林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
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バンドの歴史83(サムピックにもこだわる・後編)

2025年02月01日 07時50分32秒 | バンドの歴史

さて、みなさま、お元気ですかな?

前回に引き続いて、サムピックのお話ですよ。

 

前回おいらは、指でギターを弾くことの限界に苦しんで、サムピックを使おうと思い立った。

しかし、サムピックは痛いし、ズレるし、外れるし、どうしようかなと考えた。

 

 

すると、

こんな商品を見つけたわけです。

これは素晴らしい発明じゃないか?

しっかりとフィットしそうだし、痛くなさそう。

ピック部分の形状や材質、厚さについてもいろいろバージョンが出てるし。

これは、さっそく買うしかない!

と考えた、というところまで語ったわけです。

 

 

 

んで、どうやってこのピックにたどり着いたのかと言いますと。

このお方のおかげです。

うわ、このギター、おいらが持っているものと、形がほとんど同じですね・・・

おいらのは、スロテッド・ヘッドじゃないんで、そこだけが違いますな。

 

そう、ギタリストの、打田十紀夫さんです。

おいらはこの人の、教則本や教則ビデオを、たくさん持っていますぞ。

10年以上前に、スライド・ギターをやろうと考えた時に、たくさん買って、見ましたわ。

基礎的な事は、ほとんどそれで学んだと言っていいと思います。

 

 

で、この打田さんは、スライド・ギタリストのための、楽器(小物)製作もしていらっしゃるのですよ。

 

 

それが、この写真でわかりますね。

左手のスライド・バー、右手のサムピック、両方とも、彼がデザインしたものです。

おいらは、もちろん、これと同じスライド・バーを持っています(鼻息)

 

スライド・バーは、ギターの弦を押さえやすいように、アールがついて、骨のような形をしています。

しかも、他のスライド・バーに比べて、かなり大きい。

ジャイアント・ボーン・バー

という名前です。

陶器だというのが、かなり珍しいですね。

おいらはこれの、真鍮バージョンを常用しているんですが、惜しくも販売中止になってしまいました・・・

なので、現在持っている2つを、無くさないように、大切に使っていくしかないですな。

打田さんが、長年研究してたどり着いた形らしいですから、とても使いやすいですぞ。

 

 

そして、サムピック!!

 

これこそが、おいらがたくさん購入した、

これなわけですね。

一つが500円だったから、これだけで、もう3000円(苦笑)

この時点から数年経過しているんで、さらに5個くらい買ったと思います・・・

 

 

いろんなバージョンを試して、削ったりして、自分が満足できるものを制作していくわけです。

この辺、日本人って、工夫するのが好きなんだなあ、と思ってしまうわけです(笑)

ブルースを演奏するにしても、ただ演奏するんじゃなくて、自分に合う道具まで作ってしまう。

そして、同好の士に販売までしてくれるわけですからね。

いやあ、打田さんには、感謝感謝でございますな。

 

打田さんの教則ビデオを見ても、一つ一つ理詰めで考えて、きっちりと演奏していく感じ。

こうやって、難しい音楽でも、わかりやすく解説してくださるのは、ほんとーに助かりますわ。

 

んで、結論として、このサムピックを使うことによって、

痛い

ズレる

外れる

という、サムピック欠点の、ほぼすべてを克服できます。

もちろん、人によって「合う合わない」はあると思いますが、一度お試しされることを薦めますぞ。

 

これによって、おいらには「ピックを使う」という選択肢もできたわけですわ。

 

というわけで、以下次号じゃ!!


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