林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
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職場の引き出しから、ファミコンソフトだとぉ!! その12

2016年09月26日 12時05分19秒 | なつかしのゲーム


さて、いよいよこのシリーズも大詰めになってきましたな。
残すところ、あと4本!!
前回は、左の列の一番上、ファイナルファンタジーについて語って、終わってしまいましたな。


あとはその下のソフトたちについて語るだけなので、今回で最終回になってもおかしくないのですっ!!



と、こ、ろ、がっ!!



その下にあるソフトは、

ドラゴンクエスト4

なのですよっ!!




うわあ、これが出てきちゃったら、そうそう簡単に切り上げるわけにはいかないではないかっ!!
そう、このドラゴンクエスト4は、一癖も二癖もあるゲームなのですよ。


おいらが書いてきた、このファミコンソフトシリーズ、全部で12回目ですけども。
これまで書いてきて思うのは、これらのゲームを夢中でやっていたのは、小学校の高学年から中学生のころ。
もっとも感受性の強い時期にこれらのゲームに時間のほとんどを費やしていたわけでして。
影響を受けるのは至極当然!!


「ウルティマ 恐怖のエクソダス」から、

悪いことをすると警察官が無限にわいてくる

という倫理観を学んだし(笑)


「ドラゴンクエスト1」から、

毎日コツコツとルーティンワークをこなすことが出世の近道

という社会の掟を学んだし(笑)


おいらは、ゲームから様々なことを学んできたわけです。

んで、今回の「ドラゴンクエスト4」がおいらに教えてくれたこと!!






それは、

他人は思い通りに動いてくれないっ!!

という、この世界の当たり前の真実だったのです(爆笑)



このゲームはたくさんのプレイヤーキャラクター(10人くらい)がいて、最終的に全員でひとつのチームになります。

プレイヤーはそのチームのリーダーになって、みんなを動かすわけですが。
その指示の出し方が、かなり大雑把にしか出せないのですよ。

これまでのドラゴンクエストシリーズだと、一緒にいるチームのみんなは、プレイヤーの命令通りに動いてくれたんですけども。
(たとえば、回復魔法をかけてほしいときは、そう指示すれば、必ずやってくれていた)

今回は、「みんながんばれ」とか、「ガンガンいこうぜ」とか、「じゅもんをせつやく」とかの、大雑把な指示を出せるだけ。
あとは、キャラクターたちが、自分で考えて、その時々にふさわしいと思う行動をとってくれるのです。



この「自分で考えて」というのがポイント。
もちろん、キャラクターの行動を考えてくれているのは、ソフトに搭載された「人工知能」なわけですよ。

この人工知能がよく出来ていて、プレイヤーがストレスなく遊べたらよかったんですけども(笑)

時代が時代ですから、人工知能の出来は良くなくて・・・



というか、人工知能がバカすぎて(爆笑)


何度となくヤキモキさせられ、多くの少年少女がきいいいいっとなってしまったわけです。


そう、これによって、このゲームは、この現実世界では当然の真実である、

他人は思い通りに動いてくれないっ!!

ということを、当時の少年少女の心の底に、トラウマとともに刻み付けたわけですね(爆笑)





そう、もちろんおいらも例外ではありません。


今でも忘れられないのは・・・




この一番右にいらっしゃる、クリフト様ですよ。
この絵の真ん中にいる、王女様に片思い?していることで有名なキャラクター。





もちろん、そういう描写もゲーム内にありますよっ。



なかなか好感のもてるキャラクター設定なわけです。



さらに、このキャラクターは、チームの回復役として、とても優秀でして。
死んでしまった仲間も生き返らせることができたりする、徳の高いお坊さん(神父)です。
だからもちろん、スタメンに入れることも多く、活躍が期待されます。
そう、それだけの能力は十分にある、有能なキャラクターなはずなのです。





ところがっ!!




こいつの行動を決める人工知能がアホなもんですから、

こういうことになったりします(爆笑)




そう、このおっさん、初対面の敵には、とりあえずあいさつ代わりにザキ(ザラキ)を唱えるという悪癖があるのですよ。
ザキ(ザラキ)という呪文は、敵を一瞬で殺すという、呪殺の呪文。




本当に徳の高いお坊さん(神父)にしかできない、超必殺技。

まさにこういう状態ですよ(こわっ)




これを手あたり次第、敵という敵に唱えまくる。




もちろん、絶対に効くはずもない、最後のボスにだって、あいさつ代わりに唱えちゃいます(爆笑)

まさに、イカレたザラキ野郎、クリフト様なのですよ。


もうね、これはほんとうに、困りものでして。
せっかく、レベルを上げて、ラスボスと対抗できるくらいに、うちのチームを鍛え上げても。
クリフトがザラキを連発するだけで、すべてがもう台無し(ため息)
勝てる勝負も勝てなくなるわけですよ。


なるほど、チームワークって大切なんだなあ、と痛感する日々ですよ。

ちなみに、このソフトの人工知能は成長するということがウリだったのです。
つまり、「こいつはザラキが効かないんだな」ということにクリフト様が気づく瞬間があるのですよ。

ただ、それはラスボスの場合は、全滅させられないと駄目なのです(爆笑)

つまり、敗北して初めて気づくわけですね、クリフト様は。

なんか、あまりにも人生を教えてくれて、滂沱の涙ですよ(笑)






こうやって「他人は思い通りに動いてくれない」ということを、このゲームによって気づかされた、当時の少年少女たちは、


A「他人(クリフト)を頼らず自分が強くなる」 → とにっかく勇者(主人公)のレベルを上げまくる。

B「何とか他人(クリフト)を動かそうとする」 → 命令の仕方を変えて試行錯誤する。

C「厄介者のクリフトをスタメンから外す」   → ミネア(2番手の僧侶)さまのお世話になる。


という選択肢の中から自分たちの生き方を選んでいったわけです。

Aの生き方を選んだものは、自分を成長させて人生を生き抜き。
Bの生き方を選んだものは、リーダーの資質を磨いていき。
Cの生き方を選んだものは、友だちを選ぶことを学んでいき。

そうやって、その後の数十年を生きてきたわけです。

ちなみに、おいらはCの生き方を学びましたなあ(爆笑)




おおっと、またもや、ドラゴンクエスト4だけで、紙数が尽きてしまった~。


もうちょっとだけ続くんじゃ、というやつですねっ(笑)