5月19日(木)
深田記念公園・駐車場での朝。晴れ。
▲ ボクのクルマ以外には6台停まっていた。
昨晩車中泊のつもりで入ってきた1台のクルマ以外は、みんな朝に到着。
さあ、いよいよ「日本百名山」の著者、深田久弥先輩の最期の山となった茅ケ岳(かやがたけ)1704m に登ろう。
まず、駐車場の看板で行程を確認だ。
▲ ここ登山道入口・駐車場から、女岩を経由して深田久弥終焉の地を通過し、茅ケ岳頂上へ。コースタイム2時間30分。
そのあと、金ケ岳まで足を伸ばしてピストンで1時間50分。
茅が岳からの復路は尾根道を通って戻る。1時間30分ぐらいか。
休憩なしで総計5時間50分。
累積標高差は茅ケ岳だけで819m。金ケ岳のピストンを入れたら1000mはなるだろう。
▲ 出発! 6:13
ほぼ一直線の林の中を、ゆるゆると歩いて行く。
▲ まず、ヤマツツジのお出迎え。
ヤマツツジはこれから上では、もっとひんぱんにあちこちで見ることになる。
▲ 白い花の木も、我が行く道を飾ってくれる。
▲ 山道の岩の上に石を積んだ塔が、ここでは比較的よく目に付く。
やはり、深田先生終焉の地ということを意識してのことだろう。
▲ 女岩付近で停止線が。
清水が流れでる女岩で、落石が多くて近づけないようだ。
女岩がどこにあるのかもわからないまま、右上へ迂回するように誘導されてしまった。
▲ 木漏れ日で明るい林の中を登っていく。
日は出ているのだがこのルートは谷側のため、両脇の山に遮られて陽当たりは良くなかった。
▲ 尾根の斜面にくると、土も赤色で明るくなってきた。
山道も急になってきてしばらく登ると・・・
▲ 深田久弥終焉の地が現れた。
二つの標柱が有った。
右の木製の標柱の文字は、もう判別できない。
石の標柱には「深田久弥先生終焉之地」と記されている。
昨日の深田記念公園の説明看板によると、
「昭和46年3月21日、親しい山の仲間たちと茅が岳に向かった。女岩を経て頂上まで十数分ほどの稜線を歩いていたとき、突然脳出血で倒れた。仲間の 『この辺りは、イワカガミが咲いて、きれいです』 との言葉に、すっかり喜び 『そうですか』 とうなずいたのが最後だったという。」
▲ ボクは、自宅の庭から持ってきたバラ・アンジェラをそっと置いた。
「良かったですよね、本望だったでしょう。先輩・・。」 黙祷
ボクは何を本望として、死にたいのだろうか。
追記(5月24日)
このほぼ2時間あとに田中陽希さんが、碑の前で手を合わせられた↓(拡大クリック)
▲ 碑を後にして上に登る。
居合わせたこの方は70代なかばと見受けるが、地元山の会の方。
この方によれば、深田先生が倒れたあと同行していた〇〇さん達は戸板に先生を載せて下山したらしい。
ボクがしんみりしているとき、この方は急に俗っぽいことを言いだした。
今朝、田中陽希さん一行が7時半ごろ登山口を出発して茅が岳頂上を目指すと聞いた。
それでワシは先に頂上でヨーキさんに会いたくて登ってきたのじゃ。
えーっ、そーですかあ。
なら、ということでボクも張り切って、このジーサンをすぐ追い越して頂上へ向かった(笑)。
▲ 頂上が見えてきた。
ヨーキくんはまだ来てなさそうだ。(あたりまえだ)
▲ 茅ケ岳、とーちゃこ。 8:27
2時間14分かかった。そんなものだろう。
山頂には数名いた。それなりの広さがありほぼパノラマの眺望がある。
方位説明版が置いてあった。
まず、正面に甲斐駒、南アルプス。
右手には八ヶ岳。
左手に富士山。
後ろに、金峰山 等が見えるはずだ。
では、ご賞味を。
▲ 正面には、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、南アルプスが横に広がる。
ワイドビューでは、
PC、タブレット用;
スマホ用;
そして、右側には、
▲ このあと登る予定の金ケ岳1764m。双耳峰らしく手前には南峰がある。
その左手奥には、御存じ八ヶ岳だ。
▲ 八ヶ岳のズーム。
赤岳も一番端の編笠山も登ったよねー。
もう雪は無いようだ。
そして、左側には、
▲ 富士山!
実は恥ずかしながら、一番最初の見渡しでは、富士山が見えることに気づいていなかった。
霞がかかっていることもあるが、やはり視線を平行移動しているだけでは視覚に入らない高さなのだ。
▲ 富士山のズームアップ。
ニッポンイチー!
▲ 背後の山並みも。
登った金峰山、瑞牆山等があるのだが、どれだか同定できない。
頂上に到着したあと撮影会をやっていて、30分ほどたった。
ただ今、8時47分。
ヨーキ君一行が、ジーサンの言う通り7時半に登山開始すれば、30名ほどの団体だというから頂上に来るのはコースタイムどおり2時間半かかるだろう。とすれば、10時頃にとーちゃこ?
