駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

祝!昇級 澤田真吾七段

2022年02月03日 | 日向のひとりごと
昨日の試合に勝利され、

B級1組への昇級を決められた

澤田真吾七段です。

おめでとうございます!

画像は師匠であり、また相互フォロー頂いております

森信雄七段のツイッターから拝借致しました。

キラリと光る手が多く、

棋譜並べが楽しい棋士のお一人です。

王位戦は度々リーグ入り、

竜王戦は1または2組、

順位戦は「鬼の住処」まで登ってきました。

対戦相手が更に強くなりますので、

ご本人は大変かと思いますが、

1ファンとして棋譜を楽しみにしております。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝負に水を挿さない駒

2022年01月30日 | 日向のひとりごと
2016年、永瀬は棋聖戦で羽生善治九段に挑戦した。
1勝1敗で迎えた第3局で事件は起こった。
開始1時間半ほどで「照明が当たって駒が光る」と永瀬が主張し、対局は異例の中断。
結局、照明の影響が少ないであろう廊下に近い部屋の片隅に盤が移され、異様な空間ができた。
羽生が「こ、ここでやるんですかあ」と呆れていたのを思い出す。
額に冷却シートを張った永瀬は羽生を気にする様子もなく、ただ盤上をにらんでいた。

NEWSポストセブンより引用

棋具を含む環境が勝負の邪魔をしてはならない事は、
当ブログで何度も述べさせて頂いてますが、
その事例が活字になるのは珍しいですね。
検分では盤駒のみならず照明を含む、
対局環境全体を確認しますが、
実際に対局してみないと気づかない事もあるでしょう。

この事件が発端ではないと思いますが、
羽生九段が新品ではなく使い込まれた、
オーソドックスな駒を好むことは有名な話です。

私もそういう駒が好きです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日向@宮崎 ~その2~

2022年01月18日 | 日向のひとりごと
宮崎にお邪魔しておりました(過去形)。

本当は現地で記事を書いてアップすれば良いのですが、

そこまでマメな性格ではないので、ご勘弁下さい。

さて、写真は「チキン南蛮」です。

宮崎と言えばこれ!ですが、

ここ「おぐら」のチキン南蛮がオリジナルらしいです。

「ええ? こんな裏路地?」

みたいなところにあるので、

見つけにくいですが、

味は保証つきです。



ランチで頂きました。価格は1050円(2022年1月現在)です。

タルタルソースと甘酢タレの組み合わせが絶品です。

例によって、あんまり教えたくないので、

場所は自分で探して下さい。

でも、ここはすぐみつかると思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日向@宮崎 ~その1~

2022年01月16日 | 日向のひとりごと
仕事の関係で、宮崎に着ていました。

駒師を目指したいという青年がおり、

その後の様子が気になったので、

面談の打診をしていましたが、

前回(初回)会った際、

駒師の厳しい現実を伝え過ぎたのか、

メールを送っても返信がないままでした。

こちらから送った手前、

いつ返事があるかわからないので、

当日まで時間を空けていましたが、

そのままぼーっとしているのも変なので、

宮崎の名店「つぼや本店」にお邪魔しました。

冒頭の写真は「モルモン+やげんなんこつ」です。

歯ごたえがたまらーん!!!

駒師は食レポはできませんので、

味は皆さまが想像してください。



こっちは「タン+カルビ」ですね。

むふっ♥ っていう味です。

あんまり教えたくないので、場所は自分で検索してください。

複数人で行く時は予約した方がいいです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

謹賀新年

2022年01月01日 | 日向のひとりごと
あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します。

新年はおめでたい初日の出の画像、、、、、、

と言いたかったのですが、

適当な画像がなく、

日の出ではありますが、

他の季節に撮ったものを用意致しました。

画像を拝借しました先はコチラ⇒佐渡汽船公式サイト

新潟県佐渡市(佐渡島)に現存する

岩首昇竜棚田です。

島の南側です。

保存されたエリアですので、

親切な案内はなく、

「ええっ?車だけどこんなとこ登って大丈夫!?」

と思った先にあります。

本当に絶景です。

筆舌に尽くしがたいとはまさにこの景色のことと思いました。

遠かったけど、また見たい景色の一つです。

そういえば、渡辺王将に藤井竜王が挑戦する、

王将戦の第七局は3月下旬、佐渡島で予定されてますね。

勝敗がフルセットまでもつれ、

コロナが落ち着き、

大盤解説会が催される様であれば、

お金を落としに、ぜひ佐渡へお越しください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第34期 竜王戦 ~その1~

2021年10月08日 | 日向のひとりごと
注目の番勝負が始まりましたね。

ここのところ、このお二人の将棋が沢山見られて嬉しいです。

ただし、内容は高度過ぎて、私もほとんど「観る将」です。

その第一局で使われている駒は、

掬水師の水無瀬書、赤柾ですが上品でやや大人しい感じです。

以前は虎斑や杢などのギラギラした木地の作品をよく見かけましたが、

TV中継のためか最近そういう駒の使用は少なくなりましたね。



駒は道具ですので、勝負の邪魔をしてはいけません。

見やすく、使い易いのが一番です。

⇒竜王戦中継サイト


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第69期 王座戦 ~その1~

2021年09月01日 | 日向のひとりごと
永瀬王座に木村九段が挑戦する、

第69期王座戦がスタートしましたね。

70手ぐらいまでもの凄い速さで進み、

そこからはゆっくり進む様です。

今回の使用駒、木地は赤柾、書体は水無瀬、作者は、



ちょっと遠目で見難いですが、桜井掬水師ですかね?

