荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

八幡橋の風景

2020年05月12日 | 散文

富岡八幡宮の裏に橋があります。古式香るベンガラ色の橋です。

 

「渡りきった処に説明板があります」とのことらしいです。

 

渡ります。短い橋は狭い川の証です。

 

橋の下を覗きます。今は暗きょになって、遊歩道になっています。新緑が萌えています。後で行ってみます。

 

渡りきって振り返りました。地面からの背が高いのは、川だった当時には船舶が通っていたのだと思います。

 

なるほど、元はここに在った橋ではないのですね。前言を撤回します。鋳鉄と錬鉄の双方で造られた橋ですか。見た目では分かりませんでした。

この話続いて、橋下の遊歩道へ行きます。

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「梶原の渡船場跡」から

2020年05月12日 | 散文

隅田川は梶原ショッピングロードからすぐ近くです。こんな説明板に遭遇しました。昭和36年まで使われていた「渡し」です。各地には知られていない渡し場が多く廃止になって、その名残も留めていないのでしょうね。ここはこうして記録に残されています。そして、こうして足を停める暇人が、使うことのない知識を仕入れるのです。

 

隅田川を覗き込みます。ここに渡し場があったのですね。対岸はコンクリートで固められて、その形跡もありません。その向こうは団地です。そこには渡し場の広場が在ったのでしょうか?

 

上流を見ます。「みやぎ水再生センター」の施設が在ります。その先は、首都高中央環状線が中空を走ります。当時とはずいぶん景色が変わっていてその面影すらありません。今や看板がなければ誰も気が付かない景色です。

 

振り返って、周辺を廻ってみます。新緑の坂を下ります。

 

すぐに「白山神社」が在りました。

 

緑濃い境内です。

 

お参りします。「長谷川和夫」さんは神社総代でしょうか? ちょっと気になりました。

 

拝殿脇に立派な神輿蔵が在りました。中は暗くて見えませんが、往時は渡船場で賑わって、氏子が沢山居たのだと思います。

 

退出した神社の横に、真っ赤なつつじが目に留まりました。お地蔵さんがあります。

 

その奥に、青い屋根が目を引きます。お寺のようです。

 

行ってみると、真っ赤なつつじと青い屋根がとてもマッチしていて周辺を明るくしています。

 

覗き込みます。おお、好いです!

 

足を踏み入れます。見る景色の全てが明るいです。

 

見上げます。青と白は空と一緒です。

 

涅槃像があります。

 

振り返ります。好いです。

「梶原の渡船場跡」はこんな処です。

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初夏の梶原ショッピングロード

2020年05月11日 | 散文

踏切の向こうに商店街があります。

 

都電が通ります。

 

踏み切りを渡り終えたら警報が鳴りました。振り返ると、遮断機が下りようとしています。

 

都電が横切ります。

 

商店街のアーチを見上げます。薄曇りの空ですが陽射しが強いです。

 

さて、商店街を行きます。

 

すぐの所にあったマンホールです。都電の町です。

 

ふと、目の前を見ると、そこにも「都電」の文字がありました。

 

おお!? 「都電もなか」です。

 

都電と一体になった商店街です。

 

商店街を行きます。コロナ禍のせいではなくて、いつも人通りが少ない街です。

 

 

お地蔵さんがありました。愛宕地蔵尊です。

 

 

 

説明板を読み終わったので更に行きます。う~ん、、突き当たりがあります。

 

突き当たりで振り返ります。

これが初夏の梶原ショッピングロードです。

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新緑の水元公園2020年/水源

2020年05月11日 | 散文

青紅葉の土手へ行きます。

 

風が騒ぎます。

 

ここに人工の清流が在ります。

 

この水が中央広場を潤し、人々に癒しを与えています。

 

新緑の木漏れ日です。

 

清流にも注ぎます。

 

秘密にしておきたい場所です。

 

誰も居ません。

風そよぐ午後です。

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月島高層マンション現る。

2020年05月11日 | 散文

「もんじゃストリート」の月島西仲通りです。アーケードの左にこの街らしくない植栽が見えます。

 

アーケードの下はまだ工事フェンスがありますが、外装工事は終わったようです。

 

コロナ禍で人通りが少ない商店街です。正面に勝ちどきの高層マンション群が見えますが、界隈は木造2階建て住宅の密集した町です。

 

そんな通りに現れた超高層マンションです。

 

反対側から見ます。向こうの月島駅周辺は数十年前に再開発されて高層マンション群になっていました。このマンションが完成したことで下町の風情を残す住宅地域が狭まりました。

 

それでも商店街の脇道に入ると古い民家が残る町に変わりはありません。やがて消滅するであろう風情の路地を歩きます。

 

 

子供が遊んでいました。東京の子供といっても、その服装はあのマンションに住むであろう子供とは違うでしょう、私の生家がある田舎の子供と変わりません。庶民的で近親感が持てます。

 

路地を行きます。

 

料理屋があります。中から声が聞こえてきます。常連さんが昼飲みをしているようです。店は収入が必要です。元気で料理できない独居老人が食事する場も必要です。でも、自己責任だけではでは済まない、みんなに迷惑を掛ける状況でもあります。

 

それぞれの家にそれぞれの事情があって、それぞれの生活があります。

 

こちらにも住民が利用する店があります。

 

 

コロナ対策で休業中です。撮影の後「緊急事態宣言」が延長されました。

今はどうしているのでしょう?

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コロナ禍の下町を都電が走る。

2020年05月10日 | 散文

初夏の下町を都電が走ります。マスクを掛けた運転手が見えます。平素なら立っている乗客がいるのが当たり前ですが、人出はめっきり少なくなりました。この路線は高齢者に人気なので、コロナ禍では乗客が少なくなっています。

 

「おばあちゃんの原宿」と言われる「地蔵通商店街」が在る「庚申塚停車場」です。お客さんは少ないです。

 

都電が到着して、少ない客が乗って、少ない客が降りました。

 

客を残して都電が行きます。

 

ホームの売店です。

 

コロナ禍でも営業しています。ここは地蔵通商店街を利用する老人や観光客のオアシスです。これからの季節に喜ばれる甘味処です。

 

線路脇の路地に季節の花が咲いて、都電がやって来ます。

 

雨の翌日の民間の路地です。踏切を自転車が横断します。

 

都電が横切ります。

 

遮断機が上がり切らないうちに人が横断します。

 

初夏色の都電がやって来ます。

 

春色の都電が行きます。

こんな何でもない日常が好いです。

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新緑の水元公園2020年/ポプラ並木の風

2020年05月10日 | 散文

ポプラの遊歩道です。

 

上空には強い風があります。枝が大きく揺れます。

 

渡る風が見えます。印象派の絵画のようです。

 

木々のざわめきが聞こえます。

 

見上げます。

空は初夏の色です。風が渡ります。

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新緑の水元公園2020年/水辺の遊歩道を行く。

2020年05月10日 | 散文

水辺の遊歩道にやって来ました。水辺が心地好い季節です。

 

緑が濃くなった遊歩道を行きます。

 

木漏れ日の小道です。

 

新緑が萌えます。

 

風が枝をそよがせます。

 

緑の濃淡が美しい道です。

 

緑は好いです。心身の活性が高まります。

 

いつもの桜の木の下に釣り人が居ます。

 

釣りに良い季節です。

 

柳の木があります。

 

新芽が陽に透けます。

 

 

新緑は好いです。

命の胎動を感じます。

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「月島」もんじゃストリートを行ってみた。

2020年05月09日 | 散文

コロナ禍の月島です。

 

観光案内に載っている(おそらく)もんじゃストリートの中心地です。

 

中央の道路は閑散としています。

 

訪問したのは「非常事態宣言延長」前、GW前です。

 

ぱっと見、1/4~5の店が営業していますが、思っていたより客が来ていました。

 

 

もんじゃストリートを行きます。

 

「上野クリニック」のCMに登場する店ですが、閉まっています。

 

シャッターの貼り紙です。

 

ここも休業中です。

 

ここも。

 

 

開いていても、繁盛しているわけではありません。

 

この5/6以前の時点でこの状態です。緊急事態延長後の店の経営が心配です。

今はどうしているんだろう? 痺れを切らせて、たまらず営業し始めた店が増えているんじゃないかと思います。

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新緑の水元公園2020年/たなご釣り場の変化

2020年05月09日 | 散文

たなごが住む水路にやって来ました。今日も釣り人が居ます。暑くもなく寒くもない絶好の遊び日和です。

 

木漏れ日の下のたなご釣りです。今日はこの水路に人が多いです。ここにたなごが産卵する二枚貝が居ると聞いています。今は産卵の時期なのでしょうか?

 

あのトンネルの場所はいつも誰か居ます。絶好のポイントかも知れません。葉桜の下のたなご釣りです。

 

前回、春に訪問した時にはここに沢山の釣り人が集まって居ました。今日は誰も居ません。たなごは産卵場所に移動しているのでしょうね。

前回とは全く違う景色に感心しています。

 

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松尾芭蕉命をまつる花本社

2020年05月09日 | 散文

富岡八幡宮の「横綱碑」にいます。奥に何か案内書きがあります。

 

へええ~!? 今まで気にしませんでした。奥に境内があるようです。これは行ってみましょう。

 

いくつかの拝殿や祠がありました。「合末社」なるものがあって、鳥居が直撃弾を受けて破壊された説明があります。拝殿に向かいます。

 

ここではない様です。隣に朱色の祠があります。あそこでしょうか?

 

橋を渡ります。

 

ここでしょうか?

 

美しい神社ですが、松尾芭蕉にはもっと寂れた神社が相応しいように思います。

 

参道の入り口まで戻って確かめました。「七渡弁天社」です。女性の神様らしいです。

 

説明板にあったとおり、拝殿へ向かう途中に「針塚」がありました。もう一つは何でしょう? 説明板にあった「あわせてお祀りされる粟島神社」に関係するものでしょうか?

 

どうも要領を得ません。先ほどの橋に戻ります。八重桜の下をうろうろしています。すると一人の青年が現れて、先ほどの「合末社」で「二礼二拍手一礼」をして参拝しました。見ていると、すぐ左でも同様にお参りしました。ひょっとすると・・・

 

ありました・・・! ここ!? 柵の向こうには祠すらありません・・・ 呆然絶句です。前出の「七渡弁天社」で、松尾芭蕉にはもっと寂れた神社が相応しいと思いはしましたが、、、 冒頭に見た、大袈裟に書かれた「松尾芭蕉命をまつる花本社」は、これです。

再度確認します。やっぱり、これです。

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横綱力士碑

2020年05月08日 | 散文

富岡八幡宮拝殿脇を通ってやって来ました。

 

新緑の下に、いつもどおり静かに佇んでいます。

 

ここには大相撲の横綱に関する石碑があります。当然、50連勝もする力士は横綱しか居ません。

 

白鵬が平成22年に63連勝を達成しました。双葉山に次ぐ記録です。全盛時代の強さは双葉山の69連勝を更新するのでは、と思わせました。その記録が未だに刻まれていないのです。何故? 引退してから刻むのでしょうか? 日本人じゃないから? それとも、まだ達成する可能性があるから? もう国籍を取得したし、それに、何回でも達成したら刻めば良いではないか、凄いことなんだから、と思っています。あれから10年が過ぎました。どうも仕事が遅いですが、何か理由があるんでしょうね。

 

さて、重厚な石碑に向かって石段を上がります。

 

 

歴代横綱の名前が刻まれています。

 

こちらは横綱になったら直ぐに刻まれます。次は私の期待、朝乃山でしょうか?

 

故中曽根総理は相撲好きでした。どこかの部屋の看板にも揮毫しています。

 

こちら側にも未刻の石碑が用意されています。

 

裏表とも白紙で、永遠に大相撲が続く意味を込めて建立されているのだと思います。

 

台上を下りて眺めます。静かで重厚感があります。

 

地域柄でしょうか、防火用水の「木場」の文字が鮮やかです。

 

改めて、正面から眺めます。

好いです。

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富岡八幡宮拝殿

2020年05月08日 | 散文

大楠木の新芽が赤黄緑色に萌える八幡宮境内です。ここではかつて隔週末に骨董市が行われて楽しませてくれていました。今でもやっているのでしょうか? 一昨年の事件以来初めて訪れます。

