駒師「日向」のブログ 本店

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将棋駒作家のつぶやき

天童上彫り物語り ~その1~

2010年11月20日 | 天童楷書
またまた悪い癖が出ています。

今の作品を放って別の作品を構想しています。

なにかアイディアは無いか。。。。

ん?!

こんな組み合わせありかな!?

と思いついたのを写真に収めてみました。



字母紙はいわゆる「天童上彫(天童書)」と言われるものです。

お手ごろ価格の彫駒に刻まれる、天童が生んだ書体です。

よく目にしますが、正に将棋駒用に作られたもので、

実はマニア間では根強い人気があります。

ただ、最近のものは全て機械彫りです。

そこで手彫りで作ってみようかな。。。と考えました。

もう一つは木地です。

「木口杢」をあてがってみました。

天童書の駒木地は、オール柾目さえ見たことがありません。

まして「杢」を遣ったものは少ないと思います。

大活躍しているのに、ちょっと可哀想な天童書に

一回ぐらいそんな機会があっても良い様な気がします。。

変ですかね??



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2 コメント

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天童楷書 (bremen)
2010-11-21 11:05:43
天童楷書(上彫)のファンです。
天童将棋駒祭りに行ってきました。
シャム柘植の手彫り心魅かれた駒がありました。彫りの味が良かった!本柘植で1組伝統工芸士「山王作」があり、柾目に板目まじりです。三代目S将棋製造さんのお勧めでゲット。他にもゲットされた方が複数いたようです。その後こちらの記事更新を拝見し天童楷書への気持ちに触れてうれしくなりました。書体名が彫られることのない「天童楷書」上彫が新しい試みで注目されるとうれしいです。中彫り一式を持っていますが杢が入っている何枚かの駒は味がいいですから、採算度外視?の上彫りはバサラの駒となるのでは?
返信する
bremenさんへ (日向)
2010-11-21 21:55:09
コメントありがとうございます。
そうですか、天童楷書のファンなのですね。
本黄楊(多分薩摩では?)の作品、オール柾目だったらもっと良かったのにと思います。
天童上彫は、おそらく手彫りで強弱をつけると凄く良いものができそうな予感がします。
思いつきでしたが、これは本格的に制作を検討しなくてはなりませんね。。
返信する

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