桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

取手再々訪(2)

2009年07月13日 06時26分08秒 | 歴史

 前回は高井城を西側から攻めましたが、今回は北側から攻撃しました。
 
 


 高井城址公園の桔梗の群落です。
 これをカメラに収めれば、今日の所期の目的は果たしたようなものです。まだ萎れた花は見当たりません。ちょうど最盛期に訪問できたようでした。
 あとはお義理で城址を視察。



 西側から見た高井城址です。初めて訪れたときとは逆に、稲戸井駅目指して帰りの行程に入ることにします。

 


 帰り途、すぐ近くなので高源寺に寄り道をしました。
 前回も寄りましたが、樹齢千六百年といわれる通称「地蔵ケヤキ」のあるお寺です。六地蔵が祀ってある参道から見た山門と「地蔵ケヤキ」を撮影しました。大きく開いた木の祠の真ん中に鎮座ましますのは子育て地蔵様。

 高源寺から稲戸井駅までは徒歩二十分です。途中、小雨がぱらついたこともあったのに、帰るときは強い陽射しが出ました。

 東漸寺を訪ねるために西取手駅から歩き出して稲戸井駅に着くまで、間にほんの少しの電車の待ち時間と乗車時間がありますが、ほぼ二時間半ぶっつづけに歩きました。
 こんなに歩いたのは近来ないことです。いつもならもっと短い距離で疲れてしまって、つくづく「ぢぢい」になったと痛感させられるのに、この日は確かに疲れはしましたが、若いときを思い出させるような疲労感でした。

 遙か昔の高校生大学生時代、ラグビーの練習で90ヤードを何本も何本も走り(というより走らされ)、身体じゅうの水分という水分が汗で出尽くし、粘ったようになった喉が完全に乾き切って、膝が声を立てて笑うのですが、終わったあと、冷たい水をガブ飲みして、しばし風に吹かれていると、疲労感は嘘のように去ったものでした。
 そんな爽やかな疲労を感じながら歩いていましたが、直射日光を受けた猛暑の中の二十分はさすがに堪えます。今日の締めくくりに長禅寺……と考えていましたが、「やめじゃやめじゃ」と思いながら、自販機もない道をトボトボ、と。

 取手駅に戻ってきたとき、小腹も空いていたので、天麩羅を摘みに生ビールを一杯だけやりました。プワーッ……極楽極楽。
 瞬時といえど、極楽をさまよったら元気を取り戻したので、やはり長禅寺へ行くことにしました。落慶法要の日、平將門が桔梗御前を見初めたといわれているお寺です。



 取手駅方向から見た長禅寺の森です。
 森になっている突き当たりを右に折れてしばらく歩くと、山門につづく急な石段があります。その手前に、薄暗く、目立たぬ石段があって、そこからも境内に上がって行けることを他の人のブログで知りました。まだ二度目の訪問に過ぎませんが、すでに勝手知ったる他人の家、という感じです。



 長禅寺の三世堂です。二階建に見えますが、内部は三層になっています。



 山門の下は急傾斜の石段です。この画像は石段を上るときに撮ったのではなく、下るときに振り仰ぎながら撮ったものです。
 高所恐怖症の患者に、急石段の途中で振り返る心の余裕のあるはずがありません。生ビールによるかすかな酩酊状態が恐怖心を拭い去ったものとみえます。



 長禅寺下には森に押し潰されるようにして店が並んでいます。中には居酒屋らしき店もありますが、日曜日はみんな休みらしい。
 見知らぬ都市にきて、風情のある町並みの中に居酒屋があると、私は無性に愉しくなり、なぜか物悲しい気分にも襲われます。

↓高井城址→長禅寺までの参考マップです。
http://chizuz.com/map/map56401.html

コメント
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