打越通信

日記ふういろいろ

美野島

2011-08-13 06:18:44 | 日記ふう
もう5年くらい前になるのか、娘が進学で博多に行くことになった。
妻と娘で博多駅前の不動産屋さんで物件を探していた。
たまたま仕事で博多に来た時
「おとう、時間があったら一緒に物件見て」
などと電話がかかってきた。



それで一緒に見に行った。
仲介してくれたのは若い熊本県出身の男性だった。
一件目のアパートは3階の暗い部屋だった。
「うん~」
そして2件目は11階建ての11階の角部屋だった。
見るなりここかなと思ったし、娘もそうだった。
それから何件か見に行ったが、2件目の物件に決めたのだ。
娘が言うには
「商店街のある街」
これが条件だったようで、それから何度も娘のアパートにお邪魔しているが素晴らしい街だ。



細長い路地なのだが、交通量は多い。
昔の面影のある街並み。



博多駅から歩いて約20分、かつては博多の台所と言われたところだ。
那珂川に沿って昔ながらの商店街が連なっている。
博多にもこんな所があったんだななどと思いながら、娘が学生生活を過ごし、就活で悶々とした日々を送った街。



そして晴れて就職してからも、引越しはしたもののわずか100mの距離だった。



しかしこの街も少しずつ変わって来ている。
焼き鳥が一本50円だった店も日替わりの店シェアと言うのか、そういう店に変わってしまった。

それでもこの街から離れようとしない。
娘にとって自立し、一人暮らしを始めた街だ。
娘にとって第二の故郷になるようだ。