荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

梅雨の晴れ間の国民休暇村海岸/2018年

2018年06月23日 | 散文
いつも瀬戸内海は穏やかな海です。
正面に兵市島と小兵市島が浮かんでいます。
左隣りが比企島で、もっと左はしまなみ海道を形成する瀬戸の島々です。
あくまでも波は静かな砂浜です。


のんびりとした釣り風景です。
遠くの島の左端にはしまなみ海道の橋が見えます。


反対側を見ます。
梅雨の晴れ間に四国山脈が綺麗に見えています。
手前に、特徴的な岩があります。
あそこが大崎ヶ鼻です。
今は、今治と西条の市境です。
昔は、越智と周桑の郡境です。


突然思いました。
元々目的もなくやって来たので、何を思ってもいいでしょう。
あの岩のトンネルの向こうに行きたい、そしてあの岩に上りたい。


そして、岩に立っているあの郡境の石碑へ行きたい!
中学生の頃に上記2つの行為をした思い出が甦ります。
どうだろう?
約50年振りに・・・。


まだ潮が岩を洗っています。
靴が濡れます。
時間を待ちましょう。
どうせ暇だから・・・。


海岸に戻ります。
砂浜に黒い帯が長く続いています。


手に取ります。
小さな貝の集合体です。
自然の摂理か異常現象かの判断がつきません。
とにかく潮が引いて、あの岩を潜れる時間を待つことにします。


この話、続きます。



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飲み会の帰り、蛍を手掴みした。

2018年06月23日 | 散文
今治市内での飲み会の帰りです。
まだ9時過ぎなのに人通りがありません。


今治駅前です。
私の生家は、最寄り駅から速足で歩いて20分掛かります。
酔っぱらって真っ暗な田舎道を20数分歩くのは危険です。
帰省時はずっとタクシーを利用していましたが、無職になってからはタクシー代が痛手になりました。


今日、飲み会前にバス停を見てみたら、なんと、21時7分発の最終バスがあるではないですか!


21時前に飲み会を終えてバスを待ちます。


来ました!あれです。


数人の乗客でした。


生家最寄りのバス亭から、山裾の谷間の集落まで10分弱歩きます。
数匹の蛍が飛んでいました。
撮ろうとガラケーを取り出しましたが、当然写りません。
それではと、飛んでいる蛍を手で取りました。


源氏蛍です。


手の上で点滅しています。


今年の初蛍です。

・・・ちょっと嬉しい。
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路傍のお地蔵様

2018年06月22日 | 散文
故郷は古い町です。
この路地にお地蔵様があります。


ブロック塀を開け祀っています。


その向かい側には、庭の一部に祠を建てて祀っています。


もう姿形が不明瞭です。


足元に僅かな痕跡が見えます。


このように大切にされています。
この路地は昔のメインロードだったのかも知れません。
旅人やお遍路さんを見守っていたのかも知れません。

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故郷の道端にある果実

2018年06月22日 | 散文
故郷では道端や庭先に沢山の実が成る木を植えています。
これは美味しそうな「ゆすらうめ」です。
我々は単に「ゆすら」と呼んでいました。
子供のころのように一粒摘むと、口の中でプチっと弾けてやっぱり美味しい、懐かしい。


塀からこぼれる桑の実です。


これだけ沢山の実は初めてです。


東京の新宿7丁目で見たのと同じ種類のようで、実が大きくて葉が小さい様に思います。


良く熟れた、黒い粒を食べました。
新宿7丁目程じゃないけど、やっぱりあまり美味しくない。
黒く熟れた実が少ないので、まだ食べ頃じゃないのかも知れません。


こちらでは「グミ」です。


若い実は渋味があります。
良く熟れたのを摘んでみました。
懐かしくて、美味しい!
このように、この辺りの子供は普通に他所の家の果実を摘んでいました。
おおらかな土地柄です。


この「グミ」を子供のころ「ゴヨブ」と呼んでいました。
お菓子のグミは何の果実だろうと、ずっと疑問でした。
「グミ」が「ゴヨブ」だと判明した時、機会あるごとに皆に聞いてみましたが、「ゴヨブ」の呼び名は今治でもこの界隈のごく一部の地域だけのものと知りました。

どんな謂われがある命名なのか興味が続いています。

よそ様の果実を食べながら、何ら悪びれる事なく、こんな事を考えています。
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潮干狩り(?)のおじさん

2018年06月21日 | 散文
椀舟の港の河口を眺めていました。


椀舟の港の堤防を降りたおじさんが歩いて来ました。


この姿は、どう見ても潮干狩りです。


好みのポイントがあるのでしょうか?
スタスタと歩いて行きます。


椀舟の港を離れて付いて行きます。


おじさんはポイントに来たようです。


座り込んで掘り始めたようです。


私は更に移動しました。
正面に回り込んで収穫状況を見る為に、川をずっと上がって橋を渡り、対岸へ行きます。


あれ!?
私が移動する間に、おじさんは水辺を越えて、私が眺めていた岸辺に移動していました。
またおじさんの背中を見る事になりました。
移動しなければ良かった、というか、やっぱり採れないのですね。

ここで潮干狩りをしている人をあまり見ないもの・・・。
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干潮の椀舟の港/2018年梅雨

2018年06月21日 | 散文
またこの風景を見に来ました。
干潮の港です。


この川口を漆器を積んだ船が商売に出て行きました。


こんな小さな港です。






満潮になったら堤防が水没して、役に立たない港です。




古い堤防を修理して、ずっと使って来ました。


漆器の販売で割賦販売の手法を開発した、桜井商人の夢の跡です。





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漁師町を行く。

2018年06月20日 | 散文
漁港近辺の家は漁業従事者の家です。


振り向けばすぐ漁協の建物です。


私が子供のころは随分賑わった町でした。


煙突がありました。


銭湯の跡です。


ここは漁民が多い銭湯でした。
商売人はもっと内陸の銭湯を利用していました。


人通りがありませんが、内陸へ進むに連れて、豊かだった往事を偲ばせます。








こんな路地が各所にあった街です。




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梅雨入りした桜井漁港/2018年

2018年06月20日 | 散文
海も空もにび色の漁港にやって来ました。


防波堤の向こうに兵市島が浮かんでいます。




陸地の向こうは世田山・笠松山の山塊です。


漁が休みの時間です。






北側には唐子山です。


あの岩は・・・、忘れました。


誰にも出会いません。






彼だけが黙々と手を動かしていました。


時間が止まった漁港です。



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加計学園開学の周辺

2018年06月19日 | 散文
今治駅のホームです。
加計学園の看板があります。


この春今治市に加計学園が開学しました。


先般事務局長が「愛媛県へ嘘の報告をしました、安倍首相は『獣医学部という新しい発想はいいね』なんて言っていません」と釈明しました。
あの渡辺さんは私と同じ小中学校の卒業生だそうです。
老幼なじみの話だと、地元今治の高校を卒業後、岡山理科大学に進学してそのまま大学事務局に就職したそうです。
今治に大学を誘致するに際しては、彼の活躍が大いにあったと推察されます。

それはさておき、その後の様子を見に来ました。


立派に完成、開学しています。








写真を撮る間守衛室はこちらを見ているだけです。


撮られ慣れていますね。


白亜の塔ならず、やったもん勝ちの塔ですね。


今治市及び周辺住民は同校の開校に経済的期待を持っています。




JR高架下の畑に学生向けにアパートを建てています。




こちらも新築です。


こちらも、加計学園が開校しなかったら、JRの騒音で使い道の無い土地です。


その他にも新築の共同住宅がありました。
経済効果の一歩ですかね。


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小岩菖蒲園/2018年

2018年06月19日 | 散文
菖蒲の季節になりました。
小岩菖蒲園へ行きます。
菖蒲園の向こうは千葉県市川です。
和洋女子大の校舎がそびえています。
見えないけど、その間に江戸川が流れています。


振り返ると江戸川の土手です。
つまり、広い河川敷に菖蒲園はあります。


すぐ南側には京成本線です。


東京と千葉を繋ぐ鉄橋を電車が走ります。


菖蒲をアップで撮ります。




ガラケーの写真なので、この程度で。


今が見頃です。



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唐子浜を歩く(自転車を押して)。

2018年06月18日 | 散文
赤レンガ館です。




来島海峡にあった灯台守住居を移設しました。




いつも寂しげです。


砂浜を行きます。


色々な植物が花を咲かせています。




名前を知りません。




植物に疎いです。




砂にめり込んで自転車が重いです。


兵市島が霞む梅雨空です。
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頓田川の河口風景/2018年梅雨

2018年06月18日 | 散文
河口を降りて行きます。


梅雨空の故郷です。


兵市島が霞んでいます。



故郷の山河は有り難きかな。
訪ねれば必ずそこに居ます。




しまなみ海道を構成する島々が霞んでいます。


静かに波が寄せます。


潮が流れます。


手前が唐子山、中央に世田山・笠松山、その先に薄っすらと四国山脈があります。


上流側です。




静かな時間が流れます。


静かな海です。


曇り空の河口です。


再び想います。
故郷は有難きかな。








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入梅の漆器の街

2018年06月17日 | 散文
曇り空の下の漆器の街です。
漆器に関する家は漁業や農業従事者と比べると遥かに少数ですが、その経済力と美意識で、この町の文化に貢献してきました。
今は点在している、今でも残っている、漆器の蔵のある路地です。


この路地を行きます。




黒板の家がある路地です。






漆器の蔵に出ました。
この風情好いです。


この家は数年前から「売り家」の看板が出ていましたが、取り外していました。
人口の減少が止まらない町では、簡単に売れません。


こちらへ行きます。


両側は、現役の漆器の老舗店です。


こちらは小中学校の同級生の実家です。


弟が家業を継いで、現役なのが嬉しいです。


こちら側は「小谷屋」です。


老舗の風格があります。

この風景は残してほしい・・・。

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白山神社あじさい祭り/2018年

2018年06月17日 | 散文
文京区の白山神社のあじさい祭りに行きました。


梅雨寒の天気の下で鮮やかに咲いています。




築山へ上がります。
沢山の人出です。


あじさいを観ながら上がります。












頂上にある祠です。




ガラケーだけどアップで。
















境内に咲いていたあじさい以外の話も。






「あじさい売り」で見た花が珍しかったので。




17日が最終日です。
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雑司が谷旧宣教師館ー2

2018年06月16日 | 散文
旧宣教師館の中庭に居ます。


洋館を眺めます。


宣教師の館らしく、清潔感のある建物です。


奥へ行きます。


白い壁と濃い緑の窓枠と、その向こうに明るい緑の庭が見えます。


ガラス窓が加わった景色が好いです。






庭木の濃い緑葉との風情も好いです。


テーブルに座ります。


裏庭からの風情です。






窓の多い設計です。


・・・名残惜しく移動します。


改めて玄関先の風景です。

この建物の、一番似合う季節だと思います。


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