荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「桜井の史跡と伝説」-16/八つに切られた龍

2017年09月20日 | 散文
生家の本棚にこんな冊子がありました。著者は未だに不明です。
この冊子に書かれた現場を訪ねています。


16.八つに切られた龍
世田山の南にある世田山医王院梅檀寺(世田薬師)に建築・彫刻家で有名な左甚五郎の作といわれる龍があります。






昔、この龍が夜ごと寺をぬけだし、孫兵ヱ作にある蛇池(医王池)まで下りて来ては水を飲みました。

〈筆者〉池の向こうの特徴的な山が医王山です。
医王院はその左手の山の麓にあります。

冬はよいとしても、夏になって田に水がいる時に、龍に水を飲み干されるので大変困り、ある時、この龍を八つに切って、「かすがい」でとめてしまいました。




それから、龍が水を飲んで困るという話は聞かなくなりました。


今でも、この龍は八つに切られたまま医王院に残っています。


〈筆者〉
名工左甚五郎の龍って、これでしょうか?
他に見当たりません・・・。
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荒川4丁目の路地の午後

2017年09月20日 | 散文
自転車で走っていたら、感じの好い路地がありました。
向こうに高層マンションが見えて、新旧が共存する、東京下町らしい路地です。

この曲がりくねった道は、元小川で、今は暗きょになった道だと思います。
東京下町によくある道です。



当然入って行きます。
木密度の高い風情が好いです。


すぐ突き当たりになる枝道を覗いて、


更に行きます。


住宅街の中心部に防火用水がありました。
日に照らされた消火バケツが鮮やかです。


何かの作業場です。


道なりに自転車を誘導します。


終点が見えてきました。
少し大きな道路が見えます。


商店街に出ました。
車が走る商店街です。


店舗の少ない小さな商店街です。


あぁ、空が青いです。


高層マンションがハッキリ見えます。
秋の空です。


あと数メートル行ったら、何処にでもある、今風の街になります。

こんな午後です。
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