければなりません答えを見つけなければなりません
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http://www.asahi.com/paper/editorial20120414.html

2012年4月14日(土)付
再稼働と地元―安全への疑問をただせ

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)について、野田政権が再稼働の妥当性を認めた
 枝野経済産業相が今日、福井県に出向き、西川一誠知事に政府の判断を説明する。
 私たちは大飯原発の再稼働は時期尚早だと考える。
 西川知事は東京電力福島第一原発の事故を踏まえた安全基準を作るよう、国に求めてきた。
 国が「合格」とする安全対策で本当に住民の生活を守れるのか。県民代表として安全を最優先で考えてほしい。
 先送りされた対策には、災害発生時の指揮所となる免震事務棟の設置など、安全対策の根幹にかかわるものが含まれる。
 避難範囲がどこまで及び、どんな対応が必要か、自治体の防災対策も進んでいない。
 経産相には疑問をどんどんぶつけ、ただすべきだ。
 国内最多の14基の原発が集中する福井県では今、発電所関連の働き口が縮小し、作業員を対象にした宿泊施設や飲食店なども不況にあえいでいる。
 一方で越前市議会は拙速な再稼働に反対する意見書を可決した。県内も一枚岩ではない。
 雇用や経済も大事だが、前提となる生活基盤を失わないために脱原発を志向する価値観も、広がっている。
 知事にはこうした空気も十分に考慮してもらいたい。
 12日には山田啓二・京都府知事と嘉田由紀子・滋賀県知事が大飯原発を視察した。首長として責任ある判断をするためだ。
 大飯原発からの距離は、福井県庁より京都府庁の方が近い。福島の事故を受けて、国は防災対策の重点地域を30キロ圏内に広げた。
 この圏内に一部が入る京都、滋賀両府県、さらに夏の需給のかぎを握る大消費地、大阪府・市の意見も聞く必要がある。
 再稼働の「同意」は立地県から得る。それ以外には「理解」を求める。藤村官房長官らの説明からは手続きを進めんがための意図がみえ、国に対する信頼を損ねている。
 自治体も安全に責任を負う姿勢を忘れないでほしい。
 福井県には原子力安全専門委員会がある。再稼働について県に助言するが、5人の委員が関電の関連団体などから寄付を受けていた。「中立」と主張するなら専門家として厳正に審査しなければならない
 大阪府・市や滋賀県も、原発の安全性を独自に判断する有識者委員会の設置を検討中だ。地域が主体的に安全管理に関与する動きとして評価する。
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http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-April/016223.html

[CML 016389] 【大緊急】枝野の福井入りNO!福井で東京で各地で出来ることを!

杉原浩司(
Koji Sugihara kojis at agate.plala.or.jp
2012
4 14 () 01:27:36 JST


東京の杉原浩司(福島原発事故緊急会議/みどりの未来)です。

野田政権は昨夕の4閣僚会合で、大飯原発3、4号機の再稼働を「政治判断」しました。驚くべき、そして、恐るべき茶番劇です。そして、ついに本日4月14日(土)、「日本全国が地元」と発言した枝野幸男経産相が福井入りを強行します。それぞれが「日本全国地元民として、出来ることをやりましょう。ここからが大勝負です。以下、もろもろのご案内と呼びかけです。[転送・転載歓迎/重複失礼]

……………………………………………………………………………………

①福井に行ける方は、14日(土)午後2時に県庁前に集合しましょう!

メディアの情報では、午後3時40分に県知事と会談、その後、おおい町長、県議会議長と会談。そして知事単独で記者会見を行うとのことです。なお、福井県庁周辺は、14日は時代行列のお祭りで、早朝から2時過ぎまで交通規制があるそうです。
・・・・・・。

② 東京・渋谷での再稼働反対緊急デモにご参加を!
◆大飯原発再稼働NO! 緊急集会&デモ

4月14日(土) 午後1時集合・集会 午後2時デモ出発
集合場所 渋谷:宮下公園(渋谷駅下車3分)

※集会では大飯原発の再稼働問題の最新状況をお伝えします。

主催:原発とめよう!東京ネットワーク
連絡先:プルトニウムなんていらないよ!東京 03-5225-7213(AIR内)
 /原子力資料情報室 03-3357-3800/日本消費者連盟 03-5155-4765
 /たんぽぽ舎 03-3238-9035
住所:〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-9-19-207日本消費者連盟気付

③枝野経産相に「福井へ行くな!」「再稼働やめろ!」の声を届けよう!
◆枝野幸男経産相 [国会](FAX)03-3591-2249 (TEL)03-3508-7448 
[大宮事務所] (FAX)048-648-9125  (TEL)048-648-9124
omiya at edano.gr.jp
http://www.edano.gr.jp/inquiry/inquiry.html

※たとえ本人に届くのが事後になろうとも、これほど多くの抗議が殺到したという事実が、じわじわと効くと思います。怒りを形にして、しつこく届けることが重要です。短いものでも構いません。ちなみに私は、「福井へ行くな! 恥を知れ!」と大書きしたものをファックスしようと思います。
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●データ捏造、それを黙認してまで原発再稼働をやる気満々

2012年04月14日 00時05分38秒 | Weblog


CMLに出ていた記事(http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-April/015996.html)。

 原発再稼働に向けてまっしぐらだ。原子力ムラの住人は、一致団結して、データを捏造し、それを黙認してまで、再稼働したいらしい。HIROSIMANAGASAKI原爆を投下され、そして、FUKUSIMA原発人災を起こしてしまった我が国が、データの捏造をやってまで、原発を推進するというこの滑稽な姿。それで人災を再度起こされたのでは、被害を被る地元の人たちや、日本中の「地元」民、世界中の「地元」の人たちはたまったものではないないだろう。

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http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-April/015996.html

[CML 016162] 【お薦め】本日4日、東京新聞特報部が大飯・制御棒挿入時間改ざんを特集

杉原浩司(Koji Sugihara kojis at agate.plala.or.jp
2012 4 4 () 17:35:51 JST

・・・・・・

【お薦め】

関電・保安院による「耐震偽装」=制御棒挿入時間の改ざん問題が、東京新聞1面&特報部に掲載! どしどし活用を!

                [転送・転載歓迎/重複失礼]

東京の杉原浩司(福島原発事故緊急会議/みどりの未来)です。

本日4月4日(水)の東京(中日)新聞に、関西電力と保安院がぐるになって行っている悪質な「耐震偽装」問題が特集されています。

大飯ストレステストで「耐震偽装」疑惑(4月4日、東京):冒頭のみ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2012040402000110.html

原発の安全性にとって極めて重要な要素である、制御棒(緊急時に原子炉を自動停止させる)の挿入時間に関して、保安院が従来の「2.16秒」ではなく、「1.88秒」とする関西電力のデータを、原子力安全委員会への回答文書に盛り込んでいたものです。これは、大飯原発周辺の活断層の三連動を想定した場合に、許容範囲を超えてしまうことを恐れる電力会社と保安院が、結託して行っていると言わざるを得ないものです。

1面見出しは「関電 制御棒挿入時間を短縮」「保安院、検証せず提示」。見開きの特報欄には、「再稼働狙い『耐震偽装』?」「関電の主張 国側うのみ」の大見出し。さらに、「安全上の重要値 突然変更」「3連動地震想定に備え先手か」「揺れの大きさ試算でも疑惑」と中見出しが続いています。挿入時間が短縮された資料の写真に加えて、3日昼に行った首相官邸前アクションの様子(「再稼働反対」「危険な原発もう動かすな」「脱原発の政治決断を」などの横断幕も)もカラー写真で紹介されています。

本文中には、後藤政志さん、井野博満さん、小山英之さん(美浜の会)のコメントや昨秋の東京新聞への石橋克彦さんの寄稿からの引用もあります。また、デスクメモでは田原牧さんが「保安院は再び、再稼働のために電力会社の『言い値』を黙認した。それを土台にした政治判断。噴飯モノである」と綴っています。

野田政権が今週中に2回目の関係閣僚会合を開き、インスタント「安全基準」を偽造しようとしている中、重要な告発記事だと思います。ぜひ、福井などの原発立地を含む運動の現場で活用されてはいかがでしょうか。また、4閣僚に対する要請にも活用できると思います。

なお、本日の東京新聞は「前のめり 世論許さず」「脱原発、強まる包囲網」との解説記事や「不十分な1次評価 安全委でも『?』だらけ」との検証記事、「全国が“地元”の認識で」との社説など、脱原発関連の充実した紙面となっています。可能な方は駅売店やコンビニ等でお求め下さい。

原発の再稼働 全国が“地元”の認識で(4月4日、東京新聞社説)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012040402000112.html

【参考】美浜の会ホームページ
    http://www.jca.apc.org/mihama/

◆首都圏や中京地区以外にお住みで入手しにくい方は、可能な形でご紹介しますので遠慮なくご連絡ください。
  杉原浩司  kojis at agate.plala.or.jp   (携帯)・・・・・・・
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●呼び掛けに応じて ~原発なんて要らない~

2012年04月13日 00時00分40秒 | Weblog


Inti-solさんのWP(http://plaza.rakuten.co.jp/intisol/diary/201204110000/)で知りました。呼び掛け(https://fs222.formasp.jp/k282/form1/)に応じて、メッセージを送信。1次〆切は昨日までだった模様・・・。CMLに流れていたのかもしれませんが、見逃していたようで、今朝、慌てて送信。

