写真1 池の上にせり出すコナラの枝に造られたモリアオガエルの卵塊
写真2 棚田の畦にたつコナラ。この枝にモリアオガルが写真1の卵を産みつけた。
写真3 写真2のコナラの枝は池の上にせり出す。水面の卵塊はシュレーケルアオガエルのもの。
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八王子里山クラブは、谷戸の放棄棚田を起こし、古代米の不耕起栽培を始めて3年目。
1年目の2010年、会長の発案で畦のコナラの下に小さい池を造り、モリアオガエルを誘うことにした(写真2・3)。卵を産みつけやすいように、コナラの枝を池の上に誘引(写真3)。
待つこと3年、ついに写真1のような卵塊を見ることができる。
本種は日本固有種。体長は雄4~7cm、雌6~8cm。主に森林に生息し、指先に吸盤があり樹上生活に適している。繁殖期(4月~7月)は池沼に集まり、水面上にせり出した木枝などに泡で包まれた卵塊を造る(写真1)。卵塊で孵化したオタマジャクシは、中で雨を持ち、溶け落ちる泡塊といっしょに下の水面へ落ちる。
学名:Rhacophorus arboreus アオガエル科 英名:Forest Green Tree Frog
引用・参考文献等:*フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』日本語版(最終更新 2011年09月30日09:50);モリアオガエル
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年06月10日 撮影地:東京都八王子市