日課の慶林寺参拝です。
上空は雲一つない快晴でした。
晩秋というか、初冬というか、そういう時期なのに、一枝だけでしたが、参道の牡丹臭木(ボタンクサギ)がまだ咲き残っていました。
手許に置いている植物図鑑によると、開花は七月~八月とあります。すべての花が一時期に咲くのではなく、枝ごとに入れ代わり立ち代わりして咲くのですが、それにしても、半年も咲きつづけるような花があるかしらん。
去年もこの時期に咲いていただろうか、と写真のストックを捜してみましたが、見当たりませんでした。
花のない時期の花木をカメラに収めるということはあまり考えられないので、見当たらないということは、咲いていなかったのかもしれません。今年だけの特例なのかもしれませんが、まぁ、私に限らず、ヂヂイは年ごとにヂヂイ化が進行し、記憶はあやふやになり、実際にはちゃんと記録を残してあるのに気づかない、ということもあるので、もしかしたら、その年最後の開花とおぼしき画像がストックにはちゃんと残されているのかもしれませんが……。
参道には数本のボタンクサギが植えられていますが、花が散ってしまった茎はすべて剪定されてしまっています。
帰ってきて一息ついたあと、ふと窓越しに庭を見下ろしたら、パプリカが実を実らせていました。一つだけですが、まだ鶏卵ぐらいの大きさです。
日記を紐解いてみると、種を播いたのは六月三日でした。栽培するつもりで播いたのではありません。
パプリカはピクルスにしようと思って、シャキッ、ザクザクと刻みます。残るヘタの部分をごみとして棄ててしまうのはなんとなく忍びがたく、空いているプランターがあったので、種のついた部分を小分けにして、埋めてみたのです。
スーパーで普通に手に入れることのできるパプリカです。赤、黄、オレンジと三色あるうち、色違いを二つ買った記憶がありますが、何色を買ったのか、すでに記憶にありません。
野菜の栽培ガイドを見てみると、苗を植えるとしたら、大体この時期であるようです。ただ私は種を埋めたので、苗木のテイをなすのは随分遅くなりました。これから冬に向かう季節。せめて種だけでも残してくれれば、来年はもう少し早い時期に播いてみようと思います。
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