 誰へのメッセージかがピンボケしていますが、送信したものは以下の通り。

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FUKUSIMA原発人災からわずか1年。HIROSIMAやNAGASAKIの記憶をも持つ我々は、もっと謙虚になるべきだ。松下竜一さんの「暗闇の思想」に習い、小出裕章さんの言う「たかが電力のために」に思いをめぐらせ、原発だけは選択してはいけない。原発など1基もなくても心豊かに暮らしていける。大飯原発再稼働がなされようとしている2012年の今、100,0000年の死の灰の管理をこれ以上、未来の子供たちに押しつけてはならない。原発=核は不要、無駄なだけでなく、制御不能な単なる危険物である。原発輸出や原発再稼働は、2011.3.11以前の日本への回帰への一歩である。再稼働を決して許してはならない。「いま」が大きな分岐点であり、踏ん張りどころ。
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 呼び掛け団体は以下の通りで、送信後、戻ってきたメッセージも載せておきます。

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呼びかけ団体:
グリーン・アクション
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
国際環境NGO FoE Japan
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
グリーンピース・ジャパン
福島原発事故緊急会議
再稼働反対!全国アクション
ピースボート
気候ネットワーク
eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)
原水爆禁止日本国民会議

問い合わせ先:
国際環境NGO FoE Japan 満田(みつた)090-6142-1807
Tel: 03-6907-7217 Fax: 03-6907-7219
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ご協力ありがとうございました。
野田大臣をはじめとした4大臣および関係自治体にお送りさせていただきます。
また、いただいたメッセージは順次公開させていただきます。
4大臣に、ぜひ個別にも、みなさまのご意見を送ってください。

◆枝野幸男経産相 [国会]
(FAX)03-3591-2249 
(TEL)03-3508-7448 
[大宮事務所] (FAX)048-648-9125 
(TEL)048-648-9124

◆細野豪志原発担当相 [国会](FAX)03-3508-3416 (TEL)03-3508-7116
[三島事務所](FAX)055-991-1270 (TEL)055-991-1269
[富士事務所](FAX)0545-55-5412 (TEL)0545-55-5411

◇野田佳彦首相 [国会](FAX)03-3508-3441 (TEL)03-3508-7141
[船橋事務所](FAX)047-496-1222 (TEL)047-496-1110

◇藤村修官房長官 [国会](FAX)03-3591-2608 (TEL)03-3508-7074
[大阪事務所](FAX)06-6337-4354 (TEL)06-6337-3694

○私たちは、原発の電気はいりません。
○現実に、原発ゼロで、この冬なんの支障もありませんでした。
○福島第一原発事故の原因究明もなされていない
○ひとたび事故が起これば、その影響は広範囲におよび、琵琶湖を通じて関西の広い範囲に、そして日本各地に影響が広がる。その意味では、すべての国民が、潜在的な被害者。ぜひ幅広く公聴会を開いてほしい。
○幅広い周辺自治体の「同意」を得るべき。
○私たちは、安全な電気がほしい。原発はいらない。
○保安院は地震動の3連動を過小評価している
○保安院は「活断層の3連動で760ガル」を妥当としている。これは断層モデ ルに基づく評価です。しかし、原子力安全委員会の審査指針では、応答スペクト ルに基づく評価とあわせ「双方の実施」を求めている。
○3連動にもとづけば、制御棒の挿入時間が、安全基準を超える。
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●FUKUSIMA原発人災を繰り返さないためには「地元」の強力な反対が頼り

2012年04月12日 00時00分17秒 | Weblog


asahi.comの社説(http://www.asahi.com/paper/editorial20120405.html)、東京新聞のコラム(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012040502000088.html)と記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012040602000115.html)。

 これだけの反対の声が聞こえないらしい。東京〝ト〟知事は当然として、ムダ首相や、ムダノ経産相などその取り巻き達の耳には。FUKUSIMA原発人災で崩壊した「安全神話」に対するそこまでの安全への自信・過信は一体どこから? 最後の記事にあるように、「地元」首長や一人ひとりの「地元」民の強力な反対だけが頼りだ。

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http://www.asahi.com/paper/editorial20120405.html

2012年4月5日(木)付
原発暫定基準―再稼働ありきはダメだ

 原発の再稼働をめぐる関係閣僚の初会合が3日に開かれ、野田首相は結論を持ち越した。
 首相は、次回までに福島第一原発事故を踏まえた安全対策の暫定基準を示すよう、原子力安全・保安院に求めた。
 「再稼働の基準にする」として実施したストレステストの1次評価は、当座しのぎの色彩が強かった。それだけでは不十分との判断だ。
 原発に対する国民の根強い不信を前に、当初の方針を転換せざるをえなかったということだろう。事故の反省を採り入れた基準に改め、基本に立ち返って安全性を吟味する。そのための軌道修正なら、評価する。
 ところが、次回の会合は週内にも開き、基準づくりも「1、2日でハチマキを巻いてやる」(藤村官房長官)のだという。
 まるで「衣(ころも)を取りかえればいい」と言わんばかりのスケジュールだ。
 もちろん、新たな基準といっても白地に絵を描くわけではない。保安院が独自の事故検証をもとにつくった30項目の対策を「もっとわかりやすくする」作業だ。短時間で可能との見立てなのかもしれない。
 だが、このままだと北海道電力の泊原発3号機が5月初めに定期検査に入り、原発の稼働がゼロになる。その前に、関西電力・大飯原発(福井県)の再稼働に道筋をつけたい。そんな思惑が透けてみえる
 30項目の中には、大がかりな工事が必要で、時間を要するものも含まれている。「もっとわかりやすい」基準が、短期に実現できる対策だけになったら、本末転倒だ。「再稼働ありき」の基準は許されない。
 確かに、夏場の電力不足は心配である。ただ、見極めるにはまだ時間がある。まずは需給見通しの精査を急ぐ。あわせて、安全対策づくりに腰をすえてかかるべきだ。
 作業は当面、保安院が担当するしかないが、本来は4月に新しくできるはずだった原子力規制庁の役割だ。与野党は一刻も早く関連法案の審議に入らなければならない。
 政府は、福島第一原発の周辺に、将来にわたって住民が帰宅できない区域の設定を検討しているという。原発で大きな事故が起きれば、取り返しがつかない事態になることを改めて感じさせる。
 そもそも原発に「絶対安全」はない。その前提での再稼働はぎりぎりの選択である。形だけの手続きで強行しようとすれば、政権への信用は完全に失われるだろう。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012040502000088.html

【コラム】
筆洗
2012年4月5日

 寒い時期、東京都内の駅頭やスーパーマーケットの前で声をからして署名を集めている人たちをよく見掛けた。原発稼働の是非を問う住民投票条例の制定を求める市民グループだ▼目標は有権者の五十分の一に当たる約二十一万四千人。署名活動は中盤まで伸び悩んだが、終盤になって協力する人の輪が広がり、爆発的に署名数が伸びた▼選挙で署名期間がずれた八王子市と三宅村の署名簿が出そろい、署名総数は計三十四万六千七百十八筆に。無効分を一割と想定しても、法定数をはるかに上回る署名が集まった▼一足先に請求した大阪市では、大阪維新の会と公明の反対多数で条例案は否決されたが、自民が修正案を提出するなど、民主、自民、共産の会派が住民投票の実施に賛同したことに注目したい▼東京も大阪も、目指すのは原発反対のための条例づくりではない。主権者の意思が反映されない政治から、決定権を取り戻すためのルールづくりだ。メンバーはあまり関心のなかったエネルギー政策を学び、議論を重ねた。まさに民主主義の学校だ▼東京では来月、条例制定を本請求する。石原慎太郎都知事は「作れるわけない。作るつもりもない」と否定的だが、決めるのは議会だ。三十万人を超える署名は重い。来年には都議会選挙がある。一人一人の議員がどんな対応をしたのか、投票の判断材料になるはずだ。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012040602000115.html

脱原発 首長スクラム
2012年4月6日 朝刊

 東京電力福島第一原発事故を受け、脱原発を宣言する自治体の首長ら十五人の呼び掛けで「脱原発をめざす首長会議(仮称)」が設立されることが分かった。全国自治体の首長に参加を呼び掛け、設立総会を二十八日に東京都内で開く。脱原発を掲げる城南信用金庫の本店(品川区)が会場になる。
 新たな原発は造らせず、早期に原発ゼロ社会を実現するのが目的。今年一月、横浜市で開かれた「脱原発世界会議」に出席した静岡県湖西市の三上元市長(現職)と東京都国立市の上原公子元市長が「継続的な首長のネットワークを」と意気投合し、設立準備を進めてきた。
 日本原子力発電東海第二原発のある茨城県東海村の村上達也村長、福島原発に近い福島県南相馬市の桜井勝延市長らが賛同し、呼び掛け人に加わった。うち十一人が現職の首長。さらに福島県の佐藤栄佐久前知事、自民党の河野太郎衆院議員、民主党の篠原孝衆院議員、社民党の福島瑞穂党首らが顧問に就任する。
 設立趣意書では、事故で「原発の安全神話は完全に崩壊した」と断じ、「住民の犠牲の上に経済が優先されていいわけがない」と主張。その上で「黙することなく原発に依存しない社会を目指し、再生可能なエネルギーを地域政策として実現させなければならない」と訴えている。
 年二回、情報交換会や勉強会を開き、原発ゼロに向けたプログラムや再生可能エネルギーを導入する具体的施策を練る。先月末、全国約千七百の市区町村長に参加を呼び掛ける案内状を郵送した。
 三上市長は「脱原発に向け、一年前から首長の会をつくらなければと思い続けてきた。住民の生命と財産を守るのが首長の責務。生きているうちに原発ゼロを実現したい」と決意を述べている。
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●再生エネルギー普及・育成のためにこそ貴重なお金を! 原発というドブにお金を捨ててはならない!!

