青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

おわら風の盆~風に吹かれていつまでも

2016年09月06日 22時25分14秒 | 同上(お祭り)
9月2日(金)

道の駅カモンパーク新湊での朝。
今日も晴れて暑くなりそうだ。

昨年の風の盆は、かなり雨に見舞われたようだが、今年は3日間ともに晴れる。



▲ 会場への出発は午後近く。時間があまっている。

7時半からの朝ドラ「とと姉ちゃん」を見た。
いつも家で見ているのだ。




▲ 10時過ぎに、道の駅のスタンドから白えびバーガーを買ってきて食べた。

420円だったかな。
バーガーといっても、白えびかき揚げを挟んだものだな。
それでもうまかった。



スポーツアリーナ駐車場からのシャトルバスで、風の盆の会場へは2時半過ぎに入った。
今日は昨日見落としたところを見て廻ろう。




▲ 下新町では、八尾八幡神社の境内にステージをしつらえて、おわらをやっていた。

3時に踊りが始まったばかりで、まだ混雑してはいなかった。


しばらく眺めたあと、井田川を渡る。



▲ この井田川に沿って左側の高台に10の町内がある。

右側にはもうひとつ、福島町がある。これからそこへ行こう。

福島は他の10の旧町から移り住んだ人達が作った新しい町だが、おわら参加人口は一番多いという。




▲ 橋を渡ると、さっそく福島町のおわらに出会った。

成人と子供の男踊りの一団だ。





▲ その後ろには、女踊りの一団が続く。




▲ やはりここのおわらの人数は多いね。





▲ 福島の通りは広く、ここならゆっくり町流しも見れるだろう。

しかし諏訪町等の旧町からは、いかんせん離れているなあ。
旧町には一つもなかったコンビニがあった↑。やはり便利。
旧町では飲食店も少なく、夕食をとろうとしたら店に並ぶか、屋台で間に合わせるしかない。




▲ JR八尾駅の横の広場で、4時から特設舞台で福島の踊りが披露される。

ちょっと見ただけで、そこを離れた。
陽を浴びながら、座っているのはちとしんどい。
ここでは、9時から観光客向けに踊り方の教室も開かれるようだ。




▲ 旧町に戻ると、今町の聞名寺の境内で輪踊りが行われていた。




▲ 青と白で涼し気な衣装だ。




▲ 境内は広いから、一般観光客も多く加わっての輪踊りになる。

お寺の正面の中では、女性踊り手が踊っていて、



▲ 女性踊り手を撮ろうとして、同じ年恰好のカメラ愛好家が一眼レフを持って群がる。

ご苦労さん!

ああいうのは、恥ずかしくてできない。



▲ ボクはといえば、(恥ずかしいので)衣装下部の模様にこだわって撮っている(笑)。

いいデザインだな~。


午後5時になった。7時まで踊りは休憩でストップだ。



▲ そのあいだ、「八尾おわら資料館」に入る。入館料210円。

案内人さんからおわらにまつわる説明があった。

彼によると、おわらの踊り手には年齢制限があるのが特長的だと。
編み笠を被って踊れるのは女性は18歳から25歳まで。男性は30歳までだということだ。
どうりでねー、男女ともあでやかだ。




▲ この展示室は、伝統的な町屋の趣を再現したもの。

おわら保存会の初代会長であり、おわら中興の祖である川崎順二にまつわる資料が多い。




▲ 過去の風の盆・宣伝ポスターの写真。

最初の昭和初期のポスター3枚の図案のごとく、昔から「く」の字ポーズがアピールポーズだったようだ.






▲ かって花街として賑わった鏡町へは、このおたや階段を下りて下の広場を通って行く。

鏡町の女踊りには芸妓踊りの名残もあって、その艶と華やかさに定評があるという。




▲ その鏡町のおわらが夜8時から始まる。

開始に合わせて先ほどのおたや階段の前に来ると、階段までびっしり観客が座って待っている。




▲ 始まった。

(コンデジでズームなので鮮明さが落ちるのはご容赦)



▲ さすが元花街。

踊り手さんもすっきりしているし(笑)、子どもの踊り演目は無かった。


しかし呼び物は、やはり青年男女が絡む男女混合踊りだろう。






▲ 付いたり離れたり、これはもう和製ソーシャルダンス。

Shall we dance? の世界だろう(笑)。



さて、Shall we dance が終わって、西町の方へ歩いていくと人だかりがある。



▲ 大きな商家の前で、おわらが行われている。





▲ 家の前の縁台にはずらりと人が座っている。

真ん中には、当主?旦那?のような方も座ってられる。

ああこれが、お布施というのか寄付というのか援助費というのか知らないが、おわらにお金を多く拠出した方の家の前では、特別に踊るというアレだろう。

この女性踊り手もピカ一。
あのキメポーズ&イナバウワーも艶っぽい。
横にいたおばさんも、おわらが終わったあと、感極まったように自分の旦那に同じ感想を言っていた。


ボクは何も拠出していないが、おこぼれ的にいい踊りを最後にみられた。


ちなみに、公式のおわらの時限は午後11時までだが、それ以降も踊りは続くようだ。
その時は、編み笠をとって自分たちのためだけに踊るという。
(陸の孤島的な八尾ではそれまで観光客は残っていられない)

風の盆、最終日の明日はおわらは夜の部(7-11)だけ行われる。
そのとき明け方まで踊りは続くそうだ。

実りが豊かでありますように
暮らしが穏やかでありますように

願いを込めて唄い収める

そしてこの三日間の唄と踊りが終わると、
夜が明けた通りには 秋の気配が・・ 



9時前に、シャトルバスに乗った。



▲ やはり順番待ちで待ったが、9時過ぎにはスポーツアリーナ駐車場に戻ってきた。

Harmonyが待っている。
夜道を40分ほど走って、ボクの宿場道の駅に戻った。
とりあえず深夜風呂へ行こう。


明日?
あしたは、またあしたのオレの風が吹く。



了 (「おわら風の盆」編)