今日で何とか、2015年の講義がすべて終了しました。
私の講義の負荷はほとんどが年度後半に集中しており、10月以降はなかなかに厳しいスケジュールが続きましたが、とりあえず一息です。
講義には、300名の受講生を相手に毎週300枚のレポートの採点ものしかかる「土木史と技術者倫理」や、英語で講義を行う大学院の講義が二つ、等も含んでおり、結構タフでした。しかし、講義は学生もそうですが、結局は教員が最も鍛えられると思っています。土木史の講義もそうですが、大学院の博士課程の学生たち(全員留学生)6名との講義でも、私自身も鍛えられるように講義設計しています。
その講義では、英語の教科書数冊を題材に、私も勉強したい章などをピックアップして、輪講を行っています。輪講では、全員の理解度を深めるための良質の質問が鍵になります。良質の質問に答える努力をすることで、一人で勉強していたときに比べると、格段に理解度が増すことを、優秀な学生は心底から納得しているようでした。輪講は、議論に参加している人間の実力が暴露されます。また、私も勉強対象の教科書を事前に100%理解する必要はなく(もしくはできず)、良質な質問を提供して、議論を重ねることで、私自身の理解も格段に向上します。
省エネで、教育効果の高い方法、とでも言えるでしょうか。
いずれにせよ、年内の講義が終わりました。
溜まっていた原稿も、先週末や昨日の天皇誕生日からようやく執筆できる状態になり、26~27日の山口県徳山出張で年内の出張も終わりです。あちこち飛び回った一年でした。
28日が仕事納めで、一日研究室にいて、学生たちと研究の議論をしようと思っています。
29日からは、原稿執筆の日々になると思いますが、それもまた楽し。花粉によるアレルギーがひどくなっていますが、体調管理も万全に行きたいと思います。