細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

指導者

2012-12-06 20:56:49 | 教育のこと

北島康介らを育てた平井伯昌さんの「突破論」という本を読んでいます。

メダリストをたくさん育てただけあって一流の指導者であることが,この本を読んでいても分かります。指導者側の論理だけでなく,この方は選手との信頼関係を最も大切にする方なので,個性豊かな選手たちの特徴をよくつかんで,それぞれに合わせたコーチング,ティーチングを模索してきており,選手側の気持ちもたくさん書かれていて非常に興味深いです。

どの世界にも通じる,人間学の本と言えると思います。私も共感したり,再確認したり,教わったり,いろいろ感じています。

今週の平日はかなりすごい状況で,大学にいるときは昼休みも無い状況です。朝,大学に着くとスケジュールが始まり,精一杯やっているうちに日中のスケジュール終わり。今日は3限の講義が終了次第,外出して国交省の事務所の審議会に出席して,子供を迎えに行って終わり。

多くの学生たちも必死に研究を進めており,ほんとにわずかな時間でも私と打ち合わせをするためにやってきて,特に今週はひっきりなしに打ち合わせのためにやってきます。私の仕事は,少しでも学生の研究がレベルアップするようにアドバイスすること,また学生の力が伸びるように考え方を教えてやったり,時には叱ってやること。答えを教えるのではなく,自分で道を作りながら答えがあるであろう方向に歩んでいけるように導いてやること。

来年の1月の25~26日には,長岡,群馬,横浜国大,広島の合同ゼミ@湯沢。うちの研究室からも立候補の学生たちが参加して研究発表します。

2月11日(予定)には,恒例の三崎での冬合宿となりそう。我が研究室の冬合宿は,午前から夕食前まで徹底した研究の議論です。その後,温泉に入って,おいしい夕食をみんなで食べて,夜はドンチャン。この冬合宿は,修士論文の最終審査の前に企画されているので,議論が濃厚で,私もかなり好きな研究室のイベントの一つです。

12月はすでに予定でびっしりですが,1月2月もかなり埋まってきました。重要な予定ばかりで埋まってきています。

ここからは学生たちの研究も大いに進捗し,論文投稿作業も活発になり,クリエイティブな時期になります。充実した時間です。

(見学会の企画をサボっていますが,今年度の見学として3つほど案があり,企画を進めます。見学会ファンはしばしお待ちください。)