
昨日はアリオ西新井(金)はじめてベリークラスのレッスンでした。
午前中から昼過ぎにかけて、大変な荒れ模様と気温の変動もありましたが、夜には落ち着き、生徒さんもいらしてくださいました(⌒‐⌒)
いつもレッスンの最初に床に座ってストレッチをしますが、特に長座の座り方に気を付けてくださいね、という話を昨日はしましたね。
長座とは、↓の写真のように足を伸ばした座り方です。

※絵は上手くないので、解剖生理学上正しくない点が若干あることをお許しください❤
このとき、↓こうした座り方をしていませんか?

腰が丸くなって下方に落ち、猫背になっています。
絵では描けませんでしたが、首が無理に曲がり肩が上がってしまいます。
こうした座り方は、普段何げなく足を投げ出して長座したときにやってしまいますね。
実際、ちょっと休憩するときなんかは体がリラックスします。
ただ、これを習慣にしてしまったり柔軟体操のときにもしてしまうと、
体操効果が得られにくかったり
膝、腰、首を痛めてしまいます。
腰が丸くなり下方に落ちているので、骨盤の後ろがわをグイグイ押し込んでいる状況なんですね。
「骨盤ちゃん」は、一個の「骨盤」という骨があるわけではなく、
いくつかの骨がつなぎあわさって、「ユニット、骨盤ちゃん」としてのパフォーマンスをしています
腰が丸くなる座り方をしてしまうと、ユニット内の連携がうまくいかなくなり、体の痛み、不具合を招いてしまうんです。
ダンス以前の話、柔軟体操の座り方から言うのはうるさいようではありますが、
実際私が膝、腰、肩、etc.…あらゆる痛みを経験してきて、「安全面ではやはりこうした小姑的視点は必要だな」と痛感しました。
どうしたら

このような座り方ができるのでしょうか。
レッスンでたまにお伝えしますが、
長座になったら臀部の下に手を差し入れて、臀部の肉をすべてすくい、後方へとさすりあげ、うしろへよけてください。
こうして座骨が床に当たるようにします。
※ふくよかな人は座骨の当たる感触は感じにくいかもしれませんが、ポジションは正されるので、臀部肉をうしろへよけるのは、やってください。
ただ、まだ足のつけね(股関節)が柔らかくなっていない生徒さんは、やろうとしても腰が丸くなってしまったり、頑張って骨盤は立てたけど膝が曲がってしまうことがありますね。
その場合は無理しないで大丈夫です。
とりあえず長座の時は腰が丸くなったままの座り方でいいので
ストレッチの前半に行う、上半身を横や前に倒したりする運動で、まずは股関節を柔らかくしちゃいましょう(⌒‐⌒)
ポイントはひとつだけ。
上半身を倒すとき深く曲げるのではなく、浅くても、なんなら「若干、傾いた?」くらいの浅さでいいので、
股関節から折り畳むようにしてください。
こうして股関節が柔らかくなっていくので、だんだん無理のない長座ができるようになっていきます。
頻度によりますが、二~三年くらいかかる場合もあるかもしれませんので、焦らないでやってみましょう。🙆
私も、そのくらいかかりました。
私自身レイトスターターなので(本格的にトレーニングを受けたのは30代から)、その焦りから体に無理をかけたりしてきました。
それでダンスと別れるのは悲しかったので、
ダンスを続けるにはどうしたらいいんだろう、いろいろ試行錯誤したり研究したり…
その中で、大人世代とくにミドル世代以降には、その世代に合ったアプローチが大切なんだなと実感。
ときにダンス以前の細かいことをうるさく言うことがありますが、
膝や腰を大切にしてしなやかに、いつまでも健康美魔女でいてほしいので、よろしくお願いいたします。💎