荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

深川江戸資料館の「手ぬぐい展」が好いです。

2018年01月05日 | 散文
正月の江戸を再現した資料館の普段は開いていない展示室に手ぬぐいが展示されていました。


和色鮮やかな手ぬぐいに惹かれて、「撮影可」の展示品を夢中で撮りました。


この辺りは伝統的な文様と絵柄です。




商品名が入ったのもあります。
宣材でしょうか?


この一角は風呂敷です。






風呂敷を使う事は無いけど、こんなのインテリアに欲しいなあ。


展示は現代的な手ぬぐいに移って行きます。




歌舞伎も浮世絵もあります。


こんなの持って、ふろ屋に行くのって、粋ですな。


一番上の、「チャーチル会」の命名と、その構成メンバーも粋です。
二番目の、首都高の図柄も好いです。

三番目も四番目もあれもこれも、みんなマルです。
この展示会気に入りました。
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江戸の正月風景/2018年

2018年01月05日 | 散文
昨年父を見送ったので喪中です。
正月行事をしない代わりに、バーチャル正月としました。

年末から4日間寝込んでいました。
洗顔歯磨きだけで、着替えもせず、食も3度3度食べないで伏せっていました。
鏡を見ると、そこに白熊五郎が居ました。
若い頃は熊五郎でした。
面積が広く耳脇から首中までビッシリの髭が、真っ白なのです。
サンタクロースにもなれるな・・・。

頭痛が直り、ダラダラの洟が乾いて息が通るようになったと思っていたら、冷風に吹かれて、紙マスクの中で洟がズルズルです。
咳もぶり返します。
それでもペダルを前向きに踏みます。

「深川江戸資料館」で江戸の正月を再現しています。
普段は殆ど居ないのに、非常に客が多いです。
この時期は「深川七福神巡り」のタイミングで、ここ資料館はその道筋でもあります。
外人さんの団体も入っています。ここのボランティアガイドは日本人にも良く分かる英語で説明してくれます。
江戸の街は正月です。
竹飾りがあります。


船宿の正月飾りです。
江戸時代の正月飾りは案外地味です。
幼松など切ったら、死罪でしょうか?


その相模屋脇の天麩羅の屋台から大道芸を見ます。


小唄の師匠於し津さんが住んでいる長屋も正月飾りです。


大道芸がクライマックスです。
「いつもより多く廻しています!」の物故者を思い出します。


獅子舞が「砂町囃し」にのって現れます。


子供に蜜柑を貰います。


獅子舞を後にして、長屋を巡ります。
木場の木引き職人松次郎の部屋です。


大鋸上の神棚にしめ縄です。
江戸っ子の嗜みとして、愉しみとして、正月を迎えたのでしょうね。
しばしの骨休みです。


ここ深川の氏神は、あの富岡八幡宮です。

「あぁ、参拝客は来たのだろうか・・・」などと、現実に帰ったりします。

長屋の路地からお稲荷さんが見えます。


共同井戸にも正月飾りです。


意外に思ったのですが、住人全員の「命の水」を司っているのだから、当然です。
現代よりはるかに、水を大事にしていた事が窺えます。


やがて照明が落ちていって、江戸の正月が暮れて行きます。

コメント (2)
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