東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

数字に見えない部分

2018-10-24 14:40:19 | 学習・塾に関する中身
 こそしっかりと見ておかないといけません。

 たとえば、私は定期考査が終了すると、全員の答案を全教科確認します。同じ60点でも「書いたところが全て〇、後は空欄」の60点と「ほぼ解答欄は埋まっているけど、×が多い」60点は意味が変わってきます。
 さらに「×が多い60点」でも、「書いていることが見当はずれの間違い」なのか「問題文に合わせた答えにはなっているが間違い」なのか「本当に惜しくてもう〇に変わるレベルの間違いなのか」は答案を確認しないと分かりません。

 だから、定期試験の答案を全く見ないで点数だけを聞き取りしている塾(もっといえばその点数を表に貼りだしている塾)なんかは、どうやって生徒の力を伸ばしているのか不思議で仕方がないのです。

 点数はもちろんある程度実力に比例します。しかしながら特に学力中位~下位の上のほう(平均点+30点弱~-50点くらい)の生徒は、問題への取り組み方が変化しているかを見ながら、伸びつつある力に応じて指導をしないといけないと思っています。

 もうひとつ大切なことが、成績に関わらず自分に自身が持てない生徒がたくさんいるということです。きちんと努力の過程を認めないとモチベーションが持たないものです。そのためには「きちんと生徒の努力の過程を見ている」というメッセージを指導者側から伝えていかないともいけないと思うのです。口先だけでは生徒は絶対に見抜きますからね。

 生徒が持ち帰る成績にはもちろんこだわらなければいけませんが、その過程にあるものをきちんと見続けていかないと、生徒の小さな変化には気付かないでしょうね。私は生徒の数字だけではない部分をきちんと見続けていこうと思います。

 
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