お別れ

今日は義母の４９日法要の日だ。
長崎に行かなければならない。

２６年間お世話になった方の告別式と重なってしまった。
長年お世話になった人なので、どうしてもお別れがしたくて通夜に行った。
会場に着くとまだ３０分前だというのに、駐車場は満杯近かった。
あと２，３台の空きという所で滑り込みであった。

会場に入ると遺影があった。
そこで初めてこれが現実であることを実感した。
式の前に焼香をして、ご家族に挨拶に行った。
ご家族とも面識があり「突然の事でびっくりしました」と言うと、娘さんたちはただ泣くばかりであった。

それから通夜が始まった。
読経のなか焼香が始まったが親族だけであった。
これだけの人の焼香ならば時間がかかるとの配慮だろう。
喪主からの挨拶がありその人となりが紹介された。
高校を卒業後、家業を継ぎ５２年間代表として現在の会社に発展されたのだ。
その半数近くをわが社にお付き合い頂いたのだ。

式が終わり、それから一般の人たちの焼香が始まった。
すでに焼香は済ませたので外に出ようとすると、座れずに立っている人たちでロビーまで一杯であった。
その人柄によるものだろうか。
７０歳という年齢だった。

外に出ると満月の月が出ていた。