林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
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XLH883 長い間不評だった部分

2015年11月17日 20時04分37秒 | バイク

こんばんわ。
アップルビデオ高津店 メカニック担当ブルームです。


今日は前回に続き、フロントフェンダーのお話。
フェンダーっていうとエレキギターですが、
そうじゃなくて、バイクや車のタイヤの周りについてる外装品、
早い話が泥除けのことです。


このスポーツスターというアメリカ製バイク、
言わずと知れたハーレーダビッドソン社のスポーツモデルです。

同じエンジン・フレームでのバリエーションが非常に多く、
大体毎年6~8車種くらいのラインナップなのですが
外装が違うくらいで基本的にはほとんど同じです。
ハンドルバーとかステップ位置とか前後サス長とか
ガソリンタンクとか塗装パターンとかの組み合わせで
それぞれ違う車種として販売されているのです。
それこそスポーツスターユーザー以外の人には
色くらいしか違いが分からないと思います

カスタマイズしてしまえば、元の車種はあまり関係ないのかもしれませんが
最初からある程度の方向性でチョイスできるのは素晴らしいことだと思います。


そして、よ~く見ると気がつく部分に前輪のサイズってのがあります。
現在一番人気のあるXL1200X“フォーティエイト”という車種は太い小径タイヤなので例外ですが、
基本型の細い前輪だと、標準的な19インチタイヤと
主にC型や∨型に装備される大径の21インチタイヤがあります。

前輪21インチの車種は少なく、多くのモデルがフロント19インチ。
しかし、フェンダーは19インチも21インチも全く同じパーツ。
当然大きいほうに合わせて作ってあるので、
19インチホイールだと、タイヤとフェンダーの間に
結構な隙間があって、これがカッコ悪かったりするのです。

この隙間がどうにもねぇ… ていうか向こう側見えとるしw


これはユーザーの間では相当長い間、不評だった部分のようで、
2009年式モデルから、やっと19インチ専用のフェンダーに変更されたのです。
前後の長さも、ほんの少し短くなっています。


という事で、それ以前の年式に乗ってる人たちは色々と工夫したのです。
切り詰めるか、社外品に交換するか、いっそのこと取り外してしまうか…など。
俺はフェンダーの穴を15mmほど上に開け直して、深くかぶるようにするという
割とメジャーでお手軽な改造方法を試してみたのですが、


あまり変わんねぇなコレ!


そんな訳で、2009年以降のフェンダーが出品されるのを
いつものヤッホーオークションで待つことに。


はい落札。運良くすぐに出てきました
年式不明とのことで格安品でしたが、微妙な形状の違いを見抜いて入札。
色からして、おそらくはXL883Nから取り外したノーマル品かと。


そしてこいつも穴を開け直して…

まぁ、こんなもんかね~。タイヤの曲線との違和感も少ないし。

社外品のだともっとタイトなのがあるんだけど、
これがなかなか高いし、オークションに出てこないんですよ。


前の1200Rに付けてたのが凄くタイトで良かったんですが、
売る前に外しとけば良かったかな~と、少し後悔しております。
でもアレちょっと短過ぎだし、まぁいいか。