あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

香月泰男展~神奈川県立近代美術館葉山~

2021-11-12 20:56:49 | Weblog

神奈川県立近代美術館葉山へ「生誕110年 香月泰男展」を見にいく。

息子と夫の勧め。

バスで降りてすぐの建物。

神奈川県立近代美術館葉山館。

ちょっと時間が遡って

逗子葉山駅で降りてバス。

 

秋の香りが漂ってくる。家々に木々に秋の匂いがした。

富士山も海の向こうにそびえていて見事だ。

 

香月泰男さんは、1911年山口県生まれで、東京美術学校(東京藝術大学)卒業、北海道俱知安中学校(現 北海道俱知安高等学校)美術教師として赴任、その後山口県立下関女学校(現 山口県立下関南高等学校)へ転任。

昭和18年、応召され、満州のハイラルへ配属。

1945年、終戦、シベリアへ抑留。

1947年、復員。

シベリアでの抑留体験のある特異な画家だ。

それだけに、なにかしら、とてつもないメッセージを感じた。

戦争の悲劇は被害者でもあるけど、加害者でもあるというニュアンス・・・絵・・

ユーモラスな雨の牛の絵もよかったけど、「兎」の絵はとても好きだった。

水鏡、公園雪・・・業火、涅槃、朕・・・大根、つわぶき、うなぎ・・

ピカソ、ゴッホの名前も彼の絵画の勉強において出てくる。「祖父」には、ゴッホを感じた。説明にあったように。

ピカソもゴッホもいいな。

スペインやフランスで見たピカソ、オランダで見たゴッホ・・・そんな光景を思い出す。

お母さんが買ってくれたという絵の具箱は思いのほか大きくて、母の気持ちが伝わってきてジーンとなる。

シベリアで見てきたこと、体験したことの絵とその横に綴られた文は、胸に迫るものがあった。

戦争の酷さをあらためて思った。

11月14日までです。

よろしかったら、お出かけください。

帰りに見た富士山もまた素晴らしかった。

ズームして(ちょっとはっきりしないけど)

 

 

 

ちょっと疲れたので(ふぁあ~体力がない)今夜はここいらで・・。

でも、精神的には、ひじょうなる満足感。

久々の絵画鑑賞に心が洗われたようだった。

 

おやすみなさい

 

コメント
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