2012年04月11日 00時00分09秒 | Weblog


京都新聞の社説(http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/)。CML(http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-April/015985.html、「大飯再稼働 京滋の了解が不可欠だ」)で紹介されていて知りました。

 たかが電力のためなのだから、原発だけは避けましょうよ。コスト的にも原発など成り立ち得ないことは今回のFUKUSIMA原発人災で痛いほど分かったはずで、一方、この社説にあるように、再生エネルギー普及・育成のためにこそ貴重なお金を使うべき。原発というドブにお金を捨てて、地獄に道連れされたのではたまらない。100,0000年も面倒をみなければいけない核のゴミは現存する訳で、その意味では、すでに手遅れではあるが。また、「除染」や「広域処理・処分」という幻想に騙されるべきではないでしょう。

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http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

買い取り価格  再生エネ普及を第一に

 太陽光や風力など再生可能エネルギーが広まるか、どうか。鍵を握るのは、一つは価格であろう。
 発電側が電力会社に求める再生エネルギーごとの買い取り価格が出そろった。これらを参考に、政府の「調達価格等算定委員会」(委員長・植田和弘京都大教授)が4月末までに価格案を示す。
 発電の全量を電力会社が買い取るよう義務付ける「固定価格買い取り制度」のスタートは、この7月。いよいよだ。
 原発に代わる再生エネルギーの普及が、日本の将来を左右すると言ってもおおげさではない。目先の利益ではなく、長期的な展望を見すえて、価格設定を考えてもらいたい。
 確かに再生エネルギーは今のところ高くつくので、家庭や企業の負担は重くなりそうだ。だからと言って価格を抑えると、発電側の意欲や活力を削ぎ、再生エネルギーは広まらない。
 価格のさじ加減はむずかしいところだが、ここは将来に向けて持続可能なエネルギーの基礎を築くコストととらえる必要があろう。
 算定委員会に出された買い取り価格は、太陽光が1キロワット時当たり42円、風力22~25円、地熱22~37円、小水力28・8~36・8円、バイオマス14・5~31・8円などとなっている。ほとんどが政府によるコスト試算を上回っている。
 発電側の言い分は、機器の購入や維持にかかる経費だけでなく、普及させるには、ある程度の利益を上乗せした高めの価格設定が必要ということだ。さらに買い取る期間は20年以上を求めている。
 こうした買い取り価格は電気料金に転嫁され、経済産業省の試算では一般家庭で月150円程度の料金値上げが見込まれるという。
 利用者にとっては、悩ましいところだ。しかし、世論調査で80%が「脱原発」に賛同しているのをみれば、安全で安心な再生エネルギーへの期待は大きいだろう。価格設定の過程を透明にし、算定の根拠を国民に説明すれば理解が得られるはずだ。
 新しい買い取り制度を見込んで、すでに新ビジネスは動きだしている。ソフトバンクは北海道に国内最大の大規模太陽光発電施設(メガソーラー)の建設を打ち出し、京都市でも計画中だ。地熱や風力など地域に合ったエネルギー事業が各地で立ちあがるのを促す仕組みをつくる必要がある。
 気になるのは、新制度に電力会社が送電網への接続を断れる例外規定があることだ。電力会社の都合に振り回されないようチェックしなければならないし、やはり送電を別会社に分離すべきだ。
 地域に根差した持続可能な再生エネルギーを育てていく、そうした転期を迎えようとしている。

[京都新聞 2012年04月05日掲載]
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 その一方で、どいつもこいつも、政治家はダメダメです(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012040501001301.html)。「地元」の定義の議論(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012040402000112.html)を吹っ飛ばすご発言にあきれ果てますね。

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012040501001301.html

原発再稼働、地元同意義務ない 藤村官房長官
2012年4月5日 15時17分

 藤村修官房長官は5日午前の記者会見で、定期検査により停止中の原発の再稼働に関し、地元の同意は必ずしも前提条件にならないとの認識を示した。「法律などの枠組みで同意が義務付けられているわけではない」と述べた。これまで原発の再稼働には地元の同意が必要としてきた姿勢を軌道修正した形で、原発の地元や周辺自治体などの反発は必至だ。
 政府は、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に向けた手続きを進めているが、周辺自治体が反対・慎重な立場を崩していないためとみられる。法律上の「同意」は不要との立場を強調し、再稼働実現への地ならしを図る狙いがあるようだ。

(共同)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012040402000112.html

原発の再稼働 全国が地元の認識で
2012年4月4日

 大飯原発3、4号機の再稼働をめぐる手続きは閣僚協議に委ねられたが、すぐには、その是非を判断しないという。原発の隣接府県や、また全国が“地元”との認識に立てば急げるはずもない。
 大飯原発再稼働の手続きは、経済産業省原子力安全・保安院、内閣府原子力安全委員会の審査を通過して、首相と関係三閣僚の協議による政治判断の場まで進んだ。
 原発依存度が高い関西圏の夏の電力需要に配慮して、再稼働に“前のめり”といわれた政府にも、その姿勢に疑念を抱く世論に押され、変化の兆しが見えてきた。立場としては原発推進側の枝野幸男経産相が「現時点では、再稼働に反対」と国会で明言したのも、その表れといえるだろう。
 そもそも再稼働へのプロセスは安全委の審査のあと、地元同意を経て、政治判断という順序になっていた。それを突然、政治判断のあとに地元同意、そしてもう一度政治判断という手順に変えた。
 政府は従来、大飯原発の“地元”は、原発が立地する福井県おおい町と福井県に限ると考えていた。原発から利益を受ける立地自治体に限れば、一回目の政治判断が事実上の最終関門になる。“前のめり”が丸見えだった。
 ところが、福井県と隣接する滋賀県や京都府知事、それに大阪市長から強い反発が出た。枝野経産相は国会で「日本全国が地元だ」とも述べた。
 福島第一原発事故の直接被害は広域に、間接被害は日本中に及んでいる。誰もがそれを実感している最中だ。立地自治体と隣接府県だけの同意で、本当に再稼働できるのだろうか。
 先月末に発表された「南海トラフ」の地震予測は衝撃的だった。活断層連動の巨大地震による最大二十一メートルの津波予測は、浜岡原発に建設中の防波壁を上回る。これを受けて保安院は中部電力に津波対策を再評価するよう求めた。
 日本列島は四枚のプレートの上に乗る地震の巣だ。再稼働を急ぐ以前に、最大級の地震を見すえた対策の見直しを、全電力会社の全原発にまず指示すべきではないか。
 福島原発事故を拡大させた当事者の政府による安全評価(ストレステスト)の結果自体が、国民の信を得ていない。少なくとも、国会の事故調による提言が出て、独立の規制機関が動きだすまでは、再稼働の政治協議も凍結し、この夏の節電対策を国民とともに考えるべきである。
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●「原発崩壊」樋口健二さん写真展

2012年04月10日 02時19分44秒 | Weblog


山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、4月4日付)。

 原発の安全神話に早くから批判の目を向けてきた樋口健二さん。下請け原発労働者の被爆問題にも早くから取り組んでおられた。そのような被爆労働や労働者なくして成り立たない社会や原発労働環境の異常さ。

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http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、4月4日付】

2012/04/04
<お知らせ>樋口健二写真展「原発崩壊」
執筆者: Yamaoka (1:20 pm)

 樋口健二氏(75)といえば、30年以上も前から原発作業員を追い続け、原発が被曝労働なしには成立しない産業であることを一貫して訴えてきたフォト・ジャーナリスト。このたび、写真集「原発崩壊」が第17回平和・協同ジャーナリスト基金賞を受賞したことを記念して、東京・大阪で写真展が開かれる。
 福島第一原発の大事故によって、原発労働の危険性がにわかに注目された。しかし通常の運転中でも作業員は少なからず被曝してきたし、下請け・孫請けの労働者は最も過酷な被曝労働に従事してきたことは、これまであまり知られてこなかった。
 樋口氏は、本紙・山岡の著書『福島第一原発潜入記――高濃度汚染現場と作業員の真実』でも取材に応じていただいている。

   「私は原発建設から、崩される風土、反原発運動、核燃料輸送、原発被曝労働者、
    原発下請け労働者、東海村JOC 臨界事故、福島原発崩壊を写真で記録した。
    その集大成の写真展としたい」(写真展開催にあたっての樋口氏のコメント)。

<期間>
  東京:2012年4月12日(木)~4月18日(水)
  大阪:2012年5月7日(月)~5月16日(水)
  時間:午前10:00~午後6:00(最終日 午後3:00まで)
  休館:日曜・祝日
  会場:オリンパスプラザ

写真展の詳細はこちらをご覧ください。
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●世界に向けて恥の発信=破滅への過程

2012年04月09日 00時00分47秒 | Weblog


asahi.comおよび東京新聞の一連の記事(http://www.asahi.com/politics/update/0403/TKY201204020672.htmlhttp://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012040201002068.htmlhttp://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012040401002190.htmlhttp://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012040590070545.html)。
 さらに、浜岡についての東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012040302000133.html)。とどめは、こちらのgendai.netの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/135946)。最後に、山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、4月6日付)。
 〆は、東京新聞のコラム(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012040702000135.html)。

