おはよう。
早いものです。
今日は、9月1日ですね。
昨日は、青春18切符があったので、それを使って東松山市の「原爆の図 丸木美術館」へ行く。
やはり、行ってよかったと思う。自分の目で見るのはひじょうに大事だ。
ここは、丸木位里(いり)俊(とし)夫妻の美術館である。
広島出身の丸木位里さんが、原子爆弾が落とされた数日後に駆けつけ、そこで見た惨状や多くの被体験者の証言をもとに夫婦共同制作で30年以上の年月をかけて全15部の「原爆の図」を描き上げたのだ。
すごかった。
私は何回2階の展示室を回ったのだろう。
見るたびに違う表情が見えてきて、なぜ生まれてきたのだろう。なんで生まれてきたの?と思わずにはいられなかった。
大事な大事なひとつの命。
原爆の酷さ。むなしい。
「救出」の赤ん坊の足がかわいくて、そして、母親の必死に赤ん坊を守ったという言葉が、心に響く。母は亡くなっても赤ちゃんは生きていた…そんなことがたくさんあったと。
人間は善であってほしいと思いつつもなんと「悪」なんだろうと思った。
そして1階に回って見た「アウシュビッツ」「南京大虐殺」「水俣」
「水俣・原発・三里塚」のそれぞれの図。
人間は怖い。
日本人のやったことも。
何をしでかすかわからない。
世界の一人ひとりの命の尊さ。
人間っていいなと思える世の中にするのも、一人ひとりの力だろう。
これからの未来、人間の善を信じたいし、そうあってほしい。
もし、可能であれば多くの方に東松山市の「原爆の図 丸木美術館」へ行ってほしい。
美術館の中で74歳から描き始めたというお母様の丸木スマさんの絵が心にほっとしたものを感じさせてくれた。
ご夫婦のアトリエに上がってみたが、太い梁に目が行き、その広い部屋は、心も広くなったようで、目の前の川を見ながらの制作はどうだったのだろう。
そこにあったたくさんの本に最上一平さんのアンソロジーがあった。残念ながら時間がなくて読めなかったが、父親がイラク戦争の救援に行った女の子が主人公だった。また、ゆっくりさがしてみたい。
夫は例のごとく絵葉書となにかしら本を求めていた。
来ていた男子中学生とお母様の雰囲気も素敵で、ここにわざわざ来る人の気持ちを推し量り、いい体験をさせていると思う。
8枚の屏風に描かれた「原爆の図」(15部だという…地方に貸し出しているものもあり)を見ながらなんと些末なことに悩み生きている私の小ささが愚かに思えた。
生まれた一つひとつの命は大切にすべきだと当たり前なことをあらためて思った。
結局、泣くのは庶民。
戦争は、あっという間に始まるのだ。
政治を視ていねばならぬ。
「人間は愚かですね」と受付の方の言葉が残る。
それから、栗の実がたわわになる自然の中をバス停まで帰る。
夫が行くときにバスの中にうちわを忘れたと言っていたのだけど、
なんと、そのうちわが乗った循環バスにあった!!
なんという奇遇。
東松山から乗ったバスと運転手さんが同じだった。帰りは高坂駅だというのに…。
ピースボートのうちわだったから、夫にとっては、大事なものだったのだ。
そして、これまた入った高坂駅横の「アンジェロ」というお店。夜は居酒屋にもなるというけど、一見、昔ながらの喫茶店っていうふう。
そこで、一番のお勧めは?とたずねると「ち~まん定食」とのこと。
で、味付けがそれぞれだったみたいで、どれがおいしいですかと聞けば、それは全部といわれるよね。で、味噌あじをたのんだら、なんと、4つの切ったとんかつに味噌、塩コショウ、ソースと作って持ってきてくださる。
もう、それで、びっくり。
その前に私にしかつかないサトイモの煮つけをおいしいといえば、夫にも。
で、ぶどう狩りは、この辺でありますかと聞けば、観光協会に電話して聞いてくださる。
なんと、親切なんだろうと思い、話していたら、言葉の端々に九州を感じた。
で、たずねると、宮崎・串木野・頴娃(指宿)枚聞神社(開聞神社)豊臣秀吉の蜂須賀氏…云々と、ふるさと指宿に関係しているではありませんか。
詳しく書けば、長くなるので割愛するけど、本当にびっくりした。
このお店に入るべくして入ったんだなと思った。
高坂は学生の街だという。夏休みは学生がいないので土日は高速の高坂のサービスエリアで「ち~まんドッグ」を売っているとの由。おかげさまで大人気ですといわれる。
そうだろうと納得。
皆様、ぜひ東武東上線の高坂駅の「ANJERO」(アンジェロ)へどうぞ。
最高の味と心があります。
これだから、旅はやめられない。
すばらしい美術館と素敵な人との出会い。
それにしても、おいしいものを食べられることの幸せ。
原爆の図を見たあとにおいしいものを食べることに複雑な思いではあったけど…。
今の自分の境遇に感謝しつつ、自分のできること小さなことをやっていきたいと思う。
駅ではTちゃんと一緒に帰る。
今日はなぎちゃんと手をつないで、またもや夫は無視される?
なぎちゃんはスーパーに行くからバイバイねといえば「Tちゃんと帰りたい」となぎちゃんの優しい言葉。
今日は、これから熱海に行きます。
長女とTちゃんと夫と私。息子は仕事ゆえ、あとから来ます。
次女は仕事と用事で残念ながら行けず。かわいいKIDもお留守番。
日々を大切に自分のできることをやりながら、楽しく生きていたいと思う。
写真は、その「ANJERO」の「ち~まん」

秋の大きな栗です。
早いものです。
今日は、9月1日ですね。
昨日は、青春18切符があったので、それを使って東松山市の「原爆の図 丸木美術館」へ行く。
やはり、行ってよかったと思う。自分の目で見るのはひじょうに大事だ。
ここは、丸木位里(いり)俊(とし)夫妻の美術館である。
広島出身の丸木位里さんが、原子爆弾が落とされた数日後に駆けつけ、そこで見た惨状や多くの被体験者の証言をもとに夫婦共同制作で30年以上の年月をかけて全15部の「原爆の図」を描き上げたのだ。
すごかった。
私は何回2階の展示室を回ったのだろう。
見るたびに違う表情が見えてきて、なぜ生まれてきたのだろう。なんで生まれてきたの?と思わずにはいられなかった。
大事な大事なひとつの命。
原爆の酷さ。むなしい。
「救出」の赤ん坊の足がかわいくて、そして、母親の必死に赤ん坊を守ったという言葉が、心に響く。母は亡くなっても赤ちゃんは生きていた…そんなことがたくさんあったと。
人間は善であってほしいと思いつつもなんと「悪」なんだろうと思った。
そして1階に回って見た「アウシュビッツ」「南京大虐殺」「水俣」
「水俣・原発・三里塚」のそれぞれの図。
人間は怖い。
日本人のやったことも。
何をしでかすかわからない。
世界の一人ひとりの命の尊さ。
人間っていいなと思える世の中にするのも、一人ひとりの力だろう。
これからの未来、人間の善を信じたいし、そうあってほしい。
もし、可能であれば多くの方に東松山市の「原爆の図 丸木美術館」へ行ってほしい。
美術館の中で74歳から描き始めたというお母様の丸木スマさんの絵が心にほっとしたものを感じさせてくれた。
ご夫婦のアトリエに上がってみたが、太い梁に目が行き、その広い部屋は、心も広くなったようで、目の前の川を見ながらの制作はどうだったのだろう。
そこにあったたくさんの本に最上一平さんのアンソロジーがあった。残念ながら時間がなくて読めなかったが、父親がイラク戦争の救援に行った女の子が主人公だった。また、ゆっくりさがしてみたい。
夫は例のごとく絵葉書となにかしら本を求めていた。
来ていた男子中学生とお母様の雰囲気も素敵で、ここにわざわざ来る人の気持ちを推し量り、いい体験をさせていると思う。
8枚の屏風に描かれた「原爆の図」(15部だという…地方に貸し出しているものもあり)を見ながらなんと些末なことに悩み生きている私の小ささが愚かに思えた。
生まれた一つひとつの命は大切にすべきだと当たり前なことをあらためて思った。
結局、泣くのは庶民。
戦争は、あっという間に始まるのだ。
政治を視ていねばならぬ。
「人間は愚かですね」と受付の方の言葉が残る。
それから、栗の実がたわわになる自然の中をバス停まで帰る。
夫が行くときにバスの中にうちわを忘れたと言っていたのだけど、
なんと、そのうちわが乗った循環バスにあった!!
なんという奇遇。
東松山から乗ったバスと運転手さんが同じだった。帰りは高坂駅だというのに…。
ピースボートのうちわだったから、夫にとっては、大事なものだったのだ。
そして、これまた入った高坂駅横の「アンジェロ」というお店。夜は居酒屋にもなるというけど、一見、昔ながらの喫茶店っていうふう。
そこで、一番のお勧めは?とたずねると「ち~まん定食」とのこと。
で、味付けがそれぞれだったみたいで、どれがおいしいですかと聞けば、それは全部といわれるよね。で、味噌あじをたのんだら、なんと、4つの切ったとんかつに味噌、塩コショウ、ソースと作って持ってきてくださる。
もう、それで、びっくり。
その前に私にしかつかないサトイモの煮つけをおいしいといえば、夫にも。
で、ぶどう狩りは、この辺でありますかと聞けば、観光協会に電話して聞いてくださる。
なんと、親切なんだろうと思い、話していたら、言葉の端々に九州を感じた。
で、たずねると、宮崎・串木野・頴娃(指宿)枚聞神社(開聞神社)豊臣秀吉の蜂須賀氏…云々と、ふるさと指宿に関係しているではありませんか。
詳しく書けば、長くなるので割愛するけど、本当にびっくりした。
このお店に入るべくして入ったんだなと思った。
高坂は学生の街だという。夏休みは学生がいないので土日は高速の高坂のサービスエリアで「ち~まんドッグ」を売っているとの由。おかげさまで大人気ですといわれる。
そうだろうと納得。
皆様、ぜひ東武東上線の高坂駅の「ANJERO」(アンジェロ)へどうぞ。
最高の味と心があります。
これだから、旅はやめられない。
すばらしい美術館と素敵な人との出会い。
それにしても、おいしいものを食べられることの幸せ。
原爆の図を見たあとにおいしいものを食べることに複雑な思いではあったけど…。
今の自分の境遇に感謝しつつ、自分のできること小さなことをやっていきたいと思う。
駅ではTちゃんと一緒に帰る。
今日はなぎちゃんと手をつないで、またもや夫は無視される?
なぎちゃんはスーパーに行くからバイバイねといえば「Tちゃんと帰りたい」となぎちゃんの優しい言葉。
今日は、これから熱海に行きます。
長女とTちゃんと夫と私。息子は仕事ゆえ、あとから来ます。
次女は仕事と用事で残念ながら行けず。かわいいKIDもお留守番。
日々を大切に自分のできることをやりながら、楽しく生きていたいと思う。
写真は、その「ANJERO」の「ち~まん」

秋の大きな栗です。