王将に作者銘が入っているのは、少々珍しいかと思います。



いー駒です。

⇒王座戦中継サイト

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第62期 王位戦 ~その10~

2021年08月24日 | 日向のひとりごと
王位戦の第5局が進行中ですね。

今回の使用駒は、、、、、、

児玉龍児師作の錦旗書、

木地は程よい赤柾に見えます。

大一番に相応しい駒ですね。

素晴らしい。



盤は、対局場である渭水苑所蔵の様です。

立派な盤であることに間違いはありませんが、

木口の模様は、個人的には好みではありません。

ごめんなさい。



藤井王位としてはここで決めてしまい、

叡王戦と竜王戦に集中したいところでしょうね。

⇒王位戦中継サイト




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第6期 叡王戦 ~その2~

2021年08月03日 | 日向のひとりごと
毎度のことですが、盤駒の画像がアップされるのは、

昼食休憩時ですね。

今回の駒の作者は巨匠大竹竹風師、

書体は「巻菱湖」ですね。



対局終了後、見届人にプレゼントされるとのことです。



盤の側面はわかりませんが、天面は綺麗な柾目で、

比較的オーソドックスな仕様の様です。

駒台の材は「花梨」でしょうね。

「杢」の部分はこのように明確な特徴があります。

大舞台に相応しい組み合わせだと思います。

⇒叡王戦中継

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第6期 叡王戦 ~その1~

2021年08月03日 | 日向のひとりごと
叡王戦の第2局が始まりましたね。

王位戦とのダブルタイトルマッチとなり、

両シリーズを通しての両者の勝敗は、

@王位戦・・・・・豊島叡王1勝、藤井王位2勝

@叡王戦・・・・・豊島叡王0勝、藤井王位1勝

です。

戦型は角換り早繰り銀ですが、



ひえー、いきなり△4五歩!!!!!

どうなるの?

⇒叡王戦中継
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第62期 王位戦 ~その9~

2021年07月21日 | 日向のひとりごと
盤駒の画像がアップされました。

盤は3方向が柾目の本榧、

木口は上品でややおとなしい感じですが、

柾目の揃いが凄い。



当たり前ですが、いい盤ですね~

駒は、



児玉師の錦旗!

盤と一体化したような出来栄えで、

これは所有者が意図的に組み合わせたものと推察します。

私なら勿体なくて、間違いなく指せない。

そんな棋具が見られるのもタイトル戦の楽しみの一つです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第62期 王位戦 ~その8~

2021年07月21日 | 日向のひとりごと
1日目の午前中で50手を超えるハイスピード!

これが現代将棋の特徴の一つですね。

冒頭の画像は「継ぎ盤」です。

継ぎ盤とは、観戦している方々が、

検討に使用する将棋盤のことです。

一枚板ではない将棋盤の事を

そう呼ぶこともあり、

少々分かり難いですね。

多分こちらの意味は、

指し手を「継ぐ」ということだと思います。

綺麗な柾目の盤ですが、

使用されているのはおそらく「スプルス」ですね。

新カヤと言った方が分かり易いかも知れません。

新品は綺麗で良いのですが、

次第にくすんできて、

最後は灰褐色ぽくなります。

継ぎ盤の主は、





井上さんと大石さんでした。

⇒王位戦中継サイト


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第62期 王位戦 ~その7~

2021年07月21日 | 日向のひとりごと
両者1勝1敗で迎えた第3局が始まりました。

前局は藤井王位が勝ちましたが、

逆転勝ちでしたので、

ご本人は満足していないと、

私は思います。

事前研究してあるところまでは一気に

指し手が進むでしょう。

本番はそこから。

⇒王位戦中継サイト


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第69期王座戦 ~その2~

2021年07月19日 | 日向のひとりごと
本局の対局場は、将棋連盟の特別対局室とのことです。

大一番ですから、そうなりますね。

タイトル戦と違って事前の検分はありませんので、

盤や駒についての情報は、

記者さんが昼食休憩のタイミングを狙って撮影する

画像が頼りです。



今回の使用駒は「静山」でしょうか。



書体は「水無瀬」ですね。

繰り返し使われているのでしょう、

水無瀬の銘の漆が少し剥離していますね。

でも、ちゃーんと手入れされいるので綺麗なままです。

見た限り、斑も杢もないオーソドックスな柾目木地だと思います。

実用の駒は、余計なものを省き、勝負の邪魔をしないのが大原則です。

盤の柾目も鮮やかです。

⇒王座戦中継
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第69期王座戦 ~その1~

2021年07月19日 | 日向のひとりごと
いやぁ~

人気棋士対決となったこの挑戦者決定戦は

盛り上がりますね。

佐藤さんが挑戦者なら「会長兼王座」を

期待してしまいますし、

木村さんなら永瀬王座との受け将棋対決が観てみたい。

さて、将棋はというと、、、、、

なんと会長!

普通の将棋指してる。。。。。

これは、かなり準備してきた感ありますね。

楽しみです。

⇒王座戦中継
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする