さてさて、桜も散り始めて、いよいよ春爛漫ですなあ~。
多摩川沿いの道をジョギングしたら、桜の下に、たくさんの人たちが!!
皆さん、なるべく周りと距離を取りつつ、花見を楽しんでましたな~。
桜の花びらが、ひらひら散る中で、マスクをして散歩する人たち。
レジャーシートを敷いて、ピクニックしてる人たちも、密にならないようにしてたし。
そう、新型コロナとは、うまく付き合っていくしかないですからね。
きちんと感染対策をしつつ、楽しむところは、楽しんでいきましょうや!
さてさて前回は、裏声の天才、ジェフ・バックリィについて語りましたな。
そして今回は、しわがれ声の天才、ルイ・アームストロングについて語りますよ。
おいらの大好きな漫画家の西原理恵子が、なんかの漫画で、
ルイ・アームストロングと、魚屋のオヤジの声は同じ!
みたいなことを書いていて、爆笑した記憶があります。
確かに、魚河岸での魚のセリの時の声とか、まさにルイ・アームストロングですわ(笑)
でも、なんという、深くて味わいのある声なんでしょうなあ~(うっとり)
おいらにとっては、この人の声は、すごーく落ち着く声なんですよ。
ちなみに、おいらが持っている、ルイ・アームストロングのベスト盤。
冒頭の写真の、これですが、
藤子不二雄が描いてます!!
襟元の部分にF.Fとサインがしてあって、その横にAがまるで囲んであるから・・・
「忍者ハットリくん」の作者の方ですね!!
「ドラえもん」の方ではなーい!(鼻息)
いやあ、藤子不二雄がコンビ名だったなんて、子供のころは知らなかったなあ(遠い目)
2人とも天才だもんなあ、すごいよなあ(ため息)
さてさて、それはともかく、しわがれ声ですよ。
おいらはブルースが大好きなので、かなりのCDを持っていますが。
ブルースを歌う人のほとんどが、しわがれ声です(きっぱり)
透き通るようにきれいな声で、ブルースを歌う人は、知らないかも・・・
いや、もちろん、みんなルイ・アームストロングほど、しわがれているわけではないですけどもね(笑)
そう、ジャズとかブルースとかは、ちょっと汚したような声で歌うのが、粋なのです。
クラシックなどは、きれいな声で歌わないと話になりませんけども。
そう、なもんで、ブルースをたくさん歌っているうちに、おいらの声もしわがれてきましたなあ(遠い目)
考えてみると、おいらが聴いている音楽の、9割がた、しわがれ声なんじゃないかなと。
そんなしわがれ声のチャンピオンが、ルイ・アームストロングなのですわ。
もちろん代表曲は「What A Wonderful World」
おいらがソロで音楽活動をしていた時に、レパートリーにしていました。
だから、おいらにとっては、すごく思い出の曲なんですな。
がんばって、しわがれ声をつくって、歌っていたもんです(遠い目)
ただ、おいらが大好きなのは、イントロに、語りが入っているバージョンなんですよ。
上に紹介したベスト盤には、残念ながら収録されてないんですけども。
何かの機会に、ネット上で見つけて以来、おいらにとってはこちらが正規バージョンです(笑)
というわけで、聞いていただきましょうか。
Louis Armstrong - What A Wonderful World (Spoken Intro Version) 1970
この語りが、たまらんっ!!
語りから歌に入っていくところで、感涙・・・
名曲だあ~。
ちなみに、この語りの部分を、おいらなりに訳してみましょうか。
"Some of you young folks been saying to me "
若者が、私に聞いてくるんだよ。
Hey Pops, what you mean 'What a wonderful world'?
「『この素晴らしい世界』とはどういう意味ですか?」
How about all them wars all over the place?
「どこでも、戦争ばっかりじゃないですか?」
You call them wonderful?
「それでも素晴らしいって言えます?」
And how about hunger and pollution?
「環境破壊とか飢餓とかもありますよね?」
That ain't so wonderful either."
「まったく、素晴らしくないと思うんですけど。」
Well how about listening to old Pops for a minute.
少しでいいから、このじいさんの話を聞いてくれ。
Seems to me, it aint the world that's so bad but what we're doin' to it.
この世界は悪くないよ。俺たちがやっていることが悪いんだ。
And all I'm saying is see what a wonderful world It would be if only we'd give it a chance.
おれが言いたいのは、チャンスを与えることさ。そうすれば世界はもっと素晴らしくなる。
Love baby, love. That's the secret, yeah.
愛だよ、愛。それが秘訣さ。
If lots more of us loved each other we'd solve lots more problems.
もっとおたがい愛し合えば、問題は解決して。
And then this world would be gasser.
この世界は最高に素敵になるんだよ。
That's wha' ol' Pops keeps saying."
だから、このじいさんは、言い続けるのさ。
こんなに魅力的な声で、やさしく語られたら、泣ける~!!
というわけで、以下次号じゃ!!