 ここまでの一連の経過を見て、私は、とても恥ずかしい。世界に向けて恥をさらしている。あ~、このまま本当に再稼働する気だろうか? 本気で、世界を破滅させたいらしい・・・・・・。

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http://www.asahi.com/politics/update/0403/TKY201204020672.html

2012年4月3日8時9分
大飯原発の再稼働、判断先送り 近隣府県の反発に配慮

 野田政権は2日、定期点検で停止中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を再稼働させる政治判断を先送りする方針を固めた。福井県に隣接する京都府や滋賀県などの反発が強く、慎重に見極める。政権がめざす4月中の再稼働も厳しい情勢になった。

■枝野経産相、反対を明言
 野田佳彦首相は3日夕、枝野幸男経済産業相ら関係3閣僚と大飯原発の再稼働について協議。安全性の確認をするが、結論は見送る見通し。当初はこの段階で再稼働可能と判断し、地元を説得する方針だった。
 枝野経産相は2日の参院予算委員会で、社民党の福島瑞穂党首の質問に「地元をはじめ国民の一定の理解が得られなければ再稼働はしない」と答えたうえで、「現時点では私もいま再稼働に反対だ」と明言した。
 理解を求める「地元」の範囲は、「日本全国に福島(第一原発)の事故は直接、間接の影響を及ぼしている。そういう意味では『日本全国』が地元だ」と指摘。大飯原発から30キロ圏内に一部が入る京都府や滋賀県の知事が再稼働反対の意向であることを踏まえ、「2人の理解が得られないと地元の理解は得られたことにならない」と述べた。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012040201002068.html

首相、大飯原発再稼働3日に協議 京都、滋賀の理解前提と枝野氏
2012年4月3日 00時30分

 野田佳彦首相は3日、枝野幸男経済産業相ら関係3閣僚と関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働をめぐり協議する。東京電力福島第1原発事故以来、世論を二分している再稼働問題に対する政治判断のプロセスが始まる。枝野氏は2日の参院予算委員会で大飯原発立地の福井県に加え、京都府の山田啓二、滋賀県の嘉田由紀子両知事の理解が前提になるとの認識を示した。
 両知事とも再稼働には慎重・反対の意向を経済産業省原子力安全・保安院に伝えており、説得は難航必至だ。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012040401002190.html

首相、大飯再稼働8日にも要請 暫定基準は週内決定
2012年4月5日 05時52分

 野田佳彦首相は4日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に向け8日にも枝野幸男経済産業相を同県に派遣し、西川一誠知事に協力を要請する方針を固めた。東京電力福島第1原発事故の教訓を踏まえた暫定的な安全基準を週内に決定。西川氏には暫定基準を満たせば再稼働の安全性は確保されると説明する。政府関係者が明らかにした。
 夏場の電力需給の逼迫を見据え、経済停滞や市民生活への影響を回避するため、安全性確保を前提条件に再稼働は必要と判断した。

(共同)
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012040590070545.html

フィルターや免震施設除外 早期再稼働へ政府暫定基準
2012年4月5日 07時05

 政府は四日、関西電力大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題で、格納容器の圧力を下げるベント(排気)時に放射性物質を取り除くフィルターの設置など時間がかかる対策は、再稼働の是非を判断する暫定基準に含めない方針を固めた。非常用電源車の配備や建屋内の浸水対策などが進んでいることを強調し、フィルターなどは中期的に取り組むことを説明することで、理解を求めていく。
 暫定基準は、大飯原発がある福井県やおおい町が要望しており、野田佳彦首相が三日の関係三閣僚との会合で策定を指示。藤村修官房長官は四日の記者会見で、基準の策定について「一日二日、相当鉢巻きを巻いてやる」と話し、経済産業省原子力安全・保安院が検討を進めている。
 保安院は、東京電力福島第一原発事故を踏まえ、全電源喪失や冷却設備の機能喪失にならないよう三十項目からなる報告書をまとめている。基準はこれがベースになる。
 再稼働の条件となる安全評価(ストレステスト)の一次評価が進む大飯原発や四国電力伊方3号機は比較的新しい上に、福島第一原発に比べると格納容器が大きく、圧力が高まりにくいため安全性は高いとされる。非常用電源車の配備や、炉心への代替注水機能の確保などの対策も既に終わっている。ただ、ベントフィルターの設置や緊急時に大量の作業員が寝泊まりできる免震施設の建設など時間がかかる対策も残っている。これらをすべて満たすには「少なくとも三、四年はかかる」(保安院幹部)という。
 フィルター設置なども暫定基準に含めてしまうと、再稼働の時期が大幅に遅れることになる。このため、政府は三十項目のうち多くの安全対策が進んでいることを確認し、残る対策も計画が進んでいることをアピールしていく考え。
 ただ、原子力安全委員会が「一次評価だけでは不十分」と疑問を投げかけ、免震施設の重要性を強く訴えている。こうした中、骨抜きとも受け取れる基準で政府が再稼働を認めようとすれば、地元を含め広く反発が出る可能性もある。

(東京新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012040302000133.html

「21メートル津波対応を」 浜岡原発 保安院、中部電に指示
2012年4月3日 朝刊

 経済産業省原子力安全・保安院は二日、内閣府の有識者会議が中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)に二一メートルの津波が来る可能性を指摘したことを受け、これを想定した対策を取ることが急務だとの見解を示した。
 保安院は中部電に対し、東海沖から四国沖にかけて延びる「南海トラフ」で巨大地震が起きて二一メートルの津波が襲った場合、現在の対策ではどのような被害が出るのか、十六日までに調べて報告するよう指示した。
 中部電は、東京電力福島第一原発事故を受けた中期的対策として、海抜一八メートルの防波壁を建設中で、年内の完成を目指している。
 ただ、この防波壁は一五メートル程度の津波を想定しており、二一メートル級なら壁を突破して敷地内に津波が押し寄せる。1、2号機は廃炉作業中、3~5号機は冷温停止しているが、安全性がおびやかされる。
 保安院の森山善範原子力災害対策監は二日の記者会見で「不十分なら見直してもらう」と述べた。
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http://gendai.net/articles/view/syakai/135946

野田は原発再稼働を決めている
2012年4月3日 掲載

枝野の反対は芝居
 野田首相が急ぐのは、増税法案だけじゃない。関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を再稼働させる動きが急なのである。2日の国会で枝野経産相が「私は再稼働に反対」と表明したが、今夜、3閣僚で協議。順調にいけば、4月中旬にストレステスト(耐性評価)合格第1号として稼働するというのだ。

   「野田と枝野は、役割分担をしているだけ。産業界が再稼働を
    せっついてるんだから、野田が断れるわけがない。一方の枝野は
    東電を国有化して、後見人の仙谷に“料理”させたい思惑があるから、
    再稼働推進の姿勢は見せにくい。ちょっと慎重派を装っていますが、
    官邸が再稼働を決めれば、折れますよ」(官邸事情通)

 野田が再稼働に前のめりなのは、増税法案を後押しする勢力が再稼働推進派であることが一番だが、もう一つの理由があるという。

   「野田首相を焦らせているのは原油高。それにつられて物価が
    どんどん上がりかねない。そうなると、支持率はさらに下がるし、
    これからの国会で増税審議もやりづらい。原発再稼働で、
    原油高と電気料金値上げをなんとか食い止めたいのです」
    (全国紙政治部記者)

 アメリカのオバマ大統領が、ガソリン価格の上昇で支持率を急落させたのを見て、さらに焦り始めたらしい。自分を米大統領と比較するあたり、サルマネを通り越して、完全に自信過剰症に侵されている。
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http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、4月6日付】

2012/04/06
大飯原発の再稼動をやめろ!」--首相官邸前に1000人以上の市民が結集、怒りの声あげる

 関西電力・大飯原発(冒頭写真。福井県大飯郡)の再稼動に向けた動きが野田政権内部で進んでいる。本日(4月6日)、野田首相と枝野幸男経済産業相ら3閣僚は、運転再開を判断するための安全基準を最終決定した。週明けにも再稼動をするかどうか、政治判断すると見られている。
 こうした再稼動に向けた動きに強い危機感を抱いた市民らが、インターネットで情報交換し、本日午後6時、首相官邸前の歩道に詰めかけた。
 福島から避難してきた主婦、高校生、サラリーマン、主婦、フリーター、反原発活動家など様々な層の市民がマイクを握り、アピールを開始。

「5月5日、泊原発が停止したら、日本で運転している原発はなくなります。これこそ、子どもの日にふさわしい、子どもたちへの最高のプレゼントではないですか」(主婦)

福島第一原発の事故、誰が責任をとりましたか責任をとれるはずがない責任をとれないことは、もうすべきじゃない」(福島出身の女性)

「日本は地震、火山、津波の国。原発は本来、あってはならない」(反原発の活動家)

「安全対策は、まったくおきざりにされている。大飯原発は、電源車を用意したというが、地震で道路が通れなくなったらどうする。ベントのフィルターも付いていない。さらに、免震重要棟がない。放射能漏れが起きたら対処できない」(反原発の活動家)

「おれたちは、説得したり、お願いするためにきたわけじゃねえ。再稼動はふざけるな、いいかげんにしろ。もう一回、地震と津波が来たらどうする」(20代男性)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012040702000135.html

【コラム】
筆洗
2012年4月7日

 映画やテレビの世界には<セッシュする>という言葉があるらしい。ツーショットなどで、他の俳優と背丈が釣り合うよう身長の低い俳優を台の上に立たせることだという▼二十世紀初頭にハリウッドで活躍した日本人俳優早川雪洲(せっしゅう)は、長身の米国人女優と比べると背が低かったため、撮影ではよくその手が使われた。それが由来だとどこかで読んだ覚えがある▼大相撲の元力士舞の海さんにも、これに通じる話がある。新弟子検査の際、身長の規定に満たなかった。そこで苦肉の策、頭部にシリコーンを注入して何とか通ったのだそうだ▼首相ら関係閣僚が昨日、関電の大飯原発(福井県)3、4号機の再稼働の前提となる暫定安全基準を決定した。だが、重要だが時間のかかる対策は、「再稼働後」に実施する工程表を電力会社が示せばOKという内容なのだからあきれる▼<セッシュ>や<シリコーン>は、長身俳優の背丈や身長規定に届かせようとする涙ぐましい努力だろう。だが政府は、そうした姿勢を電力会社の安全対策に求めるのではなく、逆に、基準の方を下げてしまった印象が強い▼背丈といえば、ギリシャ神話に、捕まえた旅人の体を寝台の大きさに合わせて切ったり伸ばしたりする強盗プロクルステスが登場する。政府も似たり。「まず再稼働」という“寝台”に合わせ安全基準の“身体”を切るとは
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●移染を「除染」とウソを拡散: こんなところでも金儲けを企むキッタねー奴らの跋扈を蹴飛ばせ!

2012年04月08日 00時11分52秒 | Weblog


CMLに出ていた、内美まどか氏による、瓦礫処理に関する貴重なマンガhttp://list.jca.apc.org/public/cml/2012-April/015991.html)。その構図が分かりやすく説明されていますので、是非、PDFを見てみて下さい。一人でも多くの人に、この漫画を広く拡散して下さい。
 関連して、CMLに出ていた在沖外国人による瓦礫受入反対の動きについての記事(http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-April/015965.html)。さらに、関連して、本漫画にも出てくる下地幹郎幹事長による〝クーデター〟に関する記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/136007)。

 除染は〝移染〟にしか過ぎない(小出裕章さん)。あたかもこの世から放射性物質を取り除けるかのごとき嘘をばらまき、現実に汚染を広く拡散させ、広範囲にまき散らす結果が落ちである。北九州市やその他の受け入れに積極的な都市は、その辺をよく考えるべきだし、ましてや、いつもの、そして、相変わらずのエコノミックアニマルぶりにも要注意。
 ここにも、利権や金儲けの汚ったねー奴らの跳梁があるらしい。原発人災にもかかわらず、人の弱みにつけこむにも程がある。下地議員や仲井真知事・・・。本当に腹立たしいし、虫唾が走る。
 あの自民党の、あの小泉純一郎氏の、あのジュニアにまで蔑まれて国民〝不信〟党とまでいわれてしまっている、その幹事長の下地議員を介して、人の弱みにつけ込んだドサクサまぎれの利権や金儲けの行為は、消費税増税へともつながっている。このムダナノダ政権は本当にどうしようもない。

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http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-April/015991.html

[CML 016157] Re: [civilsocietyforum21] 漫画「瓦礫処理うけいれが東北復興にならない」

Maeda Akira maeda at zokei.ac.jp
2012
4 4 () 16:30:42 JST

前田朗です。
4月4日

いくつものMLで話題になっていますね。

読みやすい。2分でわかる瓦礫問題。子どもと一緒に読める。下地を枝野に変えて読め、など。

> ***************************
> 
> 是非、この漫画を読んで下さい。2分ぐらいで読めます。
> 
> 漫画家 内美まどかさん作の 「瓦礫処理うけいれが東北復興にならない」とい
> う作品です。とても分かりやすいので皆さん見てください。
> http://miyakeneko.up.seesaa.net/image/gareki.pdf

・・・・・・。
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================================================================================
http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-April/015965.html

[CML 016131] Re: がれき受け入れで米軍動くか 在沖外国人ら受け入れ反対の動き

maeda at zokei.ac.jp maeda at zokei.ac.jp
2012 4 3 () 16:24:36 JST

前田 朗です。
4月3日

転送です。

****************************
 沖縄オルタナティブメディアより転載
http://okinawa-am.net/report/opposition_debris.html

 がれき受け入れで米軍動くか在沖外国人ら受け入れ反対の動き
2012-03-30

 がれき受け入れ問題で米軍機関紙「星条旗新聞」が、沖縄在住の外国人を中心に受け入れを懸念する声が拡がっていることを伝えている。記事は27日付「東北大震災のがれき受け入れで反対の声が拡がる沖縄」(Opposition grows on Okinawa to burning debris from quake)。

 同記事では、沖縄へ移送されるがれきは福島からのものでなく、候補地の焼却場でもほぼ100%放射性物質の拡散を防ぐことができるという日本の環境省の見解を紹介。これに対し、在沖基地内で教師をするトレイシー・ロバーツさんは、大気汚染や飲み水からがんがひきおこされることを危惧し、「外で遊ぶ子どもたちが心配」であり「人体への影響があってから知らされても遅すぎる」と不安を滲ませている。

 また、フェイスブックでも沖縄でのがれき受け入れに反対する英語での署名活動が始まり、27日までの短い期間で600名以上の署名があったことも紹介。この中で署名に参加した沖縄でバーを経営するジェームス・パンクビッチさんは、「(福島第一原発事故後の放射性物質に関する)日本政府の安全対策を誰も信用していない」とコメント。

 さらに先週米海兵隊はこの問題を重視、日本の環境省に照会中であると書かれている。一方米大使館のスポークスマンは「日本政府ががれきを安全に処理することを信じている。日米間で協議の対象にはなっていない」と述べたという。

 福島第一原発事故発生直後から米国は自国民を早急に避難させた。それは日本政府が設定した禁止区域など信用せず、自国のデータに基づいた判断であった。今回の沖縄でのがれき受け入れ問題について、在沖米軍基地軍人・軍属として生活する自国民を救済するために、米国が独自の調査と判断を下すことはじゅうぶんありえる。沖縄は日本政府の決定ではなく、米国の圧力でがれき受け入れ問題から解放されるかもしれない。

 一方で、沖縄では次の問題も発生している。ベトナム戦争に使用された枯葉剤が当時の在沖米軍基地で保管、使用されていた疑いが濃厚であるが、その枯葉剤を運搬、散布、土中への廃棄などをした作業員に健康被害が出ている。米国はこの訴えのほとんどをこれまで認めてこなかった。つまり、たとえ自国民に対してであれ、軍事国家の冷徹な論理の下、不都合な真実にはふたをすることもある

 今回のがれき受け入れ問題で米国がどう動くか注目したい。いずれにせよ日本という国が米国に従属しているという事実を、このことは図らずも顕わにするだろう。

(西脇尚人)
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================================================================================【http://gendai.net/articles/view/syakai/136007

国民新党クーデター 自見「代表」を届け出
2012年4月6日 掲載

筋を通した人間が追われる政治はおかしい
 クーデターが着々と既成事実化されつつある。消費税増税閣議決定に反対し、「連立を離脱した」と主張していた国民新党の亀井静香代表の解任劇。国民新党の連立維持派は6日午前、党代表を自見庄三郎金融相に変更する政治資金規正法に基づく届け出を東京都選挙管理委員会を通じて総務省に提出した。
 下地幹郎幹事長はこの後、国会内で民主党の輿石幹事長と会談。連立継続を確認するため、新代表と野田首相との党首会談を6日中に開くよう申し入れた。
 しかし、国民新党には代表解任の規約はない。亀井も「解任が有効なワケがない」と譲らず、今後も混乱は収まりそうもない。
 小沢にしろ亀井にしろ、筋を通した人間が追われてしまう。こんな不条理がまかり通る政治はロクなもんじゃない。野田が庶民イジメの増税という無理を通そうとするから、あちこちほころびが生じるのだ。
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●不必要・無駄・危険な原発再稼働を許してはならない

2012年04月07日 00時00分56秒 | Weblog


東京新聞の社説(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012032702000059.html)とコラム(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012032702000065.html)。

 再稼働に向けての安全基準を決めたという。アホか!? FUKUSIMA人災で原子炉・格納容器からメルトダウンした何百トンという核燃料の回収の方法・技術、保管場所の目途が一切立っていないし、1~4号炉の燃料プール問題、特に、4号炉の危機的状況をどうするのかなど何一つ現状の確認や問題解決の糸口さへ見つかっていないのに、原発再稼働についての一体どんな安全基準を決め得るのか? ムチャクチャとしか言えない。よく恥ずかしげもなくそのような議論や、発言が出来たものである。

   『●原子力ムラの脅しに負けてはいけない
   『●議論などする気もなく、原発推進に邁進
   『●節電要請で脅して原発再開へと誤誘導
   『●足りとるやん!
   『●新聞社間の争いの背後
   『●泊原発という突破口: どうしようもない地獄への道
   『●「停電するぞ、だから原子力を止めるな」という脅しに負けるな!

