林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
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バンドの歴史72(ハウリングの恐怖)

2024年11月16日 17時36分46秒 | バンドの歴史

さて、みなさま、お元気でいらっしゃいますかな?

どんどん季節も移り変わって、もう、冬ですな・・・

今年もそろそろ終わると思うと、感慨深いものがありますわ。

 

今日、今年最後の路上ライブをやろうと思ってますよ~。

だんだん寒くなってきたから、今日あたりが限界かなと・・・

 

 

さてそれはともかく、前回は、おいらの口の中の血豆について語りましたな。

冒頭の写真は、まさにその時の、ホット・ロッキン・ナイトの演奏中のものです。

そう、この時のおいらの口の中は大怪我していて、痛い痛い痛い・・・

痛みを我慢しつつ、歌っているわけですな(遠い目)

 

そう、この時のライブは、おいらの口の中の怪我もありましたが、

それ以外にも問題があったのです。

それこそ、アコースティック・ギターでライブをやる時の最大の懸念事項である

ハウリング

が発生したのですわ。

 

これには、ちゃんとした、わかりやすい理由がありました。

それは、店長が新しく購入した、

ブリードラブ

ギターのせいです(きっぱり)

 

というのは、これより以前、うちのバンドはハウリングをしたことがなかったんです。

そう、店長がオベーションのギターを使っていたからですね。

それが、ブリードラブのギターにしたとたんに、ハウリングが起こったのです。

 

で、これはよく考えてみれば、当然のことなのです。

 

 

もう一度、その時の写真を見てみましょう。

はい、店長のギターのサウンドホールに、

フタがしてありませんね!

これが、ハウリングの原因だったのです。

 

ハウリングというのは、

マイクで拾った音を増幅してスピーカーから出して、それをまたマイクで拾って・・・

という悪循環で、制御しきれないほどの音量になった時に起こる現象なのです。

 

これをギターの場合で考えると、

モニターから出てきた音が、ギターに当たって、ギターを振動させることによって、ハウリングする。

ということになります。

 

 

ギターの場合だと、音を拾う手段(ピックアップ)は、大きく分けて、3つあります。

弦の振動だけを拾う、マグネチック・ピックアップ

弦とボディの振動を拾う、ピエゾ・ピックアップ

弦とボディと周囲の空気の振動を拾う、マイク型ピックアップ

そう、こういう風に考えてみると、どのピックアップがハウリングしやすいかは一目瞭然ですね。

 

マグネチック < ピエゾ < マイク型

 

の順番で、ハウリングしやすくなるわけですな。

 

おいらが使っているギターは、マグネチック・ピックアップなので、ほとんどハウリングしません。

店長が使っているギター(ブリードラブ)は、ピエゾ・ピックアップです。

オベーションのギターも、ピエゾ・ピックアップだったのですが、ボディが小さいからハウリングしなかったのです。

ところが、ブリードラブは、オベーションの倍くらいの体積がありそうですからね・・・

もちろん、そのおかげで、生音が素晴らしく鳴るんですが、その分、ハウリングの危険性も高まるわけですわ。

 

なので、ホット・ロッキン・ナイトの会場のような、大きな会場だと、ハウリングしてしまったわけです。

 

んで、1度ハウリングしてしまうと、PAさんが慎重になりますからね。

モニターの音量が小さく抑えられてしまうことになります。

そうすると、自分たちが出している音が、自分たちで聞き取りにくいことになるわけです。

ものすごく、演奏しにくくなります・・・

 

 

でも、これの解決策は、仕組みを理解すれば、とっても簡単。

店長のギターのサウンドホールにフタをすればいいんです。

そうすれば、モニターの音がギターの内部に入ることがなくなる。

大きな会場でアコギを使う、多くのアーティストが、そうしていますよね。

 

 

事実としてこの後、うちのバンドは何度もホット・ロッキン・ナイトに参加しましたが、

2度とハウリングしませんでした。

これは、2019年7月のホット・ロッキン・ナイトの写真です。

店長のギターをよく見てください。

サウンド・ホールに、黒いフタがしてありますね。

まあ、たぶん、これが一番手軽で、効果の高い手段だったと思いますわ。

 

店長は、ギター関係には、とにかくこだわりの強い人なので、

サウンド・ホールにフタをしましょう!

と言うのは、ちょいと気が引けたんですが、すんなりとOKしてくれたんで、楽なもんでした(大笑)

 

なので、うちのバンドは、大きな会場に出演する時には、

店長のギターにフタをする。

ということが、決まりごとになったのです。

こうやって、いろんなちっちゃい問題を、片づけてきたわけですね(遠い目)

 

まあ、とは言っても、うちのバンドが大きな会場に出演するのなんて、

ホット・ロッキン・ナイトだけ

なんですけどね(爆笑)

 

 

というわけで、以下次号じゃ!!



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