荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

呑んべ横丁の今/2020年春

2020年03月25日 | 散文

工事現場の先、呑んべ横町の裏側(例の看板が無い方、京成電車の線路側)です。壁が濃い青緑のトタン波板に張替えられました。ということは、「ここは残る」、と言うことですね。

 

工事現場の立石駅方面です。向こうに駅舎が見えます。鉄道の高架化工事を行っています。写真左の線路を一旦ここに移動させてから、現在の線路の上に高架線路を造るのでしょう。その後ここの線路を撤去して工事が完了するものと推察します。となると、この空地には新しい建物が建ちます。となると前出の呑んべ横町は益々汚く見えるというか、貴重な存在になる訳です。

 

呑んべ横町へ行きます。最初にあるスナックです。時々ママさんらしい人に会いますが、今日は留守のようです。ドアに掛けられた南京錠が物々しいです。

 

歩を進めます。半分になった横丁なので、向こう側の出入り口がすぐそこです。当然、左右の店の営業は日没後からです。

 

ただし、端っこのこの店はいつも昼間から営業しています。今日もカラオケが聞こえます。

 

さて、例の看板です。

 

振り返りながら去っていきます。

やっぱり、この雰囲気、好きです。

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古民家と自販機と、

2020年03月25日 | 散文

路地と呼ぶには広い通りに古民家が在りました。かつては商家だったと思います。その名残の自販機なのでしょう。

 

一人お婆さんが行きます。

 

お婆さんを見送ります。他には人も車も通りません。左右に近代建築の住居が並ぶ街道です。影が長く延びます。音はありません。

お婆さんはゆっくりとスカイツリーに向かって歩いて行きます。

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下町角の総菜屋さん

2020年03月25日 | 散文

墨田区鐘ヶ淵の路地に居ます。

 

交差点の角に総菜屋さんが在りました。商店には珍しく屋号が見当たりません。

 

台の上には仕入れ品を並べて、ショーケースにはこの店で作った惣菜が並んでいます。店番が居ないのでゆっくり眺めました。家庭料理の味がしそうで、価格設定が安いです。つまんでみたくなります。

 

別の方向からも眺めます。

振り向けばこんな路地です。

 

十字路の角です。商売するには良い場所です。

 

昼食後の、夕食までに間がある時間帯です。店番はおろか人通りもありません。

 

狭い路地を入っていきます。

 

すぐに小さな祠が在りました。

 

なおも行きます。左の二つの民家に屋敷神の祠が在ります。

古い町です。

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