 この1年余り、原子力利用の〝安全〟神話からの「解脱」を目指そうとしていたはずにもかかわらず、原子力ムラ住人による無意味な様々な〝脅し〟、ストレステストといった茶番によって、地獄の釜の蓋を再び開けようとしている。特に、ここ最近では、経済産業省枝野大臣の一人芝居・一人茶番劇は一体何なのだろうか? こんな猿芝居を見せられても、腹立たしいばかりである。こんな危険な暴走を市民は許しておいてよいのか? 「必要な原発再稼働」などあり得ない。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012032702000059.html

東電全原発停止 節電で夏を乗り切る
2012年3月27日

 東京電力の全原発が停止した。北海道電力の一基も五月に止まる。原発のない夏へと向かいつつある。尻込みなどせず、電力の需給体質を改善し、原発なしの暮らしに向かう挑戦の夏にしたい。
 世界最大の東電柏崎刈羽原発(新潟県)が停止した。「トラブル隠し」の発覚による二〇〇三年四月以来のことである。
 その時は短期間の停止で済んだ。だが今は、停止した原発の再稼働そのものが難しい状況だ。
 柏崎刈羽原発も全七基のうち、1、7号機が、再開の条件になる安全評価(ストレステスト)の一次評価を提出済みだ。しかし、福島第一原発事故収束のめどは立っていない。事故原因は国会などが調査中だ。
 柏崎市で震度6強を記録した〇七年の新潟県中越沖地震では、所内の変圧器が火災を起こし、黒煙を上げる事態になった。提出の一次評価には、計二百三十九カ所もの誤りが見つかった。国民の東電と柏崎刈羽原発への不信は、とりわけ強い
 「原発なし」でこの夏を乗り切るしかないことは、東電も恐らく承知のはずである。
 電力不足の不安は募る。東電は、ガス火力や揚水発電の増強で、昨年並みの供給力にめどを付けたという。危機回避のかぎを握るのは節電だ。昨年の夏は企業、市民を挙げての努力が実り、東電管内でピーク時に約一千万キロワット、原発十基分の節電を成し遂げた。
 企業にとって、節電はそのまま利益に変わる。多くの企業が節電体制を継続するはずである。
 この夏の電力危機を、エネルギー需給体質改善の契機ととらえたい。これまでは膨らみ続ける電力需要に合わせ、巨額の費用をつぎ込んで原発を造り続け、供給量を増やしてきた。それが私たちの経済と暮らしにとって、本当によいことだったのか。立ち止まってともに考え直すチャンスにしたい。
 もちろん、やみくもに減らせばいいというわけではない。病院や福祉施設への安定供給、企業の海外脱出回避、原発依存度が高い関西電力管内の救済策などを織り込んだ賢い電気の使い方を、供給側と消費者側が知恵を出し合って考えたい。
 電力側には一層の企業努力を求めたい。火力代替でかさむエネルギーコストを、すんなり値上げに転嫁するような消費者不在の姿勢を改め、不自然に高い燃料輸入価格の是正に動くなど、消費者への誠意を見せてほしい。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012032702000065.html

筆洗
2012年3月27日

 東京電力柏崎刈羽原発6号機が定期検査で運転を停止し、五十四基の原発のうち、動いているのは一基だけになった。原発が止まったら大変なことになる、と経済界はさんざん脅してきたが、どこかで停電が起きたわけではない▼東電管内でも、原発ゼロで今年の夏を迎える。でも、恐れる必要はない。電力不足キャンペーンが執拗(しつよう)に繰り広げられた昨年の夏を乗り切り、原発依存社会が虚構であると分かったからだ▼火力発電所の燃料コストが増えたから、電気料金を上げざるを得ないという主張も欺瞞(ぎまん)だ。液化天然ガス(LNG)の取引価格は、大きく値下がりしている。問われているのは、安く燃料を買う努力を放棄した電力会社の姿勢なのだ▼政府や電力会社は懲りずに電力需要に大きなゲタをはかせるだろうそのうそを見破ろう。ピーク時の電力を分散する知恵も絞りたい。例えば、夏の高校野球の全国大会は開催を秋にずらしたらどうだろう▼東電への追加融資の条件として、メガバンクは原発の再稼働を挙げている。今後、事故が起きた場合、自らが背負う重大な責任を自覚しているのか、大いに疑問だ▼財界や大銀行が原発の再稼働を強く主張する一方、中小企業の経営者が集まった脱原発のネットワークが、急速な広がりを見せている。自然エネルギーの自給自足を目指す地域の熱意を強く支持したい。
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●FUKUSIMA原発人災の原因や状況などどうでもよい、原発再稼働という結論ありき

2012年04月06日 01時14分00秒 | Weblog


asahi.comの社説(http://www.asahi.com/paper/editorial20120327.html)。また、東京新聞の二つの記事(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012032790070906.htmlhttp://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012032701002096.html)。

 東京新聞の二つの記事にあるように、状況は何一つ解決に向かっていないし、原発人災の原因すら解明されていないのに、原発再稼働や原発輸出の議論が出るなど、あり得ない話だ。結論ありきのストレステストという数字・算数のお遊びで、「ワレワレ地元」に納得しろという。「ワレワレ地元」を無視して、政治判断などされてはたまらない。

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http://www.asahi.com/paper/editorial20120327.html

2012年3月27日(火)付
原発再稼働―なぜ、結論を急ぐのか

 野田政権が原発の再稼働に踏み切ろうとしている。
 東京電力の柏崎刈羽原発6号機が定期検査に入り、全国で稼働しているのは、北海道電力の泊3号機1基になった。それも5月5日に止まる予定だ。
 「稼働原発ゼロ時代」に向かうなか、原子力安全委員会は関西電力の大飯3、4号機(福井県)について「ストレステストの1次評価は妥当」と認めた。
 これを受けて、野田首相と経済産業相ら関係3閣僚が「稼働しても問題はない」と判断し、地元の理解を得る段取りを考えている
 しかし、1次テストは地震や津波に対する原子炉の余裕度を机上でチェックするものにすぎない
 なぜ、福島第一原発で事故が起き、被害の拡大防止に失敗したのか。その詳しい検証は進行中であり、新たな安全基準作りもまだ道半ばだ。
 全国の原発では、電源喪失に備えた短期的な対策を講じた程度だ。福島事故で作業員が立てこもった頑丈な免震重要棟も、大飯をはじめ、多くの原発には備わっていない
 安全委自ら、「1次評価だけでは安全性を評価するには不十分」と位置づけているのに、なぜ政治判断を急ぐのか
 首相らが夏の電力不足を心配しているのは言うまでもない。その懸念はわかる。
 であれば、まずは電力需給を精査しなければならない。
 需要面では、電力使用が前年実績を下回ったら料金を割り引いたり、ピーク時の料金は高くしたりする制度を広げる。いざという時に電力の使用を制限する代わりに、料金を低く抑えている大口顧客との「需給調整契約」を徹底する。
 供給面では、企業が持つ自家発電をもっと活用する。各電力会社の送電線を結ぶ連系線を積極的に使い、広域で電力をやりくりする。
 こうした対策を講じた場合、本当にどの程度、電力が足りないのか。そのシミュレーションを明らかにするのが、再稼働を判断するための大前提だ。
 全国の原発54基のうち53基が停止している背景には、「原発を減らしたい」という多くの人の意思がある。
 一方で、電力業界には「大飯をきっかけに順次、原発を再稼働させたい」という思惑が透けてみえる
 野田政権は軸足をどこに置くのか。首相が脱原発依存への大きな道筋を語らないまま、原発の再稼働に動いても、世論の支持は得られない
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012032790070906.html

フィルターいまだゼロ 国内全原発 排気筒
2012年3月27日 07時09分

 原発で重大事故が起き、格納容器の圧力を下げる排気(ベント)を迫られた際、放射性物質の排出を最小限にとどめるためのフィルターが、国内のどの原発でも設置されていないことが、電力事業者への取材で分かった。事故時には作業員らの前線基地となる免震施設の放射線対策が進んでいないことも判明。東京電力福島第一原発事故の教訓が十分生かされていない。 
 福島事故では、炉心が過熱し、格納容器の圧力が設計値の二倍前後まで上昇。容器が大破する最悪の事態が起きないようベントに踏み切った。排気筒にフィルターが付いていなかったため、大量の放射性物質をまき散らす結果を招いた。
 現地対策本部が置かれた免震重要棟では、窓に放射線を遮る備えがなく、対策室を除いては放射性物質を浄化する設備もなかった。会議室や廊下に寝泊まりした作業員は、放射性物質を吸い込む内部被ばくの危険にもさらされた。
 また、自衛隊の電源車から電気の供給を受けようとしたが、ケーブルを接続するソケットの形状が異なり、使用されなかった。
 本紙はこうした問題点について、原発を保有する電力事業者に対策の進展度を取材。その結果、四社がベントフィルターの設置を決めたものの、事故から一年が過ぎたのに、実際に設置したのは一社もなかった
 前線基地の放射線対策では、対策室には浄化装置がほぼ完備されているものの、棟全体にまで対応しているのは東電だけだった。
 電源ソケットなどの統一化は、「十分に電源車を確保した」などを理由に、消極的な事業者が多かった。

(東京新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012032701002096.html

福島第1原発で汚染水が海に流出 ストロンチウム含む80リットル
2012年3月27日 05時17分

 東京電力は26日、福島第1原発で高濃度汚染水を処理した後に淡水化する装置と貯水槽の間をつなぐ配管から汚染水が漏れ、一部が海に流出したと発表した。
 東電は、配管から漏れた量は約120トンで、そのうち海に流出したのは約80リットルと推定。放射性ストロンチウムを含んでいるとみられ、汚染水の濃度は1立方センチ当たり約14万ベクレルという。
 作業員が26日午前8時半ごろ、配管の継ぎ目部分からの漏えいを発見、この部分が破損していた。
 経済産業省原子力安全・保安院は東電に原因究明と再発防止対策を講じるよう指示した。

(共同)
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●『沖縄密約』文書破棄という歴史の冒涜 ~「捨てちゃったんだからもういいジャン」の国~

2012年04月05日 00時00分48秒 | Weblog


東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012031501002104.html)。

 こちらも原告側敗訴でした。どちらも東京高裁。沖縄密約文章を意識的に破棄したはずで、破棄した者が最も悪いのだが、司法のだらしなさも影響しているだろう。東京新聞の云う「歴史の冒涜」である。「「無いんだから仕方ないジャン」、「捨てちゃったんだからもういいジャン」という言い訳を認めて良いのか」!

