さて、みなさま、お元気でいらっしゃいますかな?
どんどん季節も移り変わって、もう、冬ですな・・・
今年もそろそろ終わると思うと、感慨深いものがありますわ。
今日、今年最後の路上ライブをやろうと思ってますよ~。
だんだん寒くなってきたから、今日あたりが限界かなと・・・
さてそれはともかく、前回は、おいらの口の中の血豆について語りましたな。
冒頭の写真は、まさにその時の、ホット・ロッキン・ナイトの演奏中のものです。
そう、この時のおいらの口の中は大怪我していて、痛い痛い痛い・・・
痛みを我慢しつつ、歌っているわけですな(遠い目)
そう、この時のライブは、おいらの口の中の怪我もありましたが、
それ以外にも問題があったのです。
それこそ、アコースティック・ギターでライブをやる時の最大の懸念事項である
ハウリング
が発生したのですわ。
これには、ちゃんとした、わかりやすい理由がありました。
それは、店長が新しく購入した、
ブリードラブ
のギターのせいです(きっぱり)
というのは、これより以前、うちのバンドはハウリングをしたことがなかったんです。
そう、店長がオベーションのギターを使っていたからですね。
それが、ブリードラブのギターにしたとたんに、ハウリングが起こったのです。
で、これはよく考えてみれば、当然のことなのです。
もう一度、その時の写真を見てみましょう。
はい、店長のギターのサウンドホールに、
フタがしてありませんね!
これが、ハウリングの原因だったのです。
ハウリングというのは、
マイクで拾った音を増幅してスピーカーから出して、それをまたマイクで拾って・・・
という悪循環で、制御しきれないほどの音量になった時に起こる現象なのです。
これをギターの場合で考えると、
モニターから出てきた音が、ギターに当たって、ギターを振動させることによって、ハウリングする。
ということになります。
ギターの場合だと、音を拾う手段(ピックアップ)は、大きく分けて、3つあります。
弦の振動だけを拾う、マグネチック・ピックアップ
弦とボディの振動を拾う、ピエゾ・ピックアップ
弦とボディと周囲の空気の振動を拾う、マイク型ピックアップ
そう、こういう風に考えてみると、どのピックアップがハウリングしやすいかは一目瞭然ですね。
マグネチック < ピエゾ < マイク型
の順番で、ハウリングしやすくなるわけですな。
おいらが使っているギターは、マグネチック・ピックアップなので、ほとんどハウリングしません。
店長が使っているギター(ブリードラブ)は、ピエゾ・ピックアップです。
オベーションのギターも、ピエゾ・ピックアップだったのですが、ボディが小さいからハウリングしなかったのです。
ところが、ブリードラブは、オベーションの倍くらいの体積がありそうですからね・・・
もちろん、そのおかげで、生音が素晴らしく鳴るんですが、その分、ハウリングの危険性も高まるわけですわ。
なので、ホット・ロッキン・ナイトの会場のような、大きな会場だと、ハウリングしてしまったわけです。
んで、1度ハウリングしてしまうと、PAさんが慎重になりますからね。
モニターの音量が小さく抑えられてしまうことになります。
そうすると、自分たちが出している音が、自分たちで聞き取りにくいことになるわけです。
ものすごく、演奏しにくくなります・・・
でも、これの解決策は、仕組みを理解すれば、とっても簡単。
店長のギターのサウンドホールにフタをすればいいんです。
そうすれば、モニターの音がギターの内部に入ることがなくなる。
大きな会場でアコギを使う、多くのアーティストが、そうしていますよね。
事実としてこの後、うちのバンドは何度もホット・ロッキン・ナイトに参加しましたが、
2度とハウリングしませんでした。
これは、2019年7月のホット・ロッキン・ナイトの写真です。
店長のギターをよく見てください。
サウンド・ホールに、黒いフタがしてありますね。
まあ、たぶん、これが一番手軽で、効果の高い手段だったと思いますわ。
店長は、ギター関係には、とにかくこだわりの強い人なので、
サウンド・ホールにフタをしましょう!
と言うのは、ちょいと気が引けたんですが、すんなりとOKしてくれたんで、楽なもんでした(大笑)
なので、うちのバンドは、大きな会場に出演する時には、
店長のギターにフタをする。
ということが、決まりごとになったのです。
こうやって、いろんなちっちゃい問題を、片づけてきたわけですね(遠い目)
まあ、とは言っても、うちのバンドが大きな会場に出演するのなんて、
ホット・ロッキン・ナイトだけ
なんですけどね(爆笑)
というわけで、以下次号じゃ!!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます