みなさま、お元気でございましょうか?
このシリーズの前回は、ハーモニカ・ホルダーについて語りましたな。
今回は、冒頭の写真にあるように、エフェクターについてですよ。
エフェクターといっても、これは
クリーン・ブースター
といわれるものですね。
これについては、おいらとしては、いろいろと語ることがありますよ。
まあ、かなりな部分が、うちのバンドの「店長に対する愚痴」にもなってしまうのですが(笑)
そう、こういう、ギターの音色に関わってくることを語るためには、
うちのバンド、というか、おいらと店長のながーーーーい付き合いについて、語らねばならないのですわ(遠い目)
というのも、ごく最近、おいらの家の押し入れの整理をしたんですよ。
すると、古い手帳が出てきまして、中にいろいろとメモしてあったのですが、
1997年くらい(推定)の記述で、
「○月○日、店長が家に来る。
昨日の池袋での路上ライブの時の、アンプの音がひどかったことを、えんえんと言われる。
良いアンプがないから仕方がない、と説明しても、えんえんと言われる。
その後、2人で高津駅前のラーメンを食べる。」
という記述があったのですよ。
いやあ、
「えんえんと言われる」
という表現を、2回も使っているところに、おいらの気持ちが表れていますなあ(遠い目)
そう、店長は、ギターの音のことになると、ものすごーく、
しつこい
です(爆笑)
再結成してからは、路上ライブ用の良いアンプが生産されるようになって、そんなに文句を言われなくなりましたが。
あ、そのアンプについては、このブログに書いてあります。
それでも数年前、路上ライブの準備をしている時に、店長が言うわけです。
「つぁんさあ、やっぱりさあ、うちらの音はさあ、
youtubeに上げた、コメトゲ(「Come together」のこと)の時のが最高だったわけでしょ。
あの音を再現することを目標にすべきなんだから、ビデオの位置は、やっぱ、こっちでしょ。(ビデオを動かす)
あのセッティングでさあ、毎回やれるように、ビシッと決めていきたいわけじゃん。(不満っぽい)
いやあ、コメトゲの時の音は良かったなあ・・・あれ、再生回数1000回超えたからね。(自慢げ)
やっぱりさあ、音がいいと、聞いている方も気持ちがいいわけよ。もちろん俺たちもね。(自慢げ)
そのためにはさあ、このツマミを、もうちょいこういう感じにして・・・(自分のボリュームを上げる)
そこら辺の設定はね、つぁんがちゃんとさあ、ビシッと決めてくれないと困るわけ。(おいらをなじる)
だからさあ、やっぱりまだ俺の音が小さいと思うんだなあ。(不満っぽい)
どう? VROOOM、聞いた感じ大丈夫?(VROOOMに確認する)
え? 俺の音がでかい?? うそだあ。(心底驚く)
え?ほんとに?? 下げる? えー。まじかあ。(しぶしぶ自分のボリュームを下げる)
つぁんの音が、でかすぎないかい?(未練がましく、おいらを見る)
え、いいの? それで? そうかなあ、まあしょうがないか。(不満っぽい)
やっぱりさあ。路上でいい音を作れないと、うちのバンドとしてはさあ・・・(くどくど、くどくど、くどくど)」
という感じで、えんえんと言ってきます(苦笑)
そんな音にうるさい店長なわけですから、エフェクターとかにも、大変こだわりが強いわけです。
とは言っても、エフェクターは高いですからね。
店長は、ここ10年以上、VROOOMから借りたか、借りパクしたか、もらったかした、ZOOMのマルチ・エフェクターを使っています。
そのエフェクターを自分でいろいろと設定して、音を作っているわけです。
ところが店長は、自分のギター・ソロで音量を上げるときに、ブースターを使わなかったのです。
どうやら、そのマルチ・エフェクターに入っている、クリーン・ブースターの音が、気に入らなかったようなのですわ。
店長は、一度気に入らないと思ったら、絶対に使いませんからね。
なもんで、他のエフェクターで音量を上げた状態にセットして、それに切り替える形でギター・ソロを弾いていたのです。
その音が、抜けが悪くて、おいらとVROOOMにとっては、気にくわないわけですよ。
んで、うちのバンドは、他のメンバーの音に対しても、はっきりと文句を言うわけで。
また、論争が起こるわけですなあ(遠い目)
ある日の練習の時、
つぁん「店長のソロの時の音、芯が細いような気がするんですよね~。」
VROOOM「そう、なんか、上がりきっていないというか・・・」
つぁん「ギター・ソロの時って、どういう設定にしているんですか?」
店長「いや、それがね、この設定にして、これで切り替えるようにしているんだけど」
つぁん「え? ブースター使ってないんですか?」
店長「使ってみたんだけど、音が気に入らないんだよね~。」
VROOOM「そうしたら、ブースターの設定を変えてみたら?」
店長「いや、だから、そもそもブースターの音が気に入らないんだなあ」
つぁん「おいらはZOOMのマルチのブースターを使ってますけど、良い感じですよ」
店長「うーん、つぁんのエフェクターなら、もしかするとだけど、この音がねえ」
VROOOM「ブースター使うと、どんな感じになるんですか?」
店長「どんな感じも、そんな感じも、とにかくダメな感じなんだよ」
つぁん「いや、だからそれは、設定を・・・」
店長「うーん、ブースターじゃなくて、あれをこうして、ああするか・・・」
つぁん「だから、とにかく、ブースターをうまく使えば」
店長「ブースターは嫌なんだよなあ、とにかく、別の方法でやるから。」
次の練習の時、
店長「ちょいと設定を変えてみたんだよ。これでどうだい?」
VROOOM「うーん、まだ音が細い気がするんですよねえ」
つぁん「そう、音が抜けてこないんですよ。どう変えたんですか?」
店長「だから、それはこのコンプの設定をね・・・」
つぁん「コンプじゃなくて、ブースターを使えばいいんじゃないんですか?」
店長「ブースターは嫌なの。嫌なものは嫌なの」
VROOOM「いや、だから、それは・・・」
店長「うーん、これが限界かなあ、ブースターを使わずに、これをこうして・・・」
つぁん「だから、あの、うーんと・・・」
ずっと、平行線でした(爆笑)
そんな時においらは、偶然、冒頭の写真にある、
エキゾチック製の「スーパー・クリーン」というエフェクターを購入します。
これは、店長のために買ったわけじゃなくて、自分のために買ったんですけども、
ここまでの話が、店長の愚痴で長くなってしまったので・・・
以下次号じゃ!!
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