   『●〝沖縄密約〟東京高裁判決、原告側の逆転敗訴

 綿井健陽さんの言葉を再掲。

    「【http://watai.blog.so-net.ne.jp/2011-10-01 wataitakeharu昨日(29日)は
     沖縄密約文書開示訴訟の判決の一報を、普天間基地の隣りの沖縄国際大で聞いた。
     東京高裁では頻繁にある“逆転判決”とはいえ、驚く
     外交文書を政府が捨ててOKの国・日本。沖縄の地元2紙から→
     http://t.co/j9vJ34QW http://t.co/qw6ZaIKm 09/30 01:32」

 でも、本当に廃棄したのだろうか? 誰が誰に命じ、誰が誰に実行させたのか? でも、どこかに隠してるんじゃないかいな? いずれにしろ、本当に恥ずかしくないか、この国は?

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012031501002104.html

二審も密約文書開示認めず 「廃棄なら極めて問題」と指摘
2012年3月15日 22時19分

 沖縄返還(1972年)の密約文書をめぐり、NPO法人「情報公開クリアリングハウス」(東京)の三木由希子理事長(39)が国の不開示決定取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は15日、一審東京地裁判決に続き請求を退けた。

 三輪和雄裁判長は、文書は71年6月ごろには外務省にあったが、2006年4月の不開示決定時点では存在が確認されなかったと認定。決定自体は適法としたが「廃棄されたとすれば行政組織の在り方として極めて問題が大きい」と指摘した。

(共同)
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●我が身を省みらずに遠吠えする元新聞記者らしき人と校長の検閲に喝采を送る元弁護士らしき人のイサカイ

2012年04月04日 00時22分48秒 | Weblog


gendai.netの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/135681)、zakzakの記事(http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120319/plt1203191118000-n1.htm)。さらに、日刊スポーツの記事(http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20120321-920536.html)。

 清武騒動や、憎っくき朝日新聞との契約金騒動など、読売巨人軍も大変ですな。1.5億が10億近くというのは、野球協約ではなく単なる〝努力〟目標とはいへ、妙な方向に努力してしまっていて、これを真っ当な行いといえるのかいな? 私は度が過ぎていると思いますね。アンチじゃなかったとしても。
 本件も、どうでもいい話題ですが。元新聞記者らしき人元弁護士らしき人の諍いらしいです。元新聞記者らしき人には我が身を省みてもらいたいですし、元弁護士気らしき人には安田好弘弁護士 バッシングに走ったり校長の検閲に喝采送ったりトンデモぶりに呆れるばかりです。inti-solさんのブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/intisol/diary/201204020000/)で、大阪市の新規採用者発令式で気を付けの姿勢で「歌」を歌えだの、ましてや「皆さんは国民に対して命令する立」といった元〝ト〟知事ぶりな発言に対する疑念が提示されていますが、まったく同感。
 〝天皇〟と〝ヒトラー〟の闘いですな。

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http://gendai.net/articles/view/syakai/135681

ナベツネのボロクソ批判になぜか沈黙の橋下市長
2012年3月15日 掲載

 10日に発売された「文芸春秋」4月号で、読売新聞の渡辺恒雄会長(85)が、橋下徹大阪市長(42)を激しく批判している。
 先月、橋下が「選挙では国民に大きな方向性を示して訴える。ある種の白紙委任」と発言したことに対し、〈この発言から、私が想起するのはアドルフ・ヒトラー〉とバッサリ。橋下の「白紙委任」発言を、〈非常に危険な兆候〉と批判した。
 また「船中八策」については、〈地方分権や教育改革については、首を傾げたくなる部分が多い〉〈教育バウチャー制度も私にはまったく理解できない〉〈年金の掛け捨ても、導入すれば年金制度の秩序は崩れる〉とケチョンケチョンだ。
 これまで他人から批判されると、ムキになって反論してきた橋下が、ナベツネに対してどんな反撃をするのかと思いきや、全く反論していない
 発売から6日も経つというのに沈黙を守ったままなのだ。

   「これまで橋下さんは気に入らない記事や発言に対しては、
    すぐさまツイッターなどで“反撃”してきました。北大の山口二郎教授、
    白鴎大の福岡政行教授、精神科医の香山リカ
    毎日新聞の山田孝男編集委員……と片っぱしでした。生い立ちを報道した
    週刊誌に対しても『バカ文春』『バカ新潮』とののしっている。
    6日間も沈黙を守るのなんて初めてです。役所では『ナベツネにビビっている』と
    囁かれています」(市役所関係者)

 結局、コワモテには何も言えないのか。
 橋下がこのまま黙るのか、反撃するのか、楽しみだ。
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120319/plt1203191118000-n1.htm

“橋下市長vs読売・渡辺会長”どっちが独裁者?
2012.03.19

 大阪市の橋下徹市長(42)が18日、読売新聞のグループ本社の渡辺恒雄会長・主筆(85)に大反論した。渡辺氏が月刊誌で、橋下氏について「(ナチスドイツの)ヒトラーを想起する」と危惧したことに対し、ツイッターで「渡辺氏の方が堂々たる独裁じゃないですか」とやり返したのだ。43歳差、孫と祖父ほど離れた“年の差バトル”の行方は。
 最初は、渡辺氏が月刊誌「文芸春秋」(4月号)でジャブを放った。橋下氏の憲法改正姿勢は評価しながらも、朝日新聞のインタビュー(2月18日付)で、「選挙では国民に大きな方向性を示して訴える。ある種の白紙委任なんですよ」と発言したことを取り上げ、こう問題視した。

    「私が想起するのはアドルフ・ヒトラー。ヒトラーは首相になった途端『全権委任法』を
     成立させ、これがファシズムの元凶になった。非常に危険な兆候だと思う」

 ホロコースト(大量虐殺)を引き起こした歴史的独裁者と並べられたことに反応したのか、橋下氏は18日午後からツイッターで「文芸春秋における読売新聞主筆渡辺氏の論文を読んだ」と前振りして反論を始めた。
 まず、渡辺氏が、自身とヒトラーとだぶらせたことを「論理の飛躍」といい、「ヒトラー独裁のときの統治機構・メディアの情況(そのまま)と今のそれを比較して独裁云々を論じなければならない。今の統治機構において権力は完全な任期制。そして公正な選挙で権力は作られる。これだけでいわゆる独裁は無理。さらに何と言ってもメディアの存在。日本においてメディアの力で権力は倒される」と指摘。
 さらに、「僕はメディアの公式な取材にはできる限り応じているつもりだし、情報公開も徹底しているつもり。選挙が公正に行われる限り、権力の独裁はあり得ない」「僕なんかね、制度で雁字搦め(そのまま)に縛られ、維新の会以外の多数会派とメディアの厳しいチェックも受けて、独裁なんてやりようがないですよ。所詮、ローカルの大阪市役所の所長ですしね」などと数回にわたってつぶやいた。
 そして、最後に「それに比べれば、渡辺氏の方が読売新聞社だけでなく政界も財界も野球界も牛耳る堂々たる独裁じゃないですかね!」と結んでいるのだ。
 渡辺氏が再批判に応じるのか、見ものだ。
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http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20120321-920536.html

私利私欲老人に取り合わない」清武氏側

 巨人前球団代表の清武英利氏(61)の代理人、吉峯啓晴弁護士(62)が20日、取材に応じた。巨人渡辺恒雄球団会長(85=読売新聞グループ本社会長)が、新人選手への契約金超過問題を報道した朝日新聞に内部文書を流出させたのは清武氏と決めつけたことについて、次のようにコメントした。

    「是非、善悪の区別がつかなくなっている私利私欲に固まった老人の
     不規則な発言
について取り合っている暇はない。ここ何日かの読売新聞の
     報道はブラックジャーナリズム以下の水準で、取り合っている暇はない。
     こちらは志を持ってやっているので、私利私欲ででたらめなことを
     言っている老人やブラックジャーナリズム以下の読売新聞に対し、
     同じ水準に降りるつもりはありません。正々堂々、王道をいくだけです」

 渡辺会長は19日夜、朝日新聞の報道が球団の内部文書を基にしたものであることを問題視し、情報を流した人物は「1人しかいない」と言い切った。コーチ人事をめぐる対立から球団代表を解任された清武氏が関与した可能性を問われると「他に誰かいるのかい?」と断じた。法廷闘争に持ち込む構えを見せ「窃盗事件だよ。偽計業務妨害、特別背任。元役員としては、そういうことになる」と、民事だけでなく刑事告訴も検討していると明かしていた。

