あきここの豆だいふく

VIVA 日常の嗜好品

ランドセルのはなし

2008年01月10日 | 日記
昨日、横断歩道を歩いていると父と娘の会話が聞こえてきました。
「お父さん、赤ちゃん本舗にランドセルがおいてあるって○○ちゃんが言ってたよ。あるのかなー」(ランドセル見たい!欲しい!という雰囲気)
「あぁ、あるのかもしれないなぁ」(あまり興味なしという雰囲気)

 *

私は小学校に入学する前の1年間、母とは別々に暮らしていたんです。
小学校にあがるのと、父サダミツ君(その頃はまだ母マサコさんの彼氏だった)の大阪転勤を期に3人で暮らすことになったのです。

まだ、若かった2人(両親)は蓄えもそんなにありません。
それに大阪には物価が安い市場みたいなものがあった。
幼い頃の私の記憶だと「香港の女人街みたいな市場」が一番イメージに合うかも。小さなお店がひしめき合っていろいろなものが売っている。

その一角で、マサコさんがつるしてあるランドセルを見つけて「akicoco!あのランドセルを買おう」と言ったの。
大阪(大都会)に来て、まだ日が浅い私は、何がなんだか分からないというものあったけれど、ランドセルを買ってもらえることがすごく嬉しかった。

でも、今思うと、うっすらの記憶だけれど2,800円だった気がする。(そんなのありえないから、もしかしたら12,800円だったのかもしれないけど、とにかく2,800の文字を覚えている)

そして、ある日事件は起きた。

(入学式は大阪の住吉小学校で済ませたんだけれど、サダミツ君があっという間に転勤になって、その年のゴールデンウィークには関東で過ごすことになった)

5年生になったある日。
ランドセルが分解したのである。分解である。
背板とそれ以外が分解。

まだまだ、蓄えのない若い母は困り果てた。(まだ蓄えがなかったのか、あと2年だからもったいなかったのか)

近所に今年卒業したミコちゃんがいた。
そんなこんなでミコちゃんのランドセルを受け継ぐことになったのだ。

5年生にしては、すこしへたれたランドセル。
そりゃそうだ、6年のヴィンテージものなんだから。

そして、そのランドセルの留め金がひょうたん型だったのが私が最もイヤだった点だ。私たちのランドセルはまっすぐの「マイナス型」の留め金がスタンダードだったと思う。ひょうたん型の留め金のランドセルなんてきっと「古いランドセルだからだ!」と思った。
(まぁ、クラス全員の留め金を確認したわけじゃないが、被害妄想というものはそういものである)

なぜ、そんなちっぽけなことにクヨクヨするかというと、その頃、ランドセルの留め金を外すのがクラスで流行っていたから。

他の人の留め金はマイナス型なのに、私のだけひょうたん型だったら恥ずかしいじゃないかーーー!

「akicocoのランドセルはひょうたん型~」なんて言われかねない。

もう、私ったら、「過剰反応?」って言うくらいにランドセルの留め金外しを阻止してましたね。私の後ろに立つものは抹殺する(ーーメ)ってな勢い。

あぁ、ちっちゃい人間ですよ。
そうですよ。

 *

ランドセルにはいい思い出がない。(まぁ、今となってはネタですけどね)

そんなわけで、ランドセルは6年間使う代物ですから、きちんとしたランドセルを買ってあげてください。
私は心の中でそのランドセルに無関心なお父さんにつぶやいてました。

 ***

画像は、おつまみにいける!のんたんも大好きクリームチーズ。

友達かじる口は大きくなぁれ

2008年01月10日 | のんたんジャーナル
つい先日、保育園にのんたんを迎えに行くと、なんとなくしおらしい。いつもは「抱っこはいや」「あんよ」とか活動的なのに、スリングを見るなり「あっこ(抱っこ)」と言ってスリングにすぐにでも入りたい様子。

時間外保育の先生がやってきて、「さっきね、のんたんが遊んでいたおもちゃを○○ちゃんが取ろうとしたらしく、のんたんがとっさに○○ちゃんの指を噛んじゃって。すぐに見つけたから、重症ではないんだけれど、報告です」って言いました。

やってしまいましたかー。

この頃ののんたん、どんどん頭脳が成長してきて、いろんなことが分かるものの、しゃべることが追いつかず、ついつい手や足や歯が出てしまったようです。(足は出したことがないですけどね)

今まではベビーサインと少しのおしゃべりで対応できたけれど、これからは少し難しくなってくるかも。

うちでも何かをしたいようなんだけれど、自分で上手に表現できないからイライラして、口を尖らせて怒ったり泣いたりすることがあります。

初めて(?)先生に注意を受けたのか、少ししょんぼりしていたようです。
ちゃんと「ごめんね」と謝ったようですけれど、やっぱりそういう時期は大人がしっかり見てないとだめだよね。

ちなみに、のんたん「貸して」は上手に言えるんです。
保育園で教わったのだと思うのですが、かわいらしい声で、両手のひらを”ちょうだい”の手にして「かーしーて」って言うの。
だんなの人があまりのかわいさに、ニンテンドーDSを貸してしまうくらいです。

 ***

絵本『きれいなはこ』にわんちゃんが友達にがぶりとかみついたときに、おばけが出てきて、「友達かじる口は大きくなぁれ~」と言います。
この意味がもう少ししたら分かるかな。

でも、そう考えると、ここまでイライラせずにやってこられたのはやっぱりベビーサインのおかげだと思います。
これからも根気良く、身振り手振り、そして言葉でいろいろと学んでいこうと思います。とりあえずのんたんには、まだ貸したくない時は「あとで」って言うんだよ、とは教えてるんですが。