荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

故郷は「世田山の戦い」の地-2

2015年06月17日 | 散文
昨日の続きです。

雨上がりの山道に入って行きます。



案内板があります。

不動明王像があるようです。
楽しみが増えました。

四国の道らしく、所々にお地蔵さんが祀られています。
旅の無事を見守ってくれているのでしょう。

あの先のトンネルのような道へ進みます。

道が険しくなってきましたが、まだ序の口です。
想定内です。

世田山は平地から急に立ち上がっているので、これくらいの坂を登る覚悟はできています。

笠松山への表示がありました。
随分の距離を歩いた気がしますが、まだ半分くらいのようです。

ちょっと、しんどくなってきました。

時々、瀬戸内海が見えます。

こんな時は「ホッ」と一息つく思いです。

あ!谷の向こうに何か見えます。

不動明王像のようです。

平らに切り開いたところに出ました。

右手が、不動明王が鎮座している場所です。

200円で見学できるとの表示がありましたが、人が居ません。
入口には鍵が架かっていて入れません。
それに、工事中のようですし・・・。

頑張って横顔を撮りましたが見えますでしょうか?

不動明王を拝みたいのに入れない。
周りを見回すと、不動明王像の上に道があります。
頭上から見下ろしてしまいました。
勿論、よくお祈りをしました。

そういえば、ここまで誰にも逢っていません。
少し不安になります。

案内板がありました。
奥ノ院のことだと思います。
あと、200mです。
実は、このm表示がくせ者です。

ここまでの案内板と移動距離の比較から薄々感じていましたが、この「m」は地図上の平面での距離であって、実際に歩く距離ではないようです。

こんな山道です。
後200mなら普通すぐそこに見えています。
トレッキングシューズを履いている訳ではありません。
色使いのカッコ良さだけで選んだテニスシューズです(テニスはやりません)。
ここまで雨上がりの坂道を滑りながら登って来たのです。

後悔し始めました。

ほとんど読めない案内板に従って、世田薬師奥ノ院へ向かいます。



案内板によって、「本堂」「薬師如来」「奥ノ院」と表現が違います。

同じ所のことでしょうか?
一人ですので心細さが増してきます。

この石段の上のようです。

雨上がりの狭い石段で、滑りそうになります。

石段の中央に鎮座する岩の向こうにお堂が見えます。

到着です(目的の半分に)。

次回に続きます。
コメント (2)
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