コンクリート構造物の品質確保小委員会(350委員会)の年末の戦略会議が、徳山で行われました。恒例の青山での戦略会議でした。
この日まで無事にたどり着けるのだろうか、と不安に思う日もないではなかったですが、何とかかんとか年末までスケジュールをこなし、26日(土)の14時過ぎに山口宇部空港に到着。2台の車でいくつかのボックスカルバートを見学して、徳山に向かいました。高度成長期に造られたカルバートの傷み具合は凄まじく、近年造られた山口県のカルバートとの差異は明瞭でした。現在、様々な事案が世間をにぎわせていますが、公共事業の品質確保の重要性を改めて認識し、これまでの取組みをさらに力強く、発展、展開していく必要性を共有しました。
青山での、二宮さんの博士論文の発表練習、いくつかの話題提供、350の戦略会議は和やかに楽しく、熱く続けられ、新年に向けても様々な方針や目標が設定されたように思います。
田村先生からの萩焼のプレゼントは、「同志」の箱に入っており、萩焼の名匠の作品だそうです。翌日の2時まで、熱い議論が続きました。
27日は、徳山港から大津島まで高速船で渡り、回天の記念館等を訪れました。人間魚雷と言われた回天について多くを知りませんでしたが、この国を護ろうとした若者たちの思いに胸を打たれ、涙が溢れました。先人たちが護ろうとしたこの国が、様々な面で壊されていく様子は今を生きる後輩として忍びなく、同志たちと連携して、できることをやっていこう、と改めて決意する機会にもなりました。
日曜日の帰りの新幹線はほとんど寝ていましたが、一晩ゆっくり休み、今日からは子どもたちのお世話もしつつ、年末年始に予定していた仕事をゆったりした気持ちでこなしていく日々になりそうです。とてもとても手が回らなかった原稿類も片付いたり、書き始めたり、気分もよいです。
今日、28日が仕事納めで、午後は学生たちとの研究ミーティングがびっしりです。皆様、良いお年をお迎えください。