打越通信

日記ふういろいろ

中洲屋台と中秋の名月

2016-09-14 21:24:32 | 日記ふう
娘(息子の嫁)が泊りがけで遊びに来た。
彼女も2年ほど前まで、2年半くらい博多暮らしをした事がある。
住んでいた場所も美野島の今のアパートのすぐ近くだった。
仕事がら休みは不定期で土日が休みとはかぎらない。
博多にいた頃は、天神の三越のなかにあるファッションブランドの店長をしていたようだ。
その手腕を買われ、今は熊本でユニクロ(ファーストリティーニング)関連のブランド店で働いている。
福岡にいる頃も仕事に追われ、なかなか遊びに出ることもなかったようで、今回はゆっくりとした感じで博多にやってきた。
仕事から帰ると妻と娘が少しくたびれた様子で向かえてくれた。
アパートで軽く食事をして、ドライブでも行こうかとアパートを出た。
博多駅周りをブラブラとドライブして、箱崎宮で放生会があっていることを思い出した。
しかし地元の人の話では、人が多くて近寄らないほうが無難だよ、と教えられていた。
じゃあ、と中洲の屋台はどうだろう、と話をすると即決で決まった。
キャナルシティーの近くのコインパーキングにクルマを入れる。
60分100円だからそんなに高くは無い。
キャナルから道路を渡り那珂川沿いの歩道に出る。
ついこの前、中洲ジャズフェスで来たところだ。
前回と違い平日でもあるしあの時ほどの人手は無い。
秋風が吹き半袖では少し寒いくらいの気候だ。
このところ台風の影響なのか曇りや雨の日が多かった。
しかし今日は晴れていて、中秋の名月近くの月が出ていた。
中洲の夜景と中秋の名月、なんとも贅沢な風景だった。



数ある屋台だが何処も賑わっているようだ。
中には小さな子供連れで来ている人も見られる。



川沿いの歩道では外国人らしき人たちが物珍しそうに眺めている。
博多に来て半年経つが駅前の屋台は入った事があるが中洲の屋台に入るのは初めてだった。
屋台に入るとそこは別の世界が待っている。
妻と娘はビールを、私はウーロン茶で乾杯だった。



入った屋台が串焼きの店だったようで、串の盛り合わせと天ぷらの盛り合わせを注文した。
妻も娘も興奮を隠せないようで2人でワイワイと騒いでいる。
串焼きもチーズを絡ませたりとなかなか凝った味付けだった。
もうこれだけでお腹一杯になる。
妻も娘もほろ酔い気分のようで、屋台を出てしばらく中洲をぶらついた。



川には夜間用の観覧船が出ていた。
数日前は屋形船だったが、こちらはビートのきいた音楽をガンガン鳴らした若者用のボートだった。
夜景に月、何枚も写真を撮った。
アパートから歩いてこれる場所にあるのにもったいないことだ。
春吉橋には変なパウォーマーいた。
「ピヨピヨちゃんがいる!」といって話しかけていた。
パウォーマーはピヨピヨしか話さなかったようだが、手にはしっかりとCD持って帰ってきた。



気持ちの良い夜風に吹かれながらブラブラと歩き、クルマを出してアパートに戻った。
その夜は川の字で3人ぐっすりと眠りに付いた。