金曜日の朝、疲れてました。
「今夜の遠征は体力的にあり得ないな。」
しかし、16時半に開放されました。
こんな珍事はそうあるものではありません。
体は重くとも、心が軽かった。。。
上司より先に職場を去りました。
子どもを保育園に迎えに行き、夕飯の支度をして、家族で夕食を済ませてから、子どもに絵本を2冊読んで、それから栃木の山の上へ行ってきました。
案の定、駐車場はアスファルトがまったく見えないほど一面雪でした。
それだけならよかったのですが、風が強くて積もった雪が舞い上がって撮影できる状況じゃなかった。
なので、早々に諦めて山を下り、麓で撮影してきました。
冬に雪が積もる山なので、登る途中にタイヤチェーンを付けるための広い場所があったりするんです。
そういう場所の一つで、望遠鏡のセットアップをしました。
GINJI-250FNをラブジョイ彗星に向けたときはすでに山の稜線に近く、風が強くて望遠鏡が小刻みに揺れました。
鏡筒が揺れてないときは、こんな感じ。
撮って出しです。
鏡筒が小刻みに揺れるとこんな感じです。
何はともあれ、尾が写る!
稜線に近く、モヤがかかっているにもかかわらず、撮って出しでここまで写ってくれたのですから、運が良かったというべきでしょう。
なんとか8枚コンポジットできるだけ、撮影できました。
ラブジョイ彗星。
風で望遠鏡がブレまくって、使えない画像の大量生産をしたので、星が点線になってます。
小刻みに揺れた画像でも目をつぶって使っているので、星の線の太さが不均一です。
それでも、なんでも、彗星の尾が写った。
最低限のノルマをこなせました。
明日は、小学校で開催される星空観察会のボランティアがあるので、再挑戦というわけに行きません。
明後日は日勤当直なので、不可。
月齢を考えると、これが、ラブジョイ彗星の撮り納めかもしれません。
ラブジョイ彗星が稜線に沈んだあと、スバルを撮影したかったのですが、道路で撮っている都合、空が狭くて木の陰でした。
オリオン大星雲も木の陰。
夜空高く登ってきたのは、北斗七星。
もう決まりですね。
M81 渦巻き銀河。
EOS 60Da + GINJI-250FN, 3分間露出を16枚コンポジット。
M101 回転花火銀河。
EOS 60Da + GINJI-250FN, 3.5分間露出を16枚コンポジット。
回転花火銀河、16枚くらいじゃ、まだまだノイジーです。
せめて64枚くらいコンポジットしないとダメか?
3.5分露出で、失敗作含めて80枚撮るとすると4.7時間。
一晩、M101に捧げないとダメですね。
今回は山麓での撮影ということで、秩父の夜ほど寒くはなかった(-4℃前後)ですが、それでも装備の不足を改めて認識させられる夜でした。
撮影の合間にネットで、雪山登山用のテント内シューズと、電熱ジャケットのバッテリーを自作するための材料を購入しました。
電熱ジャケットは便利なのですが、付属のバッテリーでは容量が小さく、しかも高価なんです。
手持ちのバッテリーで自作すれば、2倍の容量のものを千円ほどで作れます。
ガラクタがまた増えたと、奥さんに怒られそうですが。。。
回転花火銀河、それまで聞いたこともなかった銀河で、撮ってみてビックリでした。
まだまだ不勉強で、現地に行ってから何を見るか決めてることが多いです。
行き当たりばったり。
それでも、文明の機器の進歩で、スマホ一つでなんとかなってしまうという。。。
いい時代だと思います(^_^;)