さて、農家のライブを挟んでしまいましたが、HRNでの反省点を記録しておきますよ~。
前回は、HRNのリハーサルの時に、ハウリングが起こったことについて書きましたな。
というわけで、おいらが調べたハウリングについての知識を、ここにまとめておきましょう。
まず、ハウリングが発生するときの流れは以下のようになっています。
・マイクが音を拾う。
・その音が、スピーカーから大きくなって出てくる。
・マイクがその音をもう一度拾う。
・スピーカーからさらに大きな音が出る。
これが無限に繰り返されることによって、音が飽和状態になってしまって、ハウリングが起こるわけです。
そして、おいらが参照したホームページには次のようなことが書いてありました。
文意は変えずに、おいらが文章を再構成してます。
ライブハウスでは、PAさん(音をコントロールする人)がいて、どんな音も客席に聞こえるように調整してくれますが、ハウリングが起こってしまうと、PAさんとしては、やはりモニターの音量を下げたり、音色を変えたりせざるを得ません。
そう、今回のおいらたちのライブで行われたことですよね。
HRNでは、本当にモニターの音が小さくて、やりにくかったですからね~。
そして、ハウリングの原因がエレアコであった場合については、こう書かれています。
エレアコがハウリングを起こす原因は、大きく分けると
・音量の上げすぎ。
・エレアコとスピーカーが近すぎる。
・エレアコとスピーカーが向かい合っている。
の3つです。
実は元をたどればどれも「音が大きすぎる」という原因になるので、ハウリングはギターかスピーカーの音量を下げてやれば絶対に解決できます。
ただ、それだと「もっと音量を出したい!」というときに困ってしまいますよね。
まさに、その通りです!!
今回、おいらたちのバンドの音が小さくて、観客席の歓声や笑い声や、コーラス(感動)がたくさん聞こえてきたわけが、ここでわかります。
もちろん、それは悪いことばかりではなくて、それによってライブが盛り上がったし、観客の皆さんとコミュニケーションが取れたりして、すごくうれしかったんですけどもね。
ただ、他のメンバーが出している音や、自分の出している音が聞こえにくいと、演奏するときの難易度が飛躍的に上がってしまいますわ・・・
それでは、前回も書きましたが、エレアコのピックアップの種類によって、どのような違いがあるのかも見てみましょう。
エレアコのピックアップとしては、
A コンデンサーマイク
B ピエゾピックアップ
C マグネチックピックアップ
の順にハウリングを起こしやすい傾向にあります。
理由は簡単です。まず、
コンデンサーマイクは「ボディ内の空気音」
ピエゾピックアップは「ボディの振動」
マグネチックピックアップは「弦の振動」
をそれぞれ音に変換しているのです。
アコギのボディというのは、小さな音を増幅してより響かせるための形をしているので、ボディ内で増幅された音を真っ先に拾ってしまうコンデンサーマイクは、それだけスピーカーの音を拾うことにもなるわけですから、ハウリングにとても弱いことになります。
次に、ピエゾの場合は、ボディの振動を増幅して音にするわけですから、ボディがよく共鳴するギターほど、ハウリングしやすいことになりますね。
ところがスピーカーの音が、再び弦を震わせるには、ものすごい音量が必要になるので、その分マグネチックピックアップはハウリングに強いということになります。
なるほど!!(目からウロコ)
おいらのギターは、マグネチックピックアップなので、ほとんどハウリングの心配はありませんね。
おいらは、やっとハウリングを気にしなくてよくなったとも言えますね!!(鼻息)
店長のギターは、ピエゾピックアップなので、ボディがよく共鳴するかどうかで、ハウリングするかどうかが変わってくることになります。
前回も書きましたが、店長が以前に使っていたオベーションのギターがハウリングしにくかった理由が、これでわかりました。
そう、オベーションのギターは、ボディが強化プラスチックですし、容積も小さいので、その分ボディが共鳴しにくいのですわ。
店長は知らず知らずのうちに、ハウリングしにくいギターを使用していた、ということになりますね。
ところが、今回購入したブリードラブのギターは、ボディがすごく共鳴する・・・
それがこのギターの最大の魅力であると同時に、ハウリングに関しては最大の弱点でもあったわけですわ・・・(遠い目)
しかも、普通のエレアコと違って、店長のギターは12弦ギターです。
ボディの共鳴が弦を震わせてしまうことも考慮すると、弦の数が2倍だということも大きいですよね・・・
ブリードラブのギターをライブハウスで使用するのは、今回が初めてでした。
だから、店長のギターがハウリングを起こしたわけですね。
原因と仕組みについて、完璧に理解したところで、次回、いよいよその対策について考えていきましょう!!
続きは次号じゃ!!