陽炎日記

日々の出来事を中心に綴ってます。

「風野真知雄著 潜入 味見方同心 4~5」

2023-05-26 20:33:50 | Weblog
 このシリーズものが好きで読み終わってしまった。
この“5”の『牛の活きづくり』が面白かった。
味見方同心の月浦魚乃進が悪党をやっつけるために、奮戦した所も
面白かったが・・・
ここでは、四つ足動物を食べるという話しも出てくる。
牛、馬、鹿、熊、狸、兎などなんでもござれで食べる人物が出て来た。
それがなんと服部半蔵の子孫服部洋蔵(小説のなかの人物ですから
悪しからず)
雌の方が美味しいとか言うのだ。ネズミもカラスも食ったとか・・・
最後は虫も食べたと言われ、魚乃進は驚いていた(蝉、バッタ、毛虫まで・・・)
この話を聞いて、まさか作者さん秋篠宮様のことを皮肉ってる?
秋篠宮様の話しを聞いてこの話しを作ったのかな~と勘ぐってしまった。
それと「平民はバッタを食え」の話しとか、全部今の世と同じ?
私、読んでいて大きな声で笑ってしまった。令和の世相をいれているな~と
感じてしまった。

月浦魚乃進の味見方同心は食に関していろいろ調べていたりもするので、
かなり大変な仕事だと思った。食べることだけではなくて。

食通であり美味品評家の北大路魯明庵(きたおうじろめいあん)は実は
徳川元春で、徳川家斉を暗殺しようとしているのでは?と小説の中では
書いている。私の徳川元春のイメージが全然が違うのだ。
(テレビで見たり舞台で見たりした時のイメージしかないからかな~😅)
徳川元春を美味品評家までイメージをここまで下げちゃった感が
面白いのかもしれない。

他『五』には「傷だらけの麺」「結びどじょう」「青い飯」が載っている。
『四』には「乳茶」「こぼし飯」「伊賀忍者料理」「紅白梅干し」が
載っている。
あまりあらすじ書かない方がいいかもしれない。
「乳茶」は字の通りなのだが牛の乳ではないから~ね。
「紅白梅干し」のヒントは種がないとまで言っておくね。
それ以上は言わない方がいいかも。楽しみは読んだ方が面白いですから。

こちらもまだ3冊か4冊ぐらい続きそうな感じです。
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