≪究極的な見通し≫が、人生を左右するのにね高齢者が、「ひどい目にもあったけど、人生は上手く出来てるね」と感じるのか? それとも、「良いこともあったけど、人生に何の望みもありゃしない」と感じるのか? という危機に......
発達トラウマ障害(DTD)の子ども。公衆衛生上でも、社会福祉の上でも、学校教育の上でも、最大の問題だ、と考えますが、ニッポンでは、まだ、発達トラウマ障害(DTD)の存在すら認識されていないのが、悲しき現状です。残念です。
発達トラウマ障害(DTD)は、境界性人格障害、うつ、統合失調症などの精神病だけではなく、薬物やアルコール、家庭内暴力やストーカー、仕切り屋にならないではいられない、いろんな依存症、心臓病やガンなどのストレス関連の病気など、病気のてんこ盛りの人生です。
The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.353の、第3パラグラフから。
私の同僚と私は、私どもの研究を、トラウマが一番衝撃を及ぼすところ、すなわち、子どもの時期と思春期に集中させています。私どもが「国立子どもトラウマ・ストレス・ネットワーク」を2001年に設立して以来、アメリカ中の150以上のトラウマ・センターにネットワークが広がっています。一つ一つのセンターは、学校、若年の犯罪者更生施設、児童福祉施設、ホームレスのシェルター、軍事施設、居住型グループホームなどで、プログラムを創意工夫しました。
実際、インターネットで「発達トラウマ・センター」を検索してみますと、全米50州だけではなく、グアムなどの準州にも、発達トラウマ・センターが出来て、発達トラウマ障害(DTD)の子ども向けのプログラムを創意工夫していることが分かります。
ニッポンでは、発達トラウマ障害(DTD)のセラピーなどをする、発達トラウマ・センターはこれからです。いまは、福井大と浜松医大と、岡田尊司さんの大阪のクリニック(2つのクリニック)、それから、横浜の子どもの虹情報研修センターの4つくらいでしょう。
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