 

寂しいとも厳かとも言える佇まいです。

 

やっぱり各所の窓口が閉まっています。

 

新緑に映えます。この朱と緑の配色はとても映えます。天気が良ければなおさらでしょう。大昔、山も田畑も周囲が緑色しかなかった時代に、この朱を持って来た人のセンスは凄いです。雑多な色が溢れている今以上に映えて、信仰心を高めたと思います。

 

お参りはしません。やっぱり一昨年の事件が引っ掛かっていて足が向きません。

この脇を通らないと行けない場所があります。

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新緑の水元公園2020年/水辺に居るよ。

2020年05月08日 | 散文

新緑萌える水辺です。

 

薫風が僅かに水面を揺らせます。

 

中の島へ行きます。

 

木漏れ日の下の東屋です。

 

先客が居ます。

 

水面を見ます。

 

風が渡ります。

 

木漏れ日の下は快適です。

 

新緑の中に、もう一人居ます。

気持ちいい午後です。

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富岡八幡宮大関力士碑の周辺

2020年05月07日 | 散文

大相撲5月場所が中止になりました。思いついてやって来ました。新緑萌える富岡八幡宮です。随分久し振りに鳥居を潜ります。参拝者は疎らです。一昨年の、元宮司の弟が姉の宮司を日本刀で刺殺した後自らも日本刀で自害した事件以降、参拝者が極端に少なくなっています。

 

今日の目的は、大相撲に関する各種碑を見ることです。

 

先ず、大関力士碑が建立されている一角に行きます。左右に円柱が立っています。「巨人力士身長碑」と書かれています。向かって右側が古いです。右手に行きます。

 

「釈迦獄等身碑」です。2m26cm45mmですか!

 

これです。

 

私、平均身長より高いんですが、届きません・・・ 手先だけが黒く自転車焼けして、シワが寄った手が恥ずかしいです・・・

 

左側へも行きます。

 

こちらには数人の巨人力士の身長が刻まれています。成人男子の身長が150cm位しかなかった時代に大男は神の化身でした。相撲は豊年満作を祈る神事でした。民衆は大男を敬い崇め畏怖したのです。それが2mを超えるのです。だからこうして記録に残っているのです。

 

こちらはなお高い! 青鯨太左エ門なんて2m30cmです。

 

釈迦獄の身長碑の裏には巨人力士の手形・足形もあります。これです。合わせようと思いました。足形は靴を脱いで仰向けに寝転ばないと合わせられないので、手形にします。一番大きな上段の真ん中か左のに合わせようとしましたが、左手を合わせると右手が画面に入ってきてスマホのシャッターが押せません。私が左利きのせいもあるかも知れません。

 

仕方が無いので、隣の少し小さいのにしましたが、それでもこの大きさです。こんなので張り手されたら、死ぬな・・・!

 

さて、大関力士碑を見ます。要は横綱になれなかった人ですが、とは言え大関です。昔、外国人力士が「大関はチャンピョン、横綱はグランドチャンピョン」と言っていました。的を得た表現だと印象に残っています。こちらは知らない力士ばかりです。江戸から明治対象時代の大関です。

 

この辺り、昭和末期から平成になると知った力士が登場します。

 

懐かしい面々が並んでいます。勿論、琴照菊や栃ノ心や照ノ富士や高安などの現役元大関はまだ入っていません。まだ横綱になる可能性があるもの・・・ 豪栄道は資格があるけど、この相撲関係の「刻印する仕事」が遅いです。後ほどもその仕事ぶりが出てきます。

 

・・・付け足し(「付け出し」と表現すべきか? 大相撲だけに・・・?)のように小さく「強豪関脇碑」もあります。関脇は沢山居るから選抜するのが大変だと思います。一人だけ白く名前が刻まれています。「力道山」です。彼は大相撲を辞めてプロレスに行った人です。大相撲協会に後ろ足で砂をかけるようにして(言いすぎ?)。そのあと大人気者になったので、協会も人気にあやかって追加したのだと勝手に思っています。そこだけ凹んでいます。これを見る度に削除された力士は誰だろう、と考えてしまいます。

大相撲が観たいばっかりに、こんな散策をしています。

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