エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

聖書の言葉 :来る

2017-06-24 06:48:41 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
言葉が、「いのちのことば」になる時
      発達トラウマ障害(DTD)の子ども。演劇トラウマプログラムを通じて、言葉の豊かさと力に気付けた者は、幸いなるかな。 The body kee......
 


 今朝の聖書の言葉は,来る,です。

 今朝も、本田哲郎神父様の翻訳で。「新約聖書」の3番目のイエスキリスト物語「ルカによる福音書」第9章。

 「なにも持たずに行け  援助ではなく協力を

 1イエスは十二弟子を呼び集めて、あらゆる悪霊にうちかつ権威と病気を手当てする力をあたえ、神の国を告げ知らせて病人がいやされるようにと、彼らを派遣した。」

 何の変哲もない。その様にも読めますよ。でも、神の国も、癒しも、来るものだ、ということが、ここから、ハッキリ判ります。

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現世考:  #パレーシア

2017-06-24 05:42:03 | 間奏曲

 

 

 

  発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com  但し,全て半角にしてから,☆→1430777@に変換してください。当方,年間70~80ケースの発達トラウマ障害(DTD)セラピーをしてきていかなりのケースが善くなっていますよ。あなたも是非位一度連絡してください。料金は収入によっていろいろです。世帯所得によって,ワンセッション500円(家庭保護世帯,母親のひとり親世帯など)~

 
言葉が、「いのちのことば」になる時
      発達トラウマ障害(DTD)の子ども。演劇トラウマプログラムを通じて、言葉の豊かさと力に気付けた者は、幸いなるかな。 The body kee......
 

 

 

 いまのニッポンには、ウソとゴマカシばかりの言葉が溢れていますでしょ。あるいは、人を貶める言葉ですね。あるいは、しゃべれば、自分と身内が損をするから、と、猫ッカブリの、沈黙の言葉くらい。いずれにしろ、いまのニッポンの言葉には、倫理に悖る,ろくなものがありません。

 昨日、記者会見で話をされた前川喜平さんの言葉は、それとは全く違うパレーシアでした。話をする事そのものが、倫理的でしたでしょ。パレーシアとは、弱い立場の人が、強い立場の人に対して、腹蔵なく語る言葉のことだからです。

 いまのニッポンで、一番大切な言葉は、まさに、パレーシアの言葉ですね。なぜなら、パレーシアの言葉こそ、真実を教えてくれる言葉ですし、いまのニッポンで一番必要なものは、まさに、パレーシアなのが,真実だからです。

 私どもも、パレーシアな言葉を話せる真実な自分を生きたいものですね。

  

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#根源的不信感  #対人恐怖  #抑えがたい憎しみ

2017-06-24 01:06:35 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

  発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com  但し,全て半角にしてから,☆→1430777@に変換してください。当方,年間70~80ケースの発達トラウマ障害(DTD)セラピーをしてきていかなりのケースが善くなっていますよ。あなたも是非位一度連絡してください。料金は収入によっていろいろです。世帯所得によって,ワンセッション500円(家庭保護世帯,母親のひとり親世帯など)~

 

 
発達トラウマ障害(DTD)≒愛着障害という診断名は、現状を変える力がある診断名だぁ!
      「発達トラウマ障害≒愛着障害」は、「正しいこと」を強制されるという禁忌を、税金を使ってやらかす、という虐待されているのが普通ですから、発達トラウ......
 

 ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.306, ブランク後の,第3パラグラフから。

 

 

 

 私どもは対人関係でも苦労しますでしょ。対人関係の痛みが早ければ早いほど,母親とのやり取りがないことが早ければ早いほど他の人の関わりが自分に対する攻撃だと解釈しがちですし,相手のご苦労や不安や関心を理解できなくなりがちです。相手の暮らしも複雑なんだと気づかなければ,相手のすることなすことが,自分を傷つけ,ガッカリさせることだ,と見なすことにもなりますね。

 

 

 

 

 

 ここは,赤ちゃんのころに心ぬくもるやり取りがない時期が早いほど,根源的不信感が強まることを述べています。怖いものですね。根源的不信感が強ければ強いほど,自分に関わる人を悪く思うようになってしまうのですから。しかも,相手を悪く思うのは,あくまで相手が悪いのであって,自分が根源的不信感が強いせいだ,とは考えないことが,一層恐ろしいところですね。

 

 

 

 

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エリクソンの叡智: #滅び #発達トラウマ障害(DTD)

2017-06-24 00:02:02 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 
犬の生活からの卒業出来る人、卒業できないビョーキの人
      発達トラウマ障害(DTD)≒愛着障害の子どものセラピーも。セラピスト自身の根源的信頼と、それに基づいた賢慮があれば、人と仲良しになれる、という訳......
 

 エリクソンを読んでますと,発達トラウマ障害(DTD)の子どものセラピーをしていたなぁ,と感じるところに出くわすことがあります。今宵のところもその一つです。

 Toys and Reasons.『おもちゃと目覚めていること』 p.50の最後のパラグラフ。

 

 

 

 

 私ども,サイコセラピストが≪滅び≫が始まるのが判るのは,子どもの患者さんに会う時です。その子どもは,ここまで申し上げた,赤ちゃんの時のお母さんとのやり取りがかなり弱かったために,見えない栄養が足りないお子さんです。あるいは,心の病(発達トラウマ障害(DTD))に侵された青年の患者さんに会う時ですね。その青年は、 毎日 、 或いは 、1時間ごとに、 サイコセラピストから 、 自分が人を大事にしているし、人からも大事にされる存在だと言う事を 、確認せずにはいられません。 さもなければ、落ち込んでしまいます。 或いは、自殺してしまうかもしれませんし、大事な人をあやめてしまうかもしれません。

 

 

 

 

 ここに、エリクソンが取り上げているのが、発達トラウマ障害(DTD)だと考えられます。この≪滅び≫は,≪私≫,すなわち,心=命が死んでいる,ということです。

『新約聖書』の『マルコによる福音書』8章にある通りです。

35おのがいのちを救おうと思うものはそれを失い、わたしと福音のゆえにいのちを失うものはそれを救おう。36全世界をかち得ても、おのがいのちを取られれば何の役に立とう。」

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