エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)の子どもが変わると、親も変わる

2016-08-11 08:45:16 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
人それぞれの「運命の分かれ道」
  発達は一歩ずつ。一歩ずつが大事でしたね。 The life cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』、p66の 下から6行目途中から。 ......
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども。子どもの状況が改善すると、その親も、サイコセラピストを信頼します。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.145のブランクから。

 

 

 

 

 

 音楽と運動のクラスで、コナーが成長するにつれて、私どもは、一層前向きの変化を見始めましたね。1つは、コナーの歩き方がずっと普通になりました。それも、コナーが不安になっている時もそうでした。また、次第に、ロッキングや鼻歌がなくなりましたね。コナーを初めて知るようになった時には、こういった行動をいつもやってました。もっとも、コナーは学校にも行ってなかったし、ゲームもやらなかったしね。でも今は、そういう行動を戻るのは、誰かがコナーを驚かせたり、怒らせたりした時でした。私の患者が文字を読めたらいいのにと思います。ですから、どんな課題からも離れてしまった場合は、コナーはその課題に穏やかに向かい合う所に戻ります。コナーは1年間治療をした後、コナーの両親と担任は、コナーのオカシナ行動しか見ないのではなく、本当のコナーを見始めてましたね

 

 

 

 

 コナーが改善するまで、1年かかったわけですね。でも、治療が進めば、親や担任の子どもに対する見方もかよくなってきましたね。

 

 

 

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