駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

紫電 Round 3 ~その11~

2023年07月09日 | 創作書体
紫電の成桂です。

いい感じに彫れたので気分はいいのですが、

ここで印刀の刃が少し欠けました。

太字は刃に負担がかなりかかります。

これから、印刀を研ぎ直します。

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紫電 Round 3 ~その10~

2023年07月07日 | 創作書体
紫電の成銀です。

今更ではありますが、

そもそも紫電ってどういう意味か調べてみました。

「紫色の電光。そのように、鋭い眼光、または、とぎすました刀の光。」

だそうです。

⇒Wikipedia

なるほどねー

研ぎすました刀の光、っていうのがかっこいいですね。

日向ぼっこみたいなゆるーい雅号じゃなくて、

こういうカッコいいのにしておけば良かったか?

いやいや、どう考えても似合わんやろ。。。

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紫電 Round 3 ~その9~

2023年07月02日 | 創作書体
裏面の彫を開始しました紫電書です。

一番画数が多い竜王と竜馬からスタートです。

太字でくるんと書いてあるので、

個人的には可愛く思えてします、

あんまり強そうに感じません(笑)。

実戦だと油断しそうです。。



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紫電 Round 3 ~その8~

2023年06月25日 | 創作書体
紫電の歩兵です。

表面ですが、ようやく彫り終えました。

紫電はこの歩兵が一番難しい、

というのが私の認識です。

粗彫りなので、

目止めの前に再度仕上げを施しますが、

とりあえず、この書体の最難関は抜けたかな、

と思います。


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紫電 Round 3 ~その7~

2023年06月04日 | 創作書体
紫電の香車です。

以前、この書体指定で

根付の制作を承ったことがあり、

人気があるんだな、と思ったことがあります。

元々根付は「香車」を彫るのがオリジナルなので、

香車の字母を何にするか?

で迷うことになります。

当方に依頼頂いた中で一番多いのは長禄(守田)、

その次がこの紫電ですね。
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紫電 Round 3 ~その6~

2023年05月31日 | 創作書体
紫電の桂馬です。

彫駒の魅力の一つに「深さ」があると

私は考えていまして、

その観点からしますと、

紫電書の様な太字の字母は

彫駒との相性が良いと私は思います。

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紫電 Round 3 ~その5~

2023年05月28日 | 創作書体
紫電の王将です。

こちらも彫り易い書体です。

スーイ、スーイって感じです。

木地もいいですね。

御蔵島黄楊の柾目は、

やはり彫り易い。

ただし、柔らかいので注意は怠れません。

頑張ります。

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紫電 Round 3 ~その4~

2023年05月21日 | 創作書体
紫電書です。

金銀の次は、飛車角から彫ってます。

太字は彫る量が多く、一般的には大変と言われますが、

一字書に比べたら、楽なものです。

この調子で進めます。





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紫電 Round 3 ~その3~

2023年05月18日 | 創作書体
紫電の金将です。

一般的に「将」の字は、

王将⇒金将⇒銀将の順に少しずつ、

略して行くケースが多いのですが、

紫電書は全て変えないところに、

ちょっとした特徴がありますね。

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紫電 Round 3 ~その2~

2023年05月13日 | 創作書体
紫電書の銀将です。

今回はこの駒から彫り始めました。

理由はなく、ただの気分です。

気分はモチベーションに影響を与えるので、

とても大切だと考えています。

私という駒職人を、

もう一人の自分がマネージしている感覚です。










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紫電 Round 3 ~その1~

2023年04月10日 | 創作書体
次作の準備に入ります。

書体は故・肥塚一登實氏が作られた紫電書です。

人気ありますね。

廃れない書体というのは、

日本人を惹きつける何かがあると思います。

その何かを考えながら作業を進めたいと思います。

木地はお客様からご支給頂いた、

御蔵島黄楊、斑入りの柾目です。














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空蝉 Round 3 ~その15~

2021年06月12日 | 創作書体
作ほど完成しました空蝉です。

磨いたらの柾目の赤色が予想以上に強く現れ、

赤柾に近い感じに仕上がりました。

使用と手入れを繰り返すと、

艶っぽく茶褐色へ変化するでしょう。

木地を判別する修行が足りないな、と反省しつつも、

お客様にとっては良い誤算なので、

そのままお納め致します。

修正した字母もいい感じです。

よかった、よかった。


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求む! 西御門 ~その3~

2021年06月08日 | 創作書体
気分が乗っている日を選んで、

西御門の字母を作っています。

気に入るものが出来るには、

同じ字を何回も書きますので、

完成にはまだまだ時間が要りそうです。





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空蝉 Round 3 ~その14~

2021年05月23日 | 創作書体
空蝉です。

漆を十分に乾燥させてから、

水研ぎしました。

木地は水分を含むと曲がったり、

割れたりすることがかなりの頻度であります。

では、何故この木地がそうならないのか、

といいますと、それは目止めの効果です。

詳しい内容は書けませんが、

一組の駒を作るために、いろんな工夫があります。




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空蝉 Round 3 ~その13~

2021年05月17日 | 創作書体
空蝉です。

裏面に朱漆を入れました。

漆も目止めと同じで、

しっかり入れて掻き出すのが私流、

薬研の底には少し漆を溜めて、

滑らかな感じに仕上げます。

なお、漆を薄く入れて、薬研彫りの底を見せる作り方もありますが、

あれは浅彫り多くみられる手法ですね。

彫りが浅いので漆が厚いと、

細字の部分が「彫埋め」になっちゃうので、

自然にそうなる理屈です。

従って、彫埋め駒を作る時は浅く彫った方が作業効率は良くなります。
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