細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

気持ちのよい秋晴れ

2016-10-15 11:00:39 | 人生論

今日は10月15日の土曜日で,関東は本当に気持ちの良い秋晴れです。朝から体操,部屋の掃除もして,書籍の原稿の執筆もはかどっています。10月からポスドクとなった留学生と,ジャーナル論文へ投稿する原稿の打ち合わせもスカイプで行いました。

毎年心して臨む10月に対して,夏場の緩んだ生活規範も見直す形で臨みました。人間とは習慣が本当に大切で,いいかげんな習慣を基礎に置いていると,向上心すら失いがちで,「ま,これでいいや」と思ってしまう。健康への配慮もいいかげんになり,すべてが健康といって過言ではないため,いいかげんな健康に支えられた日常の活動のレベルもいいかげんになります。

あるしきいレベルを超えると,健康にももっと配慮したくなります。いつまで続くかわかりませんが,ほぼ毎朝テレビ体操と柔軟体操をし,週末を中心に水泳・サイクリングをし,お酒は飲む日と飲まない日が半々,普段歩くときも体のバランス等を考えて歩くようになっています。右ひざ痛も緩和しています。習慣による好循環を感じています。

基礎がしっかりすると,日常の活動レベルも向上します。文明の下部構造であるインフラがしっかりすると,文明の上部構造である文化的な活動も活き活きするのと同じです。

昨日は,コンクリート工学会のコンクリート診断士という資格更新のための研修会で50分の特別講演をしました。350名の聴衆で,全員資格を持っている方々なので,顔見知りも結構いましたが,お得意の復興道路の品質確保・耐久性確保の話をしました。声をかけてくださる方々もおり,また今後の展開の一助となればと思います。ポジティブなエネルギーが伝播するよう,昨日の私なりに全力を尽くしました。

大学での日中は自分の自由時間はほぼ皆無ですが,研究を頑張っている学生たちも多いので,十分に指導できるよう今学期から週1回のOpen Hour for research discussionを開催したり,個別の研究指導の時間に使うようにしています。Open Hourも来週で3回目で,留学生たちの議論が2回続いたので,3回目は4年生が2人発表する予定です。いわゆる研究室ゼミとは別の研究ディスカッションの場で,今のところ,効果を発揮しそうな予感です。

講義も大学院の講義も含めて本格始動しましたが,それぞれ全く対象や手法も異なる講義ですが,今の私にできるベストで臨みたいと思っています。

読書欲も旺盛とまではいかないものの,読みたいものが溜まっており,通勤時や余暇に読んでいます。

余暇に読んでいる一冊。「福澤諭吉語録」 (齋藤 孝 著)

本屋で見かけて買った本ですが,斎藤先生の本はときどき読むようにしており,いろいろな気付きやヒントをもらえてありがたいです。土木史の講義でも福澤諭吉の言葉はいくつか紹介しますが,今こそ学ぶべき人物の一人だと強く思います。

その他,薦められたり,勉強のために読み始めた本は以下。

人間にとって科学とは何か」 (湯川秀樹、梅棹忠夫)
日本の思想」 (丸山真男)
社会的合意形成のプロジェクトマネジメント」 (桑子敏雄)

明日はまた次女と水泳もしますが,今日は日中は自分で自由にコントロールできる時間。夕方からは以前のバスケ仲間の結婚のお祝い会。旧友たちと再会でき楽しみです。

皆様,気持ちのよい秋晴れの週末をそれぞれお過ごしかと思います。明るい日本の未来のために,それぞれが充実した日々を過ごしましょう。