
さて、うちの楽器事情を話しておきますと。
おいらは自室にメイン・ギターのマーチンD-28と、この写真に写っている、ZO-3(ゾウさん)のギターを置いております。
なんで、2本も必要なのかといいますと、それはスライド・ギターを弾くようになったから、というのが理由。
スライド・ギター用に調整してあるマーチンDー28は、チューニングがオープンDになっています。
なもんで、レギュラー・チューニングのギターがもう1本手近に欲しいわけですね。
そこで、このZO-3を部屋に置いて、時々弾いていたわけですわ。
このZO-3は中のメカが完全に壊れていまして、エレキとしては使い物になりません。
まあ、購入したのは10年以上前ですから、仕方ないといえば、仕方ない(笑)
モノの管理が悪いおいらからすれば、よくもったほうかも(爆笑)
ですので、主に、夜中に周りに迷惑をかけないように弾くために、使われていたわけですね。
ところが、あるときのバンド・ミーティングで、店長から耳寄りな情報を聞きます。
「このごろさ~。12弦でギターを弾くには左手の力が必要だと思ってさ~。俺のストラトキャスター(エレキ)に、クラシック・ギターの弦を張ったんだよ。そしたら、左手の力が鍛えられてさ~。12弦ギターでさえ、余裕になってきたよ」
まじですか?
クラシック・ギターの弦というのは、ガット弦といいまして、普通のアコギやエレキに張ってある弦とは、材質が全く違うっす。
普通の弦は、金属製で、細い。
クラシック・ギターの弦は、ナイロン製で、太い。
だから、クラシック・ギターの弦を押さえるときはしっかり押さえないと、ちゃんと音が出ないうえに、「チョーキング」という、弦を押さえてぐぐっと引っ張って音程を変える技術を使うときなんか、数倍の力がいる・・・
それをエレキギターに張ったら、夜中でもバリバリ弾けて、練習になるというわけですな・・・
これは、おいらもやらねばいかん!!
と思い続けていたのですよ。
しかも、クラシック・ギターの弦のいいところは、金属じゃないから、錆びない!!!
おいらはこのZO-3の弦を、1ヶ月に1度くらいのペースで張り替えていたんだけど、そうしないと、弦が錆びちゃって、弾けないのです。
これをクラシック・ギターの弦に変えれば、音質さえ気にしなければ、年単位で変えなくてもOK(爆笑)
よし、やるしかねえか!!
で、クラシック・ギターの弦を買ってきて、張り替えようとしたのですが、これが思ったより厳しい!
というのは、弦の太さが金属製のものとは全然違うから、弦を安定させるナットという部分にきちんとはまらないのです・・・

この部分がナットですね!
これは金属弦を張っている状態、きっちりはまっているのがわかりますね。
この細さに、クラシック・ギターの弦をはめ込むのは不可能。
正式には、ナットを外して、クラシックギター専用のナットに交換する、というのが正解!!
でも、そんなの手間だしね~(笑)
で、どうしたかというと~。
そもそも、メカが壊れているZOー3ですからね!!
失敗しても、それでもともと!!(爆笑)
ナイフでゴリゴリ削りました(爆笑)
しかも、手近にナイフが無かったから、果物ナイフで削りました(笑)
で~!

こうなりました!!
ちゃんとはまってよかったぜ!!
というわけで、おいらも、このギターで練習するよ~ん!!