コンフェデ杯は全敗でいかにも残念な結果になった。まあ、しかし冷静に考えれば、実力通りということだ。
ただし、気になったことがある、それはザックに動揺が認められたことだ。眼がきょろきょろし苛々しており、どうも臍下丹田に力が入っていない様子だった。采配にも疑問点がいくつかあり、ここに来て信頼していた監督手腕にちょっと不安が出てきた。
サッカーでは監督のシーズン途中交代は珍しいとことではない。五連敗もすれば首の周りが涼しくなるの通例で、喩え強豪相手でも、ザックは崖っぷちに立っている。
全日本代表は所属ティームが違う選手の寄せ集めなので、一年は新たな編成には短い。否、短か過ぎる。だから、今監督を変えるのは大冒険になる。この一カ月がリミットだろう。
サッカーセミプロ評論家の私としては監督交代ほどの問題があったとは思わない。セルジオ越後の雑音は無視しよう。ただ、監督の手法を含め、問題点がいくつか浮き彫りになったわけで、それをどう修正するかが課題だ。監督には前日本代表に付いては全て任せているわけで、妙なアドバイスはできない。
ザックがどう立ち直りを見せるか、サッカー協会役員に劣らず、固唾をのんで見守っている。私からのアドバイスは、前田、岡崎、香川、本田、遠藤、今野、内田、長谷部、吉田、川嶋でいいということ。長友清武にはちょいと疑問を持っている。あと一人を誰にするか。