
写真1 2016年01月04日 本日から農作業を始めたEさん(奥様)、11:38、畑①(ワラノーまで。)のビニールトンネルの両裾を上げて換気中
年末から正月三が日は陽気が良く、ホウレンソウが思いの外伸びているので
隣接畑②(Xさんの畑)のホウレンソウはトンネルを掛けてないので伸びは遅い(参照:写真5の①、②の伸び)

写真2 2016年01月04日 Eさんが裾を上げたビニールトンネルからホウレンソウがはみ出している。商品価値は低い

写真3 2016年01月07日 04日のビニールトンネルのうち最も右側のトンネル1本は解体されている
伸び過ぎて規格外のホウレンソウは残っている。なお、写真1~写真3は同一畑

写真4 2016年01月04日 菜の花は満開、暖冬の証左。ワラノー並ぶ①畑は、Eさん宅のホウレンソウ畑(写真1~写真3とは別)
ここは写真1~写真3の畑と同じ区画

写真5 2015年12月05日 Eさん宅のホウレンソウ畑①、Xさん宅のホウレンソウ畑②
①畑の最も右側に並ぶ2つの畝はトンネルなく(写真1~写真3では最も右側の2本・Eさんが裾を上げているビニールトンネル2本。)、ホウレンソウの伸びは②畑と大差ない

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暖冬はホウレンソウ生産に良し悪し
良いのは、2月、3月に出荷予定のホウレンソウを前倒し出荷できる
この時期の栽培・出荷はリスクと隣りあっていた(弊ブログ2016年01月13日)
悪いのは、伸び過ぎて規格外が多くなり、出荷するより作土に耕し込むこと
たとえば、2015年末から正月三が日は暖かく、Eさん宅のトンネル栽培ホウレンソウは思いの外伸びた
規格外が多く、出荷しても安値、出荷しないのは耕し込むことになる
暖冬が野菜の生産販売に影響を及ぼすのは当地だけではない
たとえば、キャベツの生産地では次のよう(注1)
暖冬で生長が早く、収穫に追われて管理が行き届かず品質が落ちる
1月・2月・3月収穫の前倒しで出荷量が多くなり値崩れが起こる
値崩れで消費者・食味者は喜んでばかりはおれない
キャベツ、ホウレンソウなど秋冬野菜の後作物の播種・作付け期との間隔は広がる可能性大
その結果、後作物は一時品薄となり高値、家計に響く、困りもの
暖冬は生産者にも、消費者にも、食味者にも不都合な事象を起こすこともある
注1 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160107-00000976-fnn-bus_all
タイトル:暖冬傾向で野菜巨大化 生産者にとっては「死活問題」(最終更新:1月7日(木)17時17分)
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:栃木県下野市