駒師「日向」のブログ 本店

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将棋駒作家のつぶやき

空蝉 Round 3 ~その5~

2021年04月11日 | 創作書体
空蝉の桂馬です。

字母紙では、木偏の一画目と二画目が

墨の滲みでつながってしまっていますが、

きちんと分けて滲みの部分は彫らないのが私流です。

彫駒は彫刻刀で字を刻むのであり、

彫刻刀で字が滲むことはありませんね。

なお、筆で表現する盛上駒は字母紙どおりに作ります。

では、彫埋駒はどうするかといいますと、

私の結論は「字母紙通りに作る」です。

表面が平滑な彫埋駒は、

見た目としては筆を使って、

紙に墨で文字を書いた状態を目指すのが

一番自然だと思っているためです。

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