妻がリビングの照明の掃除をしていたら、電気がつかなくなったという。
丸い蛍光灯が2つずつついたのが5本ついているどでかいやつだ。
取り外して部品を分解するけど、どうも掃除をしたときにグルリと回したようで、それで線が切れたようだ。
こりゃダメだね、と言って蛍光灯を外し、分解して埋め立てゴミに出した。
リビングにあるもう一つの蛍光灯を取り外してつけた。
こちらは傘をかぶった2本の蛍光灯、やっぱり暗い。
息子の同級生で家業の電気屋を継いでいる、セイジに電話した。
すぐにカタログを持って来て、妻に説明をしている。
「ほら、おとう、さくら色のシーリングとかあるよ」
とちょっとうれしそうな声だ。
「そんなんいらないよ、ただ寒暖の切り替えが出来るヤツが良いかも」
と言って一週間、セイジのヤツがシーリングライトを持ってやってきた。
天井から出ている部品から変えないといけないようで作業をしている。
いよいよ取り付け、なかなかシンプルでよろしい。
点けてみると結構な明るさだ。
カバーを取って中を見ると、無数のLEDから光が出ている。
カバーも特殊なようで虫の侵入をふさぐ工夫がされているという。
寒暖も5段階できるし、暗さも5段階調節できる。
しかし、問題はリモコンなのだ。
使い捨てライターとあまり変らない大きさ、点灯のスイッチは壁のスイッチで出来るが、寒暖や暗さはこのリモコン無いと出来ない。
失くさないように、そして踏み割らないように、壁にぶら下げるようにした。
約十年は大丈夫だというし、当然、電球の交換も必要ない。
わが家の節電対策もこんな出来事から始まったのだ。