40才からの女性のためのひとりサルサ&ベリーダンス・初級教室【amordance】 齊藤なつブログ

もう若くないから…こそ!ダンスしましょ💕ダンスは心の美容液。アモールダンス主宰・齊藤なつのブログ

床ストレッチ時の座り方 西新井(金)ベリー

2015-12-12 20:31:24 | おうち de ダンシング


昨日はアリオ西新井(金)はじめてベリークラスのレッスンでした。

午前中から昼過ぎにかけて、大変な荒れ模様と気温の変動もありましたが、夜には落ち着き、生徒さんもいらしてくださいました(⌒‐⌒)

いつもレッスンの最初に床に座ってストレッチをしますが、特に長座の座り方に気を付けてくださいね、という話を昨日はしましたね。

長座とは、↓の写真のように足を伸ばした座り方です。


※絵は上手くないので、解剖生理学上正しくない点が若干あることをお許しください❤

このとき、↓こうした座り方をしていませんか?


腰が丸くなって下方に落ち、猫背になっています。
絵では描けませんでしたが、首が無理に曲がり肩が上がってしまいます。

こうした座り方は、普段何げなく足を投げ出して長座したときにやってしまいますね。
実際、ちょっと休憩するときなんかは体がリラックスします。

ただ、これを習慣にしてしまったり柔軟体操のときにもしてしまうと、

体操効果が得られにくかったり
膝、腰、首を痛めてしまいます。

腰が丸くなり下方に落ちているので、骨盤の後ろがわをグイグイ押し込んでいる状況なんですね。

「骨盤ちゃん」は、一個の「骨盤」という骨があるわけではなく、
いくつかの骨がつなぎあわさって、「ユニット、骨盤ちゃん」としてのパフォーマンスをしています

腰が丸くなる座り方をしてしまうと、ユニット内の連携がうまくいかなくなり、体の痛み、不具合を招いてしまうんです。


ダンス以前の話、柔軟体操の座り方から言うのはうるさいようではありますが、
実際私が膝、腰、肩、etc.…あらゆる痛みを経験してきて、「安全面ではやはりこうした小姑的視点は必要だな」と痛感しました。

どうしたら

このような座り方ができるのでしょうか。

レッスンでたまにお伝えしますが、

長座になったら臀部の下に手を差し入れて、臀部の肉をすべてすくい、後方へとさすりあげ、うしろへよけてください。

こうして座骨が床に当たるようにします。
※ふくよかな人は座骨の当たる感触は感じにくいかもしれませんが、ポジションは正されるので、臀部肉をうしろへよけるのは、やってください。

ただ、まだ足のつけね(股関節)が柔らかくなっていない生徒さんは、やろうとしても腰が丸くなってしまったり、頑張って骨盤は立てたけど膝が曲がってしまうことがありますね。

その場合は無理しないで大丈夫です。
とりあえず長座の時は腰が丸くなったままの座り方でいいので

ストレッチの前半に行う、上半身を横や前に倒したりする運動で、まずは股関節を柔らかくしちゃいましょう(⌒‐⌒)

ポイントはひとつだけ。

上半身を倒すとき深く曲げるのではなく、浅くても、なんなら「若干、傾いた?」くらいの浅さでいいので、
股関節から折り畳むようにしてください。

こうして股関節が柔らかくなっていくので、だんだん無理のない長座ができるようになっていきます。
頻度によりますが、二~三年くらいかかる場合もあるかもしれませんので、焦らないでやってみましょう。🙆
私も、そのくらいかかりました。

私自身レイトスターターなので(本格的にトレーニングを受けたのは30代から)、その焦りから体に無理をかけたりしてきました。
それでダンスと別れるのは悲しかったので、
ダンスを続けるにはどうしたらいいんだろう、いろいろ試行錯誤したり研究したり…
その中で、大人世代とくにミドル世代以降には、その世代に合ったアプローチが大切なんだなと実感。

ときにダンス以前の細かいことをうるさく言うことがありますが、
膝や腰を大切にしてしなやかに、いつまでも健康美魔女でいてほしいので、よろしくお願いいたします。💎