 [2012年3月21日7時32分 紙面から]
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●『原発のウソ』読了

2012年04月03日 00時25分28秒 | Weblog


小出裕章著『原発のウソ』、3月読了。扶桑社新書、2011年6月5日初版第二刷。

 本の帯。「危険性を訴え続けて40年/〝不屈の研究者〟が警告する原発の恐怖/〝安全な被爆量〟は存在しない!/原発を全部停めても電力は足りる!/福島第一は今後どうなるのか?/3.11事故後、初の書きおろし!!」
 WP『小出裕章(京大助教)非公式まとめ/京大原子炉実験所助教 小出裕章氏による情報』(http://hiroakikoide.wordpress.com/)や『小出裕章 (京都大学原子炉実験所) の情報を拡散する会』(http://www.facebook.com/hiroaki.koide.info)にアップされている映像資料等で多くは学習済み。
 でも、非常に分かりやすく、明快。なぜ、FUKUSIMA原発人災の原因・状況も未だ分からず、したがって、解決策や対策が提示できる訳もない今、原発再稼働・原発建設再開・原発輸出なのか、原発ムラ住人のそのデタラメぶりが説明されている。是非一読すべき書である。

 目次は以下の通り(http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/9784594064204.html)。

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http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/9784594064204.html

   第1章 福島第一原発はこれからどうなるのか
   第2章 「放射能」とはどういうものか
   第3章 放射能汚染から身を守るには
   第4章 原発の“常識”は非常識
   第5章 原子力は「未来のエネルギー」か?
   第6章 地震列島・日本に原発を建ててはいけない
   第7章 原子力に未来はない
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●ムダ内閣の消費税増税

2012年04月02日 00時07分47秒 | Weblog


東京新聞の社説(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012040102000036.html)。

 野田首相が消費税増税法案について閣議決定してしまった。消費税問題は、原発の再稼働問題に似ている。特に理由もなく、何となく原発を再稼働しないと電力不足になるような気がしている。全く必要も無いのに。しかも害毒をばらまく。消費税増税も同様だ。地震・津波や原発人災からの復興のため、あるいは、将来のためという漠然とした理由で、その増税を納得した気になってはいないのか。14年連続で自殺者が3万人を越えたそうだが、それに拍車をかけるだけだろう。小売業者や中小企業、弱者をいじめるためとしか思えない。大企業は痛くもかゆくもない。こんな暴挙を実行させてはならない。

        『●『消費税のカラクリ』読了

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012040102000036.html

週のはじめに考える なぜ消費税引き上げか
2012年4月1日

 野田佳彦内閣が消費税引き上げ法案を閣議決定しました。これから国会審議が始まります。そこで、あらためて増税問題を根本に戻って考えてみたい。
 閣議決定にこぎつくまでに民主党内では連日、深夜未明まで激しい議論の応酬が続きました。最後まで争点になったのは、景気が好転しなければ増税を凍結するかどうかをめぐる景気条項です。
 結論を言えば、条文は玉虫色になりました。増税を目指す政府側は「経済成長に努力すれば増税できる」と条文を解釈し、反対派は「実質2%、名目3%成長が達成できなければ増税できない」と受け止めています。

増税実現に高ハードル

 条文は玉虫色とはいえ、政府が成長率を数字で示すのに強く抵抗していたのを考えれば、法案がこのまま成立したとしても、実際に増税するには高いハードルが課せられたとみていいでしょう。
 その前に法案が成立するかどうか不透明です。民主党内の増税反対ないし慎重派は小沢一郎元代表を中心とするグループだけでなく、小沢鋭仁元環境相や馬淵澄夫元国土交通相など経済成長を重視する議員たちにも広がりました。
 国民新党は亀井静香代表が反対する一方、自見庄三郎金融相が閣議で法案に賛成し事実上の分裂状態に陥っています。
 自民党はもともと増税賛成の立場ですが、最低保障年金の創設や後期高齢者医療制度の廃止を唱える民主党の議論に反対し、まず衆院解散・総選挙を訴えています。野田首相が「政治生命をかける」と力説しても、法案成立は相当難しいと言わざるをえません。
 増税は社会保障との一体改革がうたい文句でした。ところが、月額七万円の最低保障年金創設だけでなく、年金一元化も具体的な制度設計を示さず、社会保障部分は置き去りにされたままです。

「所得再配分」の財源は

 民間に比べて有利な公務員の共済年金にある「職域加算」と呼ばれる上乗せ給付の廃止も先送りです。国会議員の定数是正も進みません。これで「身を切る改革」といえるのでしょうか。
 増税に伴う制度設計もずさんさが目立ちます。医療と介護、保育などの自己負担合計額に上限を設ける総合合算制度、共通番号制が始まるまでの低所得者に対する簡素な給付措置、住宅課税や消費税との二重課税が指摘されている自動車取得税・重量税の扱いなど、ざっと法案をみただけでも「検討中」ばかりです。
 「まず増税ありきの姿勢で結論に到達するのを急いできたから、弱い立場の低所得者や中小零細事業者への目配りも完全に後回しになってしまいました。
 本来なら、もっと根本にさかのぼって議論を深めねばならない問題があります。それは、そもそも社会保障の財源に充てるために消費税を引き上げるのが適切なのか、という論点です。
 消費税を社会保障財源に充てる考え方は、自民党政権時代から財務省が推し進めてきました。社会保障費が政府予算の三割を占め、年に約一兆円増加する現状をみれば、増税分を社会保障に回すのはもっともらしく見えます。
 しかし、社会保障が「政府の所得再配分」機能そのものである点を踏まえれば、その財源も所得再配分にふさわしい税目によって賄われたほうが望ましい。それは所得税や法人税です。
 高所得者により重い負担を求める累進構造を備えた所得税や利益を出した法人に課す法人税を財源に、政府が弱者への安全網を整える。それこそが所得再配分、すなわち社会保障の原理原則であるからです。
 あるいは保険料の引き上げによって財源を賄う考え方もある。個人の納付記録が残る保険料を主財源にすれば、給付と負担の関係が透明になる利点があります。
 これに対して、消費税は地方の基幹財源にしたほうが適切です。消費はどこでも生じるので、都会と比べた地方の偏りが少ない。行政サービスの対価として課税するので納得感も得られやすい。
 たとえば住民が手厚い行政サービスを望むなら、自治体は高い消費税を課せばいいのです。もちろん逆もあります。受益と負担の関係が明確になり、結果として地域の自立意識も高まるでしょう。

ちゃぶ台返しの論争を

 もしかしたら「私の住む街は消費税が高いから、行政サービスの質がいいんだ」と高い税金に誇りを抱く住民意識すら生まれるかもしれません。「高い税は絶対ダメ」ではなく、納得感がない増税だからダメなのです。
 野田首相はよく「ちゃぶ台返しはダメだ」と言いますが、国会は政府ではありません。国会議員は政府がこしらえた議論の土俵を壊すところから論戦を始めねば。
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●子供や弱者を守れない国: 我国では14年連続で自殺者が3万人を越えて・・・

2012年04月01日 00時06分22秒 | Weblog


東京新聞のコラム(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012031902000029.html)。

   『●消費税増税は格差を助長するだけ
   『●自民党の消費税増税反対=マニュフェスト違反
   『●『消費税のカラクリ』読了

 FUKUSIMA原発人災で、「スピーディー」のデータは〝早々〟に隠され、危険性は〝早々〟にアメリカには伝えられ、一方、福島の「地元」民は被爆させられた。いま、福島の「地元」の子供達は被爆し続けさせられている。
 〝時期外れ〟の消費税増税で、大企業の顔色をうかがいつつ、弱者を切り捨てる。どこが一体全体「生活が第一」なのか!? 「大企業が第一」じゃないのか?
 お願いだから、「子供や弱者を守れない国」なんて書かせないでくれ。FUKUSIMA原発人災から、せめて教訓を学んでくれ。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012031902000029.html

【コラム】
筆洗

 作家の城山三郎さんは、学校の人間関係に悩んだ孫娘が学校に行けなくなった時、一枚の紙をそっと手渡したそうだ。そこに書かれていたのは「鈍(どん)・鈍(どん)・楽(らく)」という言葉だった▼鈍=人間関係に気を使わない。鈍=まわりが何を言っても気にしない。楽=そうすれば、どんどん気が楽になり楽しくなる。さりげなく、祖父はそんなことを伝えたかったのだろう▼「父は自分にも言い聞かせるように、周囲の目、声は必要なものだけキャッチして、あとはケ・セラ・セラ(なるようになる)でいけばよいと、優しく諭してくれた」と次女の井上紀子さんが自著に書いている▼お孫さんは多くの人の励ましを得て立ち直ったそうだ。周囲が静かに見守っていれば、少しぐらいの挫折を乗り越える力は子どもたちに自然に備わっている。今もそう信じているが、この数字には衝撃を受けた▼十四年連続で三万人を超えた昨年の自殺者のうち学生と生徒の自殺者が前年より百一人(10・9%)も増えた。統計を取り始めた一九七八年以来、初めて千人を突破したという▼多くの若い人たちの未来も震災によって突然奪われ、命の尊さはずっと語られてきた。その間にも、生きる希望を失った若者は自らの命を絶っていた。この悲しい現実に胸がふさがれる。何ができるか分からない。せめて、「鈍・鈍・楽」の言葉を届けたいと思う。
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