患者さんがいつ受診されるかを予測するのは中々難しい。季節的には冬忙しく夏暇なのだが、これはインフルエンザの大流行がなければ10%程度の変動で、大体予測できるのでさほど対応に困らない。月末月初は暇なことが多い、これはほぼ100%間違いない。曜日は火、金がやや暇な傾向があるが、外れることも多い。天候が悪いと受診される方は二三割減るが、雨でも小降りだったり風がなければ、そこそこの患者さんが受診される。快晴の場合、どっと患者さんが押し寄せるかというと、そうでもなく、むしろ並みのことの方が多い。
一昨日、昨日は天気はまずまずだったのだが、ゴールデンウイークから一ヶ月でしかも月末月初だったので非常に暇でいつもの半数くらいの患者数だった。患者さんは面白いもので、混んで待たされるといい顔をしないのだが、空いていて待合室に腰掛ける間もなく、直ぐ診察に呼ばれると一息付きたいのにとぶつぶつ言う人もいる。確かに、自転車などで着いたばかりに診察すると血圧が高目に出て、ちょっと雑談をしたり深呼吸で落ち着かせなければならないことも多い。
今は患者数が半分くらいでも、そんな時もあると、気に掛けなくなっったが、こうなるまでには十年を要した。開業当初数年は、毎日の患者数に一喜一憂していたものだ。