▲ コンビニ弁当。
まだ8時台で、ランチを食べたいとは思わないが、あと1時間強待つには、弁当を食っているか・・
ということで食べ始める。昨日昼に買った弁当で賞味期限は昨日23:00。
硬かった。
しゃあないなあ・・
あたりを見回すと、ムラサキツツジが咲き乱れていて。
▲ ムラサキツツジ。
ヤマツツジとの見事な共演だ。
【to be continued】
深田記念公園・駐車場での朝。晴れ。
▲ ボクのクルマ以外には6台停まっていた。
昨晩車中泊のつもりで入ってきた1台のクルマ以外は、みんな朝に到着。
さあ、いよいよ「日本百名山」の著者、深田久弥先輩の最期の山となった茅ケ岳(かやがたけ)1704m に登ろう。
まず、駐車場の看板で行程を確認だ。
▲ ここ登山道入口・駐車場から、女岩を経由して深田久弥終焉の地を通過し、茅ケ岳頂上へ。コースタイム2時間30分。
そのあと、金ケ岳まで足を伸ばしてピストンで1時間50分。
茅が岳からの復路は尾根道を通って戻る。1時間30分ぐらいか。
休憩なしで総計5時間50分。
累積標高差は茅ケ岳だけで819m。金ケ岳のピストンを入れたら1000mはなるだろう。
▲ 出発! 6:13
ほぼ一直線の林の中を、ゆるゆると歩いて行く。
▲ まず、ヤマツツジのお出迎え。
ヤマツツジはこれから上では、もっとひんぱんにあちこちで見ることになる。
▲ 白い花の木も、我が行く道を飾ってくれる。
▲ 山道の岩の上に石を積んだ塔が、ここでは比較的よく目に付く。
やはり、深田先生終焉の地ということを意識してのことだろう。
▲ 女岩付近で停止線が。
清水が流れでる女岩で、落石が多くて近づけないようだ。
女岩がどこにあるのかもわからないまま、右上へ迂回するように誘導されてしまった。
▲ 木漏れ日で明るい林の中を登っていく。
日は出ているのだがこのルートは谷側のため、両脇の山に遮られて陽当たりは良くなかった。
▲ 尾根の斜面にくると、土も赤色で明るくなってきた。
山道も急になってきてしばらく登ると・・・
▲ 深田久弥終焉の地が現れた。
二つの標柱が有った。
右の木製の標柱の文字は、もう判別できない。
石の標柱には「深田久弥先生終焉之地」と記されている。
昨日の深田記念公園の説明看板によると、
「昭和46年3月21日、親しい山の仲間たちと茅が岳に向かった。女岩を経て頂上まで十数分ほどの稜線を歩いていたとき、突然脳出血で倒れた。仲間の 『この辺りは、イワカガミが咲いて、きれいです』 との言葉に、すっかり喜び 『そうですか』 とうなずいたのが最後だったという。」
▲ ボクは、自宅の庭から持ってきたバラ・アンジェラをそっと置いた。
「良かったですよね、本望だったでしょう。先輩・・。」 黙祷
ボクは何を本望として、死にたいのだろうか。
追記(5月24日)
このほぼ2時間あとに田中陽希さんが、碑の前で手を合わせられた↓(拡大クリック)
▲ 碑を後にして上に登る。
居合わせたこの方は70代なかばと見受けるが、地元山の会の方。
この方によれば、深田先生が倒れたあと同行していた〇〇さん達は戸板に先生を載せて下山したらしい。
ボクがしんみりしているとき、この方は急に俗っぽいことを言いだした。
今朝、田中陽希さん一行が7時半ごろ登山口を出発して茅が岳頂上を目指すと聞いた。
それでワシは先に頂上でヨーキさんに会いたくて登ってきたのじゃ。
えーっ、そーですかあ。
なら、ということでボクも張り切って、このジーサンをすぐ追い越して頂上へ向かった(笑)。
▲ 頂上が見えてきた。
ヨーキくんはまだ来てなさそうだ。(あたりまえだ)
▲ 茅ケ岳、とーちゃこ。 8:27
2時間14分かかった。そんなものだろう。
山頂には数名いた。それなりの広さがありほぼパノラマの眺望がある。
方位説明版が置いてあった。
まず、正面に甲斐駒、南アルプス。
右手には八ヶ岳。
左手に富士山。
後ろに、金峰山 等が見えるはずだ。
では、ご賞味を。
▲ 正面には、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、南アルプスが横に広がる。
ワイドビューでは、
PC、タブレット用;
スマホ用;
そして、右側には、
▲ このあと登る予定の金ケ岳1764m。双耳峰らしく手前には南峰がある。
その左手奥には、御存じ八ヶ岳だ。
▲ 八ヶ岳のズーム。
赤岳も一番端の編笠山も登ったよねー。
もう雪は無いようだ。
そして、左側には、
▲ 富士山!
実は恥ずかしながら、一番最初の見渡しでは、富士山が見えることに気づいていなかった。
霞がかかっていることもあるが、やはり視線を平行移動しているだけでは視覚に入らない高さなのだ。
▲ 富士山のズームアップ。
ニッポンイチー!
▲ 背後の山並みも。
登った金峰山、瑞牆山等があるのだが、どれだか同定できない。
頂上に到着したあと撮影会をやっていて、30分ほどたった。
ただ今、8時47分。
ヨーキ君一行が、ジーサンの言う通り7時半に登山開始すれば、30名ほどの団体だというから頂上に来るのはコースタイムどおり2時間半かかるだろう。とすれば、10時頃にとーちゃこ?
▲ コンビニ弁当。
まだ8時台で、ランチを食べたいとは思わないが、あと1時間強待つには、弁当を食っているか・・
ということで食べ始める。昨日昼に買った弁当で賞味期限は昨日23:00。
硬かった。
しゃあないなあ・・
あたりを見回すと、ムラサキツツジが咲き乱れていて。
▲ ムラサキツツジ。
ヤマツツジとの見事な共演だ。
【to be continued】