
写真1 自走式果樹作業台車(クレーン先端に作業台)で柿もぎの経営主(旦那様)

写真2 里山の段々畑に柿を植栽、いわば段々柿畑
斜面急傾斜農道の上方で経営主(旦那様)が柿もぎ、下方で経営主妻(奥様)がシュモク切り、役割を分担

写真3 シュモク切りは奥様の担当。専用の鋏を使う。太い枝・シュモクは剪定鋏で切る

写真4 シュモク切り後の柿は大、中、小に分ける。大は1個あんぽ柿で販売


写真5(左) 竹の先端を割った伝統的柿もぎ具(自家製)
写真6(右) アルミ製柿もぎ具「のびのび枝切り」(市販)

ブログランキングに登録しています。よろしければ、左の緑色部をクリックしてください
あんぽ柿の里・五十沢(いさざわ・弊ブログ2016年12月04日)
柿畑は阿武隈川左岸堤防の両側だけでない
里山の段々畑にも、谷筋にも柿畑
里山の急傾斜面に刻まれる段々柿畑で柿もぎ・シュモク切りの高齢夫妻(上の写真)
80歳を超える経営主(旦那様)
シュモク切りの経営主妻(奥様)が次のようにご教示
若い人がやっているのは少なくなった、勤めているから
高齢になると脚立での柿もぎは危ない、疲れる
そのため、自走式果樹作業台車(クレーン先端に作業台)を使う
カネ・価格は高いけど、これがあるから柿もぎを、あんぽ柿を続けられる
結婚時、1960年頃は養蚕、桑畑が多かった
じょじょに段々柿畑を増やし、桃が入り、リンゴが入り、桑畑は無くなった
桃畑は段々畑に残っている
シュモク切りを終えた柿は、大、中、小に分け、1週間過ぎて剝く
通院などいろいろ用事があり、柿剝きを直ぐできない
柿むきは機械で行なう
剝いた柿は、カキバセ・干し小屋で1ヵ月ほど干す
出荷は12月15日頃から始まり、当家は12月20日頃から
大に分けた柿は1個ずつ袋に入れて出荷
ちなみに、柿もぎは次の道具や車を使う
脚立、自走式果樹作業台車、剪定鋏、先割れ竹(写真5)、アルミ製長鋏(写真6)など
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2016年11月13日 撮影地